2016/07/30 のログ
ご案内:「歓楽街」に佐伯貴子さんが現れました。
佐伯貴子 > (比較的学生街に近い場所、しかも休日の昼間。
 夏季休暇中ということもあり、一般の学生たちが行き交っている。
 一方でアルバイトに精を出す学生もいるのだろう。
 仕事をしている佐伯貴子もその一人だった)

この暑い中よく頑張るな…

(遊ぶことを頑張っているととらえたようだ)

佐伯貴子 > (仕事と言っても警邏である。
 明らかに怪しげな存在を見つけたら職質する程度のことで、
 それもめったにやらない。
 ぶらついていると言った方が正しいかもしれない。
 佐伯貴子は専門的な事件を扱う存在ではないのである)

あとひと月はこの調子なんだろうな…

(街ゆく若者たちは皆楽しげである。
 表情の分からない者たちも動きが楽しげである)

ご案内:「歓楽街」に加賀見 初さんが現れました。
佐伯貴子 > (もちろん夏季集中講義に出ている学生もいるだろうし、
 客商売のバイトは書き入れ時である。
 風紀委員はもれなく忙しい。
 …一部の例外を除いてだが)

休みと言ってもみんなが休めるわけではないからな。

(生活委員と鉄道委員は年中無休。
 本土の高校生が味わっているような夏休みを、
 味わってみたいという気持ちはある)

加賀見 初 > そんな歓楽街をひょこひょこと歩く人。
暑いなぁと憎々しげに太陽を見上げてから、再び歩を進める。
手には大きなエコバッグ。
とても重いようで、ふぅふぅ言っている。

「……あ」

ちょっと座り込んでエコバックからペットボトルを取り出して。
蓋を開けて飲もうかな と思えば蓋を取り落としてコロコロコロ………

佐伯貴子 > ん?

(楽しげな声とは違う、
 何かが聞こえた気がしてそちらを向く。
 ペットボトルの蓋が転がっている…
 行き交う人達にぶつからないように早足でかけより、拾う)

んー…君の落とし物でいいのかな?

(座り込んでいる人物に差し出してみる。
 はて、外見的特徴に覚えがある気がする。
 超高速で記憶を引っ張りだそうとする)

加賀見 初 > 蓋を追いかける姿勢ではあったのだけれど、荷物もあるしどうしても出遅れる。
足も不自由ではあるし。

「ああ、ありがとう。飲み物を飲み干さないといけないと思っていたところだよ」

笑いながら蓋を受け取る。
まぁ、落とした蓋を使いたいかと言われると微妙なラインなんだけど。

「風紀の仕事に精がでるね、……たしか、佐伯クン だったっけ」

ほとんど授業に参加はしていないが、一応〆くらいには顔を出しているので見知っているのかもしれない。
ひょっとしたら店に買い物に来ていたのかもしれないけれど。

佐伯貴子 > お安い御用だ。

(とは言え一旦道に落ちた蓋を使うのはどうかとも思うが。
 飲みきれない時は零さないように必要になるかもしれない)

私を知っているのか、そうか…

(そして名前に思い当たる。
 風紀委員会の知人が何人か世話になったという話だ。
 それなりに名の通った銃器関係の人物)

君は加賀見…だったかな。
君の店に入ったことがある。
仲間が世話になっている、礼を言う。

(委員会仲間の付き添いで店に入っただけ。
 会話をしたことがないので名前が出てきたのは偶然であった)

加賀見 初 > ぐいーと水分を補給する。
ごくごくと喉が動く。
口元を軽く拭ってペットボトルを横に置く。

「一応、顧客は覚えてるからね。
 ……そんなにお客も入らないから」

ははは、と笑いながらも言葉を続ける。

「それがボクの仕事だからね。
 佐伯クンは銃とか必要じゃないのかい?」

佐伯貴子 > (いい飲みっぷりである。
 熱中症には無縁そうだ)

さすがは客商売。

(素直に感心する。
 技術や腕前だけでなく記憶力も必要とされるらしい)

(右手を軽く上げ、意識を集中させる。
 一瞬で現れるテーザーガンは、専門家から見れば改造済みだとわかるだろう)

一応「これ」がある。
これで手に負えない相手は、私が戦うべき相手じゃない。
私は戦闘要員ではないのでね。

(いうと、試しにグリップの方を相手に向けてみる。
 手に取らずとも詳細がわかるかもしれないし、
 専門家だからこそ見てみたいと思うかもしれない。
 改造されたとはいえ威力が増した程度であり、
 テーザーガンに変わりはないことがわかるだろう)

