2015/06/13 のログ
■ジブリール > 【占いの館だの、黒魔術の何とかだの、暴力沙汰があった場所から少し離れても色々な店があるようだ。女にも声をかける者はいた。
女自身はソレを奇特であると思うも、誘われることはしなかった。背が低いから子供。故に篭絡しやすいとでも考えたのだろうか。
フフリと笑んでお断りしつつ、規則正しく白杖と足音が響く。カツ、カッ、カツッ、カッカッ】
■ジブリール > 【女は数多の声を振り切って、ゆらりゆらりと去っていく】
ご案内:「歓楽街」からジブリールさんが去りました。
ご案内:「歓楽街」にメアさんが現れました。
ご案内:「歓楽街」からメアさんが去りました。
ご案内:「歓楽街」にメアさんが現れました。
■メア > (建物の屋上に突如現れる少女が一人、肩で息をしているのが傍から見ても分かる)
はぁ…はぁ……もう、少し…(空中での連続テレポートによる
疑似飛行、テレポートの連続使用は本人が思っていたよりもハード
なもので肌を玉のような汗が伝う)
■メア > (路地裏の入り口で気が付き、どうせならとこの方法で色々な
場所を移動してみようかと始めたが考えが甘かった。
転移先に誤りはないが体力の消耗が激しくこれで何度目だろうか、
屋上に座り込みいつもとは違う視点で歓楽街を見る)
……綺麗…(店の看板や電飾、街灯などが様々な光となって
眼下に広がる。物騒な街でも見方1つでここまで綺麗なものに
なるのか等と感心しながら休憩している)
■メア > (ぼぅ、と光の波を眺めながら呼吸が整い体力が戻るのを待つ。
退屈だが少女にとってはこれ以上ないほど幸せな時間が
ゆっくりと流れる…)
■メア > そろそろ、行か…ないと……(ハッ、と覚醒する。
もう少しでこのまま眠ってしまう所だった。そう思い立ち上がり)
ん…だいじょぶ……(思ったよりも体力は回復した、
後はこのまま女子寮まで戻れるだろう……タン、と屋上から跳び、
消えては表れの妙な移動方で女子寮へ向かっていった)
ご案内:「歓楽街」からメアさんが去りました。
ご案内:「歓楽街」に瀬部キュウさんが現れました。
■瀬部キュウ > 「……うーん」
キュウはゲームセンターのメダルゲームの前で唸っていた。
(このメダルも僕の力で動かせるのだろうか……)
数日前、栞に教えてもらった音楽ゲーム。
その練習のためにキュウはたまにゲームセンターに来るようになっていたが、やはり一朝一夕で上手くはなれないもの。
そこでその休憩に空席のメダルゲームの前に座っているというわけだ。
そしてキュウの異能は五行に関するものを動かす力。
メダルがもし五行のうち「金」に該当されるものだとしたら…
■瀬部キュウ > (……)
チラチラと周囲を見渡し。
(……いや、やめておこう…こんな島にあるゲーセンだもの)
異能を使った不正・イカサマなど容易に想定されるものであるし、異能探知機か何かがあったりして、異能を機器に干渉させた瞬間何らかの警報か信号が行って目をつけられたりする可能性が高い。
「だから、ゲームを直接いじるのはやめておいて……えーっとメダルはどこで買えるのかな…」
自分のメダルを使って、ゲームと関係ないところで軽く試そう、という結論に至った。
メダルが持ち出せればもっと楽なんだろうけど、さすがに持ち出しは犯罪である。
■瀬部キュウ > 「……よし、えーっとなるべくこっそりこっそり…」
メダルを100枚購入し(…100枚で1000円するんだ、などと思ったが)、適当なゲームを見繕っているふりをして、一番上のメダルをすこーしだけ動かそうとしてみる。
■瀬部キュウ > 「……」
(…む、さすがに少し頑固…えいっ)
「……カチャ、チャラッ」
(よし、動いた動いた。もうオッケー。危ない橋はなるべく短く渡りきりたいよね)
やはり『貴金属』でないぶん、純粋な五行の『金』と比べて動かしにくいようだが、少なくとも動かせないということはないことがわかった。
(ゲーセンで危なくなっても無抵抗でやられることはない…かな?)
