2015/08/18 のログ
ご案内:「歓楽街大通り」に佐伯貴子さんが現れました。
佐伯貴子 > (怪我も無事治り今日の放課後も見まわりである)
(初回の授業を逃してしまったのが多かったのは痛い)
(授業内容をノートに書く生徒は探さずともいるが、ガイダンス内容をノートしている生徒はほとんどいない)
(しかたのないことではあるが)
ん…
(喧騒の中に罵声が聞こえてきた)
(今日もお仕事だ)

佐伯貴子 > 風紀委員だ、どうした。
(人垣をかき分けて入って行くと、数人の学生がいたが)
「風紀委員だ!」「やべ、逃げろ!」
(一目散に逃げていった)
…?
なんだ?
(昨日とはだいぶ違う反応にしばし考える)
(風紀委員の誰かが何かしたのだろう)

(平岡ユキヱ及びミウの活躍が噂で広まったことを知らない)

佐伯貴子 > (なんにしろ、仕事が減るのはよいことだ)
(しばらくはこの街は安泰だろう)
(見回りだけで十分そうだ)
(散歩がてら、ぶらぶら歩く)
(戦闘能力のないものはあるものに助けられる)
(間接的にとはいえ、ありがたいことである)

ご案内:「歓楽街大通り」に美東暦さんが現れました。
美東暦 > [1d100→99=99]
美東暦 > 「なーなー、風紀のランクアッパーちゃん」
数人の学生が散っていった直後、佐伯へ横合いから声。
通りの脇にあるオープンカフェ(というほどおしゃれなものでもなかったが)の椅子に座り、黒いマキシスカートからビーチサンダルを履いた足を放り出している、多分女生徒。

見覚えはないはずだが、軽い笑いを浮かべたままかなり馴れ馴れしい態度のまま続けて
「今ってさー、それ委員会活動中ー?」

佐伯貴子 > なんだ。
(知られているのは珍しくない)
(それで誘拐までされてしまったこともあるくらいだ)
(そちらを向くと中性的な感じの生徒がいる)
(両性も珍しくないが、扱いは特に変わらない)
一応活動中だが特にやることはないな。
暇つぶしのお茶に誘ってくれるなら、君の学年と名前を教えてもらえるとありがたいのだが。
(ちなみに学年が上だとわかると急に敬語になる)

美東暦 > 学園と名前を聞かれると、笑いが大きくなる。
「へぇー、風紀ってみんな真面目だよな~~~」
そう言ったのは先日同じ風紀委員であるレイチェル・ラムレイが同じように委員としての立場から名前を聞いてきたためだったが、一人で面白がるだけだ。

「お茶、お茶いいねー。 いやお茶っていうかさー、風紀委員さんにちょっと聞いてみたい事があったんだけどさー。
あ、自己紹介? えーっとなー、四年の、ミアズマでー、IDがよんひゃくさんじゅうごーのーじゅーのーごひゃー…、いや、要らないよね」
学習の成果で、途中で止めた。

佐伯貴子 > 一応、人目がある前では真面目にしないとな。
(特に自分は真面目な方である)
(最近は砕けているが)
なんだ、機密というか一般生徒には言えない情報も結構あるんだが…
4年生でしたか、失礼しました。
美東さんですね。
学生証を見せて頂ければ一発なのですが、まあいいですね。
それで、聞きたいこととは?
(IDについては省略)
(職質も、向こうから話しかけてきたということで今回はなしだ)

美東暦 > 言うだけいって脇のテーブルに乗せていたピーチソーダをストローで吸い上げ
「んぶふっ…、んっ、ごふっ、けほっ、ごほっ…、は、はは…
なんだよ急に変えるなよ笑っちまうだろ」

