2016/07/05 のログ
ご案内:「歓楽街」に巓奉さんが現れました。
巓奉 > 煌々と輝くネオンの光に包まれる通りを何をするでも無くブラブラする一人の少女。
時々、男に話しかけられまんざらでもない表情を見せつつもひらりと身をかわし我が道を往く姿はまるで人をからかう猫の様。

暇潰しと称して歓楽街をブラつき何か面白いことは無いかとアンテナを張っていた。

巓奉 > 「商店街とは違う賑やかさがあって、ここはここで面白そうだ。」

誰に言うでもなく呟き、辺りの様子を伺う。
酔っ払いは勿論の事、客引きであろう男女が何人か、それとこれから一杯引っ掛ける店を探す人達。
彼らの声が重なり合ってこの街の味付けに貢献している。

今のところ別段興味を引くものが無いが決して退屈ではない。
本音を言えば甘味を出す店があれば文句無いのだが。

巓奉 > 「いやはや、それにしても甘味処が見当たらないな。」

乾いた大地にひっそりと佇むオアシスのようにこのような場所だからこそ、甘味処があっても良いのではないかと心の中で自論を熱く語りつつ歩く。
野良猫のみたく自由気ままに。

時に人の流れに逆らい、時に従い、はたまた横切ったり。
そして、ナンパされたり。

巓奉 > 「ううむ、こんな場所でも一軒や二軒あっても良いのに。」

人を見るのにも飽き寝床に戻って惰眠を貪りたい願望に襲われる。
ああ、もう寝てしまおうダラダラと寝てしまおう。猫の様に丸くなって。

踵を返し帰路に着く巓奉。今日は不漁であった。

ご案内:「歓楽街」から巓奉さんが去りました。