2015/07/16 のログ
■雨宮 雫 > 「テレビよりも酷い事、一杯あるからねえ、けひひ。」
割り箸を折ったのを見て お という懐かしいものを見た という風に緑の目を細めた。
「ん、そうだね。
平岡が一人でビルでもぶっ壊せるぜーヒャッハーってくらい何か持ってるなら別に止めないけども?
真面目な子が正義感であんなトコロに勇んで入り込んでも、最終的には大怪我するかな、かな。
一人で突っ込んでくる子なんて、誘い囲んで後はお好みの食べ方って感じになると思うだね、だね。」
ずずずーっとスープを啜りながら、声を荒げるでも強い口調になるでもなく、世間話の延長上で普通に言葉を続ける。
「可愛い女の子がくらーいトコロでとっ捕まると、後は悲惨だよー?かな、かな。」
■平岡ユキヱ > 「…なるほど、それは良いことを聞いたわ。さすがにビルを壊すのは時間がかかる」
できない。と言わないあたり年相応の未熟さと負けん気が出たか。
言ってて自分でちょっぴり後悔する。頭を掻いて立ち上がった。
『ちょっとお会計!』と店員から言われると、ピッと財布を取り出して支払いを完了させる。
立て掛けていた竹刀袋を手に持ち直し、武芸者のようにすらりと佇んで振り返り。
「でも、誰かがやらなきゃ、そういう自称極悪のアホどもが好き勝手のさばるってわけね?
戦う理由は十分よ」
んじゃまた。と手をひらひらと動かして、夜の雑踏に消える。
なお、若者同士の喧嘩は互いにスタミナが尽きて自然解消されたとか…。
ご案内:「歓楽街・大通り沿いの中華料理屋」から平岡ユキヱさんが去りました。
■雨宮 雫 > 「ぁ。壊せるんだ、そりゃー凄いかな、かな。」
強がりなのか真実なのか分からないが。
実際にできるのなら、まぁ、一人でも大概は何とかなるんだろう。
立ち上がった姿を見上げるように頭を傾けて。
「……まぁ、ボクが止めても意味ないだろうしね?
怪我したらアレだね、治してあげるから、駄目だと思ったら帰ってくるのだよ、ちゃんとね?」
割り箸を持ったままの手を振り返して、後ろ姿を見送るのである。
完全に、姿が見えなくなるまで。
■雨宮 雫 > 「――――正義感の強い、風紀委員。
大変、いいコトなのだね、だね。
戦うのに自信ありってことは、さぞ、いい異能か何か持ってるんだろうかな、かな?」
雑踏に消えた姿を見送って、改めて自分のラーメンに意識を戻す。
ずずー、ずる と綺麗に中身をいただいていく。
「アレはそのうち、落第街の奥まで行っちゃうんだろうね。
ソレはソレは、きっと面白いコトになるんじゃないかな、かな。」
■雨宮 雫 > 「ぉっと、喧嘩終わったのならボクの商売しようかな?
怪我人居るなら、お薬ありますよーってね、けひひ。」
割り箸をドンブリの上に置くと、手を合わせて ご馳走様でした。
勘定をテーブルに置いて、喧嘩のあった方へと歩き出す。
「だーれか怪我してる人、居ないかな、かな?
喧嘩の後に、保健課が入用な人居ないかな、かな~?
今なら無料で手当てするサービス実施中なのだね、だね。」
まだちょっとザワついている人混みの方へと歩いていく。
ご案内:「歓楽街・大通り沿いの中華料理屋」から雨宮 雫さんが去りました。