スイッチが切り替わるように敬語にされて、むせて背中を丸める。
後ろでまとめてアップにした髪を揺らして首を振るとコップの代わりにテーブルから財布をとって学生証をひらひらさせた。
「ま、ま、いいよ。 いいけどさぁ~~。
で、うーん、そうだな~…まぁそんなに大げさな話じゃないんだけど、風紀委員ってやっぱりこの島にいる部活とか…店とか…怪しいグループとか、そういうのって詳しいよな?」

首をかしげながら掌で前の席を指した。
最後に「最近だと劇団がどうとかだっけ?」と付け足して。

佐伯貴子 > これは自分で決めたルールのようなものです。
お気になさらず。
(表情は変えず敬語になるさまはそれは面白いのかもしれない)
学生証ありがとうございます。
(受け取らず、よくチェックもせずに言う)
(経験上この手の学生が二級であることはない)
そうですね…
私は下っ端も下っ端なので、直接知ることはあまりないのですが。
(席を示されれば「失礼」と言いながら座る)
劇団フェニーチェですね。
団長を失って実質解散していたのが、最近になって復活。
公安と風紀によって戦闘能力のある団員含めほぼ壊滅したようです。
(終わった事件を一般生徒に報告し安心させるのも仕事の一つだ)

美東暦 > 「へえーー、あ、お疲れ様~~~~~~~さすがだな~~」
別にフェニーチェのことを聞こうとしていたわけではないけれど、丁寧に教えられて唇を尖らせながらぺこり。
とはいえ、ぴしっとした態度を通す佐伯に対してぐにゃぐにゃした態度のまま。
それでも佐伯の真面目さを好く思っているらしく感心したような笑顔を浮かべる。

「んー、じゃあ…なんだったかな? あーえっと、あー、そうそう」
携帯端末の液晶をぐりぐりと弄り、聞きたいと言った本題を。
「えーぐーりーごーりー…ってなんか部活かな? 知らない?」

佐伯貴子 > いえ、この程度の情報ならば、一般生徒でも知っているものはいるかと。
(公安風紀に近い事件だから情報も持っていた)
(それだけである)
エグリゴリ…?
(首を傾げる)
(携帯デバイスを取り出しひととおり調べるが)
残念ながらお力になれないようです。
まだ表立って犯罪を犯していない違反部活や組織は、公安委員のほうが詳しいかもしれません。
申し訳ありません。
(軽く頭を下げる)
(まさか国際指名手配まで把握しているわけではない)

美東暦 > 「えー、公安の人がなんか知ってたって絶対教えてくれないでしょ。
それこそ機密とかいうやつじゃん?」
頭を下げられて「いやいやー」と苦笑気味になった。
別にわからないならわからないで仕方ないし、いくら話を聞いたことがある風紀委員だからってそう都合よく知っていると思っていたわけではなかったから。

ぱたぱたと手を振る。
「ちょっとそんな名前のグループの人に絡まれたんだよね~~、何もなかったけどね。
なら元々聞きたいと思ってたことは終わりだけどさー、忙しい感じ? なんか飲んだりしない?」

佐伯貴子 > そこは交流を深め信頼を得るなど、方法はあるかと。
(かと言って公安が情報を漏らすとは思えないが)
それは…危険かもしれませんね。
何事も無くてよかったですが…危なそうな組織だったのなら上に報告を入れておきますが?
(心配そうに言う)
私もなにか飲みたいところですが、何分活動中なもので。
あと少しでしたらお付き合いできますよ。

美東暦 > 「ん~~~~、ま、ほんとちょっとそーいう人に会っただけだから」
実際には名指しだったし、名指ししてきた相手は落第街手前で暴れていたけれど。
そこまで伝えて余計な話にもしたくなかったので振っていた手を下ろしてコップをとる。

「暇じゃないんだったらさ~~、付き合ってくれなくていいんだけどさ~~~。
佐伯ちゃんの力って異能がばーんっとパワーアップするってほんと?」
名乗られていないが、名前や噂ぐらいは聞いているというのをお互い既に了解しているから気にせず呼んだ。

