2016/01/22 のログ
真乃 真 > 「もちろんしてるともさ!」

家族仲はとても良い。サンキュー母さん父さん!!

「そうかーやっぱりこの世界の人かー。」

学校がある世界の人でもないみたいだ。
知ってた。でも確認したくなかった。

なるほど、ちょっとずつ分かるようになってきた自分の理解力が怖い。
この島にかかった翻訳魔法のおかげかも知れない。いや、そうに違いない!慣れてなどいない!

「つまり、ここに宗教施設を建てたいとそして君は野宿してるわけだ。」

なんてことだろう。
最近の転入生の間では野宿がブームなのかもしれない…。
冬なのに!冬なのにッ!!

「うん、この時期は寮も埋まってたりするからね。
 住むところ無いならウチのアパートの大家さんに聞いてみようか?」

先月も似たような事、言ったなーとか思いながら提案する。

城 北風 > 「うむ、それでこそ人の子であるぞ!
 ゆめ、その感謝を忘れるでない!」

何様かよと言われかねないことを堂々と言い放ち。

「その通りだ真乃真よ… 我はここに神の玉座を置きたいのだ。
 そして我は野宿をしているわけである…
 学生寮に行ったのだが、空きができるまで待てと言われたのだ。
 この学園の施設管理はあまりにも杜撰すぎはしまいか。」

どうやら憤慨しているらしく、やや口調を荒らげたが、アパートの大家さんに聞いてみようか、の言葉にぴくりと眉を動かし

「ほう…?
 それはつまり、我に塒を提供する算段があるということか?」

どこまでも上から目線である…。

真乃 真 > 頷くだけに留めた。
きっと君も人の子だろうとか返したら我は神の子だ!とか返してくる
きっとだ!

「タイミングが良くなかったね。
 この時期は人いっぱい入って来るわりに出ていく人が少ないから。」

学生寮については他の不動産との兼ね合いがあるらしいとか
身寄りのないものや異邦人なんかが優先されるとか聞いたことがある気がする。
玉座とかには触れない。流石にそれはどうしようもない。

「ああ、僕が住んでるアパートはスッカスカだぜ!
 頼めば明日からでも入居できるはずさ!
 でも、君ウチのアパート異邦人街近いけど大丈夫…いや、いけそうだね…。」

この真乃真が住んでいるアパートは家具なしで駅からも遠い!
一番近い駅が異邦人街にあるという悪条件!
しかし!家賃が安い!そして別にボロくは無いのだ!ボロくは無いのだ!

城 北風 > 「そうか。学園というものの運営も大変なのであるな。
 まぁ我に供する部屋を用意できなかったことはけしからんが、苦労は汲んでやろう。
 貴様は随分と新入生の扱いに慣れているようだな。」

相手の言葉を頷きながら聞き、やはりどこから飛び出したんだと言わんばかりの超理論を展開する。
本人的には寮に入りたかったのかもしれない。

「む!? 貴様、輝かしき生命たちの住処の近くに居を構えているのか!?
 その話、詳しく聞かせてもらおう…
 我は別に風呂なしとか駅から遠いとか気にしたりはせぬぞ… 家賃も滞納せずちゃんと払うつもりだ。」

輝かしき生命、というのは異邦人のことである。(勝手にそう呼んでいる)
異世界の住人に異常な憧れを抱いている男子生徒は、アパートの話に猛烈に食いついた!
本当に明日にでも入居して来かねない勢いだ。

真乃 真 > 「この学園は途中で入ってくる人もかなり多いしね。
 そして、僕は困ってる人を見かけたら助けるように心がけてるからね。
 困ってる新入生とか助けたい放題だよ!」

困ってる人は新入生が多いから自然に扱いが上手くなった的な!