加賀見 初 > 「できれば、売り上げに貢献してくれるとボクの生活も多少なりとも助かるよ」

冗談を言いながら、テーザーガンを受け取って角度を変えてあれこれ確認する。

「……改造済み、かな?
 状態はいいね。
 実弾はもたない主義、ってやつかい?」

一通り見た後に、再びグリップを向けて返す。

「バランスを整えたいなら、改めて店を訪れてくれたら喜んでやらせてもらうよ」

佐伯貴子 > あいにくガンマニアではないのでね。
そういう同僚を紹介することはできるが…

(こちらは至って真面目である)

確かに改造済みだ。
風紀委員は「殺さない」戦闘が基本だから、
扱いきれない私に実弾は危険なんだ。

(テーザーガンを受け取ると、
 スカートに隠れていたホルスターに仕舞う。
 出した時のように転移させてもいいのだが、
 エネルギーを使うのだ)

これは親友からもらった大事な品でもある。
手を入れるなら自動照準やブレの補正なんかで、殆ど入れ替えることになるかな。
君の売上に貢献したいところだが、今はそれほど必要としていない。

その荷物は買い出しかな?

(商店街でもないのに大きな荷物だと思ったが、
 彼女の店はこの街にあることを思い出す)

加賀見 初 > 「それは是非ともお願いしたいね。
 これでも結構、貧乏生活なんだ」

うんうん、と頷いて再び水分補給。
結果的に飲み干してしまった。

「確かに殺してしまう実弾は怖いからね。
 よくわかるよ。
 ただ、抑止力としての選択肢も、一応は考えておいて欲しいな」

蓋をしめて、さてゴミ箱を探す。

「……思い出の品なら仕方ないね。下手に弄ると別物になってしまいそうだね。
 壊れてしまったのなら、責任をもって直すけれどね」

ウィンク(慣れてない)しながら商売商売。

「ああ、ちょっと外出する機会があってね。
 折角だから食料とか色々ね。
 ……通販にすればよかったよ、お米は重いね どうにも」

佐伯貴子 > ではアドレスだけ教えておくよ。

(ポケットから、携帯デバイスの連絡先の書かれた紙切れを出す。
 メール程度なら送れるだろう。
 逆ではないかと思ったりもした)

テーザーでも相手が死なないとは限らない。
抑止力が必要な時は、委員会の備品を使っているな…

(原則として民間に委託するようなシステムにはなっていない。
 委員が個人で取引して許可を取るなら話は別だが)

ああ、壊れたら君にお願いするとしよう。

近場だったら、重いものだけでも手伝ってやれるが?
君にはちょっと重そうだからな。

(色々な意味で荷物運びには向いていない体つきに見えた)

加賀見 初 > 「ありがたいよ。できたら銃を使う人にも宣伝しておいて欲しい」

冗談だけれどと笑いながら、携帯電話を取り出してアドレスを登録する。

「……キミは優しいんだね。
 まぁボクも銃を扱っているけれど、殺しの道具にはあまりして欲しくはないという感情もある」

確かに、胸は薄いし背は小さいし。
結構、力持ちではあるのだけれど……まぁ、適正があるかと言われるとまた別ではある。

「頼んでも大丈夫なのかい?
 大丈夫なら、涼みがてらボクの店で珈琲くらいは飲んでもらいたいな」

ひょこひょこと歩いてペットボトルをゴミ箱にポイ。

佐伯貴子 > 個人の店をおおっぴらに贔屓するのはあまりよろしくないが…
雑談に混ぜるくらいのことはさせてもらうよ。

(こちらも苦笑する。
 変に真面目な対応をするほど裏がなさそうに見えたためだ)

優しさと、規則と、道徳と…色々なものが混ざって出た答えかな。
君こそ優しいのではないかな、ガンスミス。

(肩をすくめてみせる)

その程度の荷物なら軽いものだ。
ただし、コーヒーは次の機会にさせてもらおう。
この辺りを歩きまわるのが仕事なものでな。

さて、行こうか。

(相手が許せば重い荷物を持ち上げ、店まで持っていくだろう。
 そして言葉通り、休憩を断って仕事に戻るのだろう)

ご案内:「歓楽街」から佐伯貴子さんが去りました。
加賀見 初 > 「それでも十分な宣伝効果さ」

なんて言いながら、もってもらった荷物は5kgのお米はまぁ重たい。
優しいと言われると少し照れた。

「ボクの気分の問題だけれどね。
 ボクの銃が犯罪に使われたら寝覚めが悪いじゃないか」

ひょこひょこと歩きながら、貴子を先導して歩いていく。

ご案内:「歓楽街」から加賀見 初さんが去りました。