2016/12/02 のログ
ご案内:「歓楽街」に龍宮 鋼さんが現れました。
ご案内:「歓楽街」から龍宮 鋼さんが去りました。
ご案内:「歓楽街」に龍宮 鋼さんが現れました。
■龍宮 鋼 >
ったく。
(とある屋台の前。
店員である少女へいちゃもんをつけていた男達を比較的平和的に追い払い、呆れたようにそれを見送る。
常世祭の歓楽街は普段よりも治安が悪い。
風紀委員も出張っているようだが、やはり数が足りないらしい。
落第街ほど「慣れている」ヤツばかりでも無く、今回のようにその洗礼を受ける者も少なくないのだろう。)
――嬢ちゃん。
ああいうの相手にしてたらキリねェぞ。
自分で出来ねェんなら慣れてるヤツ付けろ。
(店員の少女へそんな言葉をかけるのだが、どうやらそう言う知り合いはいないらしい。
それなら何故よりにもよって歓楽街に出したのかと思わなくも無いが、出してしまったものは仕方が無い。
不満そうに舌打ちをしてスマホを取り出し電話をかける。)
――おォ俺だ。
オマエらどうせ暇してんだろ。
仕事やるから出て来い。
■龍宮 鋼 >
(しばらくすれば男が三人歩いてくる。
遊びなれた感じの、いかにもチャラ男と言った雰囲気の奴らだ。)
おう、呼びつけて悪ィな。
ここらの店見ててくれや。
(その言葉に、男達は実に体育会系な返事を返してくる。
店員の少女はその展開についていけず、オロオロとしているだけだ。)
わかってるたァ思うがな。
カタギのヒトに迷惑かけんじゃねーぞ。
(その言葉と言いそれに対する男達の体育会系な返事と言い、雰囲気は完全にヤの付く自由業のそれである。
店員の少女はもはや涙目だ。)
――そんな顔すんじゃねーよ。
別に取って食いやしねーし、金取ろうってつもりもねーしさ。
(困ったような顔で少女にそう告げて歩き出した。
「姐さんいってらっしゃい!」なんて叫ぶ男達には、一発ずつゲンコツをお見舞いしておく。)