「か、輝かしき生命?何それ?風呂はある部屋と無い部屋があるから。
 詳しい話は大家さんとしてくれ!」

当然の疑問である。なんだ輝かしき命って初めて聞いた…。
そう言って紙に大家の番号を書こうとしてから聞く。

「携帯持ってる?」

城 北風 > 「ほお…… 真乃真、貴様の心がけは実に立派だ。
 きっと死後も相応の地位へと生まれ変わることだろう…」

褒め言葉にしてはやや気が早すぎるが…どうやら感嘆しているらしい。
助けてもらったことを、彼なりに感謝しているようだ。

「輝かしき生命とは… ああ、いや、話が長くなるから今回は割愛だ。
 携帯か。 うむ、持っているぞ。」

ごく普通のスマートフォンを出して見せた。

真乃 真 > 「あ、ありがとう…。」

人生で一番反応に困る褒め方だった。
死後とか…今は報われないのだろうか?

「持ってるの!?」

城との会話の中で一番驚いた。
持ってないと思ったもん。いや、持ってるよね普通。
持ってないと思ってもうすでに紙に書いたのに…。

「それじゃあ、これが大家さんの電話番号ね。
 あと、こっちは僕の連絡先だ!何か風紀委員と公安委員に関すること以外で
 困ったことがあったら連絡してくれ。」

それらは真乃真にはどうにもできない。どうしようもない事は知らない!

城 北風 > 「も、持っていては悪いか?」

真乃があまりに驚くので、思わずたじろぐ。
どうも怪しげな儀式やのろしか何かで連絡を取ると思われているような気がしなくもない…
いや、多分そう思っているのだろう…。
しかし気にしないのが城北風という男である。

「うむ。確かに預かった。早速連絡をしてみよう。
 ふむ、我に連絡先を伝えるとはよい心がけだ。品行方正な我が風紀委員やら公安委員やらの厄介になるとは到底思えぬがな!
 ではこれは我の連絡先だ。我が神の庇護のもとに入りたいと思ったならば即座に連絡してくるがよいぞ。」

互いに何やら物騒なことを言いながら連絡先を交換する。
相手が相手をどう思っているかが丸わかりだ!

「…随分長く付き合わせてしまったが…
 貴様もこのような場所で油を売っている暇はないのではないか?」

と思ったら常識人的な発言をする。相手を心配しているようだ。

真乃 真 > 「いや、悪くないけど、こう何か変な魔法的なあれとか、狼煙的なそれとかを使うものかと…。
 うん、そうだよなこの世界の人だもんな…。」

実際にそう思っていた。
より、この世界の人間である実感が湧いた。

「品行方正?品行方正っ?うん、なんでもないよ。
 なるほど登録したよ。」

品行方正という言葉の意味に不安を感じながら携帯を触る。
信者真乃とかで登録されてたらどうしようとか思いながら自分の携帯に登録する。
こちらも普通のスマートフォン普通に普通だ。

「何、これぐらいなんでもないよ!でも、流石にそろそろ晩御飯を作り始めないと!
 それじゃあ僕は帰るけど!その前にこれあげるよ!」

そう言って買い物袋からリンゴによく似た果物を一つ取り出すと城の方に投げた。
半分赤くって半分白い変な果物。

「異邦人街の市場で買ったんだ!おいしかったらおしえてくれな!それじゃあ!!」

自分ではおいしいかどうか分からない、安かったから試しに買ったものである。
それを渡すと走り去っていく地面に付きそうなぐらいの
長いタオルを棚引かせながら。

ご案内:「宗教施設群」から真乃 真さんが去りました。
城 北風 > 相手から投げ渡された果物をキャッチし

「お、おお、これは…
 我に食べ物を下賜するとは、貴様、なかなか筋があるではないか!」

もはや何の筋かは不明だ…
しかし嬉しかったらしく、去りゆく真乃の背中に声をかける。

「家が決まったら、また連絡するからな!」

もしかしたら連絡してこないでほしい、と思っているかもしれないが…

ご案内:「宗教施設群」から城 北風さんが去りました。