2016/07/14 のログ
ご案内:「歓楽街」にセシルさんが現れました。
■セシル > 夕暮れ時。歓楽街の通りを警邏で歩くセシル。
試験が終わったのをいいことに、セシルは警邏のシフトを更に増やしていた。
目的は無論、冷却魔術のマジックアイテムを購入する費用を稼ぐためだ。
(…しかし、それまでの辛抱とはいえ、暑いのはかなわんな…
先日は死ぬかと思った)
気温・湿度による消耗にやや表情を疲れさせながらも、警邏に歩く姿勢は、まだ辛うじてしゃっきりとしている。
■セシル > 試験終了で浮つく学生が騒ぎを起こしたり、何らかの事件に巻き込まれたりする可能性も危惧されたが…幸いなことに、セシルの警邏中にはあまり大きなことは起こっていない。
実際、報告によれば去年の同時期より違反学生の報告事例は減少しているという話だった。
(物騒な話や奇妙な噂に対応するために、我々が警邏に気をつけているのもあるだろうが…
学生達が自主的に心がけて危険や違反から遠ざかっているのならば、良いことだな)
湿度の高い街を、肩で空気を切るようにして堂々と歩く。
(…無論、我々が把握出来ていない違反や事件も、それなりに起こっているのだろうが)
この島の「裏」に対して感じる苦々しさを、とりあえずは心の奥に一旦押し込めて。
■セシル > そうして、出来るだけ建物の陰や路地の方にも気を配りながら警邏を続けているが…
セシルの耳は、セシルの身体は、喧噪や不穏を捉えることがない。
(「落第街」まで行くことになれば、こうものんびりはしていられんのだろうが)
そんなことを考えながら…それでも、周囲に気は払いつつ大通りを歩く。
■セシル > (…今日も今の時間帯は平穏、か。良いことだな)
結局、セシルの警邏時間帯・エリアでは大したことは起こらなかった。
セシルは、警邏の終了と報告のため歓楽街を後にする…
ご案内:「歓楽街」からセシルさんが去りました。