■瀬部キュウ > 「……。このメダルは……出るときに預ければいいや」
護身に役立つとわかると途端に手放したくなくなるものである。
キュウはメダルの入ったカップを持ったまま、再び音楽ゲームコーナーに向かった。
ご案内:「歓楽街」から瀬部キュウさんが去りました。
ご案内:「歓楽街」にソラさんが現れました。
■ソラ > 歓楽街の大通り。
……から少し外れた通りに少女が一人。
にぎやかな歓楽街も路地ひとつ通り抜ければ案外静かなものだ。
少女はそこで、ふらふらと歩いている。
道に、迷った。
■ソラ > 冷や汗が浮かぶ。足が重い。
もしかしたら、自分も風邪を引いたのだろうかと
暢気なことを考えながら歩く。
早く帰らなければ。
そう思いながらも足が動かない。
すこしだけ、休もう。
あたりを見回して、ゴミ箱を見つけるとその上に座り込んだ。
■ソラ > 一瞬、眠り込みそうになってぶんぶんと頭を振る。
気合を入れて立ち上がると足がもつれた。
汗が頬を伝って流れ落ちる。
喉がからからに渇いている。
風邪を引くって、こんな気持ちなのかな。
相方のことを思い出しながら一歩踏み出し
その足から力が抜けた。
アスファルトで舗装された路面に頬がぶつかるのを感じた。
不思議と痛みは感じられない。
体が、動かない。
■ソラ > 暑い。暑い。
視界がかすむ。
こういうとき、どうすればいいんだっけ。
手を伸ばし、はいずるように進む。
その動きもだんだん遅くなっていく。
■ソラ > 「……ぁ……」
声を絞り出す。言葉をつむぐ力が残っていない。
意識が遠のく。
少女は気を失った。
ご案内:「歓楽街」に烏丸 九郎さんが現れました。
■烏丸 九郎 > (少年は大通りから少し外れた通りを歩いていた。
あてもなく、無軌道に。
適当に遊んだ帰り。日常の光景、普通の光景。
だが、その中に普通じゃない…人々がたまに足を止めてみているものがあることに気づく。)
■ソラ > 見覚えのある少女が道のど真ん中で倒れている。
普段の奇行を知っていれば、それは眠っているようにも見えるだろうか。
■烏丸 九郎 > (少年も、ふとそこに足を運び、視線をやる。
それは金髪の少女で、道路に倒れ伏していた。
少年道行く人々をかき分け、少女に慌てて駆け寄り
抱き起こそうと手を伸ばす。)
おい、ソラか!?なにしてんだ、こんなとこで!
(普段の奇行を知ってるからか、少し咎めるような
だが、その響きには多分に心配も含まれていた。)
■ソラ > 体に触れれば、明らかに尋常ではない体温を感じるだろうか。
首筋や額にはひどく汗が浮かんでおり、頬は赤い。
わずかに手足が震えているのも分かるだろう。
■烏丸 九郎 > …熱…か?おい、大丈夫かよ…もう片方の子はどうしたんだ?
くっそ……とにかく、どうすりゃいいんだ…?
(子供の扱い…しかもこういう時の扱いなど、慣れているわけもなく
とりあえず抱き上げて声をかけてみて、様子をうかがう。
道の真中ではさすがにまずかろう。ひとまず、近くのベンチへと移動して、仰向けに寝かせようとしてみる。)
■ソラ > 「……ぅ……?」
ベンチに寝かされて薄く目を開く。
烏丸さんの顔を見つめようとするが、目の焦点が合わない。
■烏丸 九郎 > お、おい…気づいたのか?
大丈夫かよ…しっかりしろ…
(薄く目を開ければ、心配そうに見つめる少年が、見えるだろうか。
少女に声をかけつつ、スマホをいじって、保健委員会へと連絡しようとしているようで。)
■ソラ > ぼんやりとした目で烏丸さんを見つめ、無理やり笑顔を作ろうとする。
普段手ぶらな少女の方に汚れたカバンがかけられている。
■烏丸 九郎 > ん…ちょっとワリィな。
中、みさせてもらうぜ。
(カバンを見つければその手に取ろうとし
少女にことわってから、そのカバン野中を改めようとするだろう。
連絡先・常備薬なんでもいいから、情報を手に入れるために。)
■ソラ > カバンの中身にはぎっしりと植物やキノコが詰まっている。
それに埋まるようにして汚れた水筒も。
知識があるならもしかしたら分かるかもしれない。
カバンに詰め込まれたものはほとんどが薬効のある野草。
その中にわずかに毒草が混じっている。
■烏丸 九郎 > ……お前、まさか、変なもん食ったんじゃねぇだろうな…
とりあえず、もう片方はどこだ?連絡、取れないのか?
(残念ながら野草の知識はなかったものの
この持ち物から、思い至ったのは『何か毒性のあるものを食べた』ということである。
解毒などは自分にはできない。とりあえず、他に何かないか、鞄の中を漁る。)
■ソラ > カバンの中にそれ以外に手がかりになりそうなものはない。
「……るな、が……かぜ……」
もう片方 と言われて、かすれた声でつぶやく。
震える手で方向を示そうとするも、よく分からない。
■烏丸 九郎 > 違うのか…?もしかして…
おまえら、二人して病気なのか?
んー…とりあえず…もう片方、どこにいる?
とりあえず二人とも病院だ。
辛いかもしれねぇが、頼む。
とりあえず…そうだな………ちょっと待ってろ。
(そう伝えると、近くの自販機で水を購入し
少しずつ少女に与えようとするだろうか。
少年は慌てているのかとりあえずを連呼している。)
■ソラ > 水を与えられると、首だけ動かしてそっと飲む。
少し飲みかけの水が口の端からこぼれる。
大きく息を吐くと、さっきよりは落ち着いている様子。
落第街の方角を指差した。
■烏丸 九郎 > あっちか、よし…もうしばらくツライだろうが、勘弁しろよ?
道案内、頼んだぜ。
(そう声をかけると、少女を抱き上げ歩き出す。
落第街の方へと。)
ご案内:「歓楽街」からソラさんが去りました。
ご案内:「歓楽街」から烏丸 九郎さんが去りました。
ご案内:「歓楽街」にソラさんが現れました。
ご案内:「歓楽街」からソラさんが去りました。