佐伯貴子 > なら、事が起きるまで何も出来ないのが風紀委員です。
(複雑そうな表情で言う)
時間が来たら失礼させていただきますのでご容赦下さい。
そうですね…ある程度までは上げられますが。
それ以上となると命や精神に危険が及びますね。
(学園側に提出している情報だしその程度はいいだろう)
美東先輩も強くなりたい方ですか?
(なんとなく聞いてみる)

美東暦 > 「え、いや別に」
感慨もなく淡々とそう答える。
右腕で机に頬杖。

「強い奴に会いに行くーみたいな感じでずっと剣振ってるよーなのとか、知ってたけどさー。
オレはそういうの良くわからねぇーな。
やっぱり佐伯ちゃんとこに、オレを強くしてくれ! みたいなの来るの?」

佐伯貴子 > それなら良かったです。
(安心したように息を吐く)
私にもよくわかりませんね…
昔はたまにいましたし、今でも極稀に来ますけど…
信頼の置ける人物しか強くしたいとは思いませんね。
私はこれしか能がない人間ですから。
(苦笑しつつ立ち上がり)
ではそろそろ失礼します。
何かあったら風紀委員にご一報下さい。
(ペコリと頭を下げる)

美東暦 > 「言っちゃなんだけどそんな異能持ちで風紀委員って結構アブナイよな~~」
なるほどなるほどと頷き。
力故に他人に求められることに慣れた態度に苦笑した。

佐伯が席を立てば、見上げるようにして
「ほいほい、ま、お勤め頑張れ~~~っ」
ぶんぶんと手を振る。

佐伯貴子 > よく言われます。
(困ったように笑いながら)
ありがとうございます。
ではまた。
(踵を返すと見回りに戻っていく)

ご案内:「歓楽街大通り」から佐伯貴子さんが去りました。
美東暦 > 佐伯が去ってすぐ、イカスミパスタが運ばれてきて「あ、どうもー」と受け取った。
フォークを立ててぐるぐると回す。
「にしても自分のやること決めてます、って感じだったな~~~~~」

ひとりごちながらパスタを口に運ぶ。
エグリゴリとかいう組織のことは実際本題だったけれど、相手に聞きたいと思ったのはその後だ。
咀嚼しながら、うんうんと頷く。

美東暦 > 自分はいいと言ったものの、だからといって力を強くしてほしがるのを軽蔑したりというようなことはない。
そうして手に入る力だって、力のはずだ。
みんな足りないものを補って生きているわけだし。
もちろん、佐伯がああやって力を使う相手を選ぶのは当たり前だと思う。

「ま、オレは選べもしないけども」
呟き、ついてきたペーパーで口元を拭く。
白に黒がついた。
ジュースを流し込んで唇を舐める。

美東暦 > 「あ、そういや手伝いとかになったアーヴィングどうやってんのかぐらい聞いてもよかったなー」
ちょっとした縁だが、風紀委員会に関わる知った名を思い出し。
「まぁいいか」と、立ち上がる。

力を強くして欲しい。
そう答えていたらどうだっただろうと、会計に向かいながら考える。
恐らく単純に警戒されたのだろうけれど、そもそも何をどう強くなりたいのか全然浮かばない。
別に強くなりたくないというより、何がどうなることが強くなることなのかわからないのだ。

美東暦 > 実際のところ佐伯の能力を細かく知っているわけではないので、強化というのがどうやるのかはわからない。
が、強くなりたいと思う方の人間は、どう強くなりたいのかヴィジョンが見えていなければ思いもできないだろう。
ヴィジョンがない。
確か年下の相手よりも、多分見えずにぼんやりと四年目を迎え。

灰色のままだ。

美東暦 > 「うーん、いややりたことがないわけでもないんだけど、なあー…」
会計を済ませて出た道端で唸った。
頭をふらふら左右に振りながら停めた二輪車へと向かう。

ご案内:「歓楽街大通り」から美東暦さんが去りました。