2018/09/15 のログ
ご案内:「歓楽街」に玻座真 至境さんが現れました。
■玻座真 至境 > (――この辺りはパンデミックの被害らしい被害はやっぱり出てないんだな…もしくは隠蔽されてるのか)
歓楽街…普段は落第街かスラム、または異邦人街に偶に足を運ぶ程度だがこういう場所を散策するのも悪くない。
元々、散策は趣味のひとつでもありこうして歩くだけでもそこそこ気分転換にはなるもので。
時々、風紀委員の巡回と擦れ違うが、身なりは一応マシにしているので職質される事も無い。
まぁ、一般風紀委員くらいなら煙に巻くくらいは簡単なのだけれど…。
「――ん…さて、どうしようかな」
喉元の包帯を軽く擦って。その下…喉に直接貼り付けた特殊な付箋の調子を確かめて声を出す。
この付箋の枚数もそろそろ少なくなってきた。これが無くなるとまた喋れない生活に逆戻りだ。
大事に使っているつもりだが、矢張り声が出せる事が無意識に嬉しいのか少し使い過ぎたかと思う。
■玻座真 至境 > (恒常的に声が出せる手段も模索しないと…)
かつて受けた人体実験の後遺症の一つ。声帯が潰れているので呼吸は出来るが声は出ない。
矢張り、声が出せる便利さを実感すると、それを保ちたい欲求もつい出てしまう。
まぁ、そんな簡単に手段があれば苦労はしない。この島なら割と何でもありだから一つや二つありそうだけれど。
(…まぁ、そんな美味い話があったとして確実にリスクはあるだろうし)
御人好しな一方、スラムや落第街の住人らしいドライな面も兼ね備えた少年だ。
矢張りリスク…代償なり何なりはどうしても気になってしまう所でもあり。
歓楽街の雑踏をゆっくりと歩く…夜の街、大人の街。犯罪もあるが…落第街に比べれば遥かに安全だろう。
■玻座真 至境 > そうやって暫く歩き回るが、落第街をマイルドにした感じ…と、いう以外に特に感想は無い。
こうして歩いているだけでも気分転換になるし、気を完全に抜いている訳ではないがあちらに比べたら気を張り続ける必要も然程無い訳で。
(…肩の力を抜けるっていうのは大事な事なんだよなぁ)
幼い頃からスラムで育ち、とある組織で人体実験を受け続け、その組織を壊滅させてからも落第街暮らし。
育った環境故か気を抜ける事のありがたみをひしひしと感じるもので。
流石に時間帯のせいか、風紀の見回りも数が少なくなってきているようだ。
■玻座真 至境 > さて、あまり長居してもしょうがないし散策は十分にしたから帰ろうか。
そのまま、ゆっくりとした足取りで歓楽街から落第街の方へと密かに戻っていく…。
ご案内:「歓楽街」から玻座真 至境さんが去りました。