2015/07/16 のログ
雨宮 雫 > 「テレビよりも酷い事、一杯あるからねえ、けひひ。」

割り箸を折ったのを見て お という懐かしいものを見た という風に緑の目を細めた。

「ん、そうだね。
 平岡が一人でビルでもぶっ壊せるぜーヒャッハーってくらい何か持ってるなら別に止めないけども?

 真面目な子が正義感であんなトコロに勇んで入り込んでも、最終的には大怪我するかな、かな。
 一人で突っ込んでくる子なんて、誘い囲んで後はお好みの食べ方って感じになると思うだね、だね。」

ずずずーっとスープを啜りながら、声を荒げるでも強い口調になるでもなく、世間話の延長上で普通に言葉を続ける。

「可愛い女の子がくらーいトコロでとっ捕まると、後は悲惨だよー?かな、かな。」

平岡ユキヱ > 「…なるほど、それは良いことを聞いたわ。さすがにビルを壊すのは時間がかかる」

できない。と言わないあたり年相応の未熟さと負けん気が出たか。
言ってて自分でちょっぴり後悔する。頭を掻いて立ち上がった。
『ちょっとお会計!』と店員から言われると、ピッと財布を取り出して支払いを完了させる。
立て掛けていた竹刀袋を手に持ち直し、武芸者のようにすらりと佇んで振り返り。

「でも、誰かがやらなきゃ、そういう自称極悪のアホどもが好き勝手のさばるってわけね?
 戦う理由は十分よ」
んじゃまた。と手をひらひらと動かして、夜の雑踏に消える。
なお、若者同士の喧嘩は互いにスタミナが尽きて自然解消されたとか…。

ご案内:「歓楽街・大通り沿いの中華料理屋」から平岡ユキヱさんが去りました。
雨宮 雫 > 「ぁ。壊せるんだ、そりゃー凄いかな、かな。」

強がりなのか真実なのか分からないが。
実際にできるのなら、まぁ、一人でも大概は何とかなるんだろう。

立ち上がった姿を見上げるように頭を傾けて。

「……まぁ、ボクが止めても意味ないだろうしね?
 怪我したらアレだね、治してあげるから、駄目だと思ったら帰ってくるのだよ、ちゃんとね?」

割り箸を持ったままの手を振り返して、後ろ姿を見送るのである。
完全に、姿が見えなくなるまで。

雨宮 雫 > 「――――正義感の強い、風紀委員。
 大変、いいコトなのだね、だね。

 戦うのに自信ありってことは、さぞ、いい異能か何か持ってるんだろうかな、かな?」

雑踏に消えた姿を見送って、改めて自分のラーメンに意識を戻す。

ずずー、ずる と綺麗に中身をいただいていく。

「アレはそのうち、落第街の奥まで行っちゃうんだろうね。
 ソレはソレは、きっと面白いコトになるんじゃないかな、かな。」

雨宮 雫 > 「ぉっと、喧嘩終わったのならボクの商売しようかな?
 怪我人居るなら、お薬ありますよーってね、けひひ。」

割り箸をドンブリの上に置くと、手を合わせて ご馳走様でした。

勘定をテーブルに置いて、喧嘩のあった方へと歩き出す。

「だーれか怪我してる人、居ないかな、かな?
 喧嘩の後に、保健課が入用な人居ないかな、かな~?

 今なら無料で手当てするサービス実施中なのだね、だね。」

まだちょっとザワついている人混みの方へと歩いていく。

ご案内:「歓楽街・大通り沿いの中華料理屋」から雨宮 雫さんが去りました。