2017/11/12 のログ
ご案内:「歓楽街」に近衛 昴さんが現れました。
■近衛 昴 > 昼下がりで賑わう歓楽街、その一角にあるアクセサリーショップから出てきた少女は表のショーウィンドウを鏡代わりにして、新調した眼鏡とカチューシャを確かめて満足げに頷いて。
「うん、いい感じ。これならイメージも変わるし、そうそう気づかれないよね」
鮮明でないにしろ素顔の特徴で探されているならイメージを変えて煙に巻こうと髪型まで変えてみたが、出来栄えには自信があるようで満足げに笑みを浮かべるも不安は完全には拭えない。
これまで後ろ盾を持たずに活動してきたがそれも厳しいかもしれない、どうにかしてバックボーンなるような組織などに身売りでもして保身するしかないかもしれないと考えながら、当てもなく通りを進んでいき
■近衛 昴 > 必要なものは買えたし、これからどうしたものかと考えるも部屋に帰るには早すぎるし、だからといって見たいものもなくて。
なんとなく広場のベンチに腰掛けて人の流れに視線を移してゆくと男女のカップルばかり通り過ぎて行き、一人でいることをいいことに寄ってくる者もいるが誘いに乗る気分にはなれない。
皆楽しげに目の前の娯楽のことを考えているのに1人、身の振り方を深刻に考えているのが寂しく思えてきて、こんなことならはめを外してしまったほうが楽しくやっていけるのかもしれない。
かといって1人で遊びまわるのはさらに寂しさを増すだけだろうなと溜息をついて…
■近衛 昴 > 時期的にカップル自体も増えてくる季節だし、普段の学園生活でそんな話題が出ることもあるが、過去を振り返っても研究、研究でそんなものできたこともできそうになったこともなかったなと思い出し、よくよく考えれば遊びにも行かずに引きこもるか裏で悪さをしているばっかりで思い起こせば学生らしいことを殆どしていないことに気づいて。
改めて考えると寂しい学園生活だなと、だんだんと陰ってきた街並みを吹き抜ける風が一掃冷たく感じてしまう。
だからどうしようというわけではないが、気づかなかっただけで随分余裕のない生活を送ってきたんだなと悟ったかのように溜息を吐き出してしまうか
■近衛 昴 > このまま考えていても暗くなるばかりだし、いないものを今更求めても仕方がないと立ち上がると部屋へと向けて歩きだそうと。
このまま帰るつもりはなく、身体を一旦置いてきて異能の身体で出直そうと。
今は浮かれている場合じゃない、少しでも早く自身の身を守れるように新しい力を把握しようと人気のない場所を目指すだろうか。
ご案内:「歓楽街」から近衛 昴さんが去りました。