2015/07/09 のログ
鬼道椿 > 業魔の太刀が椿の脇腹を切り付けた
業魔が笑う、勝敗は決したと
そして椿も笑った、亀裂のような笑みを浮かべ妖刀を振った
長い攻防を突き崩す一撃、相手は人を虫けら同然に蹂躙できる怪異である
それゆえに侮ったのだたかだか人の分際で―と

その油断を引き出すために椿があえて斬られたとも知らず

妖刀が腹を切るために伸ばした腕を食いちぎる
次いで足を、目を、口を
四肢を捥がれて悲鳴を上げたその喉を

透過を使い逃れようにも熱が吹き荒れ業魔の体を焦がす
火の海に落ちる瞬間
椿の斬撃が業魔の核を切り裂いた…

鬼道椿 > ……………

満身創痍の女が落第街を歩いている
行先は医者か、葬儀屋か
燃え尽きた様に呆然とし、思考もおぼつかなかった
酷く寂しい
胸に穴が開いたように身体の真が冷えていく

「寒い…」

鬼道椿 > どこかで体を休めないと、無理をし過ぎた。
いつも連れ込まれているホテルが近くにあったはずだ
そこまで持つか…?

ご案内:「落第街大通り」から鬼道椿さんが去りました。
ご案内:「落第街大通り」にワン・W・Dさんが現れました。
ワン・W・D > 仕入れば十分だ。
綺麗なビー玉を手に入れるのに随分花束を必要としたが、それなりに用意して貰えたのは幸いか。

――虚弾(ホロー・ポイント)。
――そして公安と風紀の研究所からの横流しからの特殊弾が一発ずつ。

後者は大分高い試射となったが、力をどうこうして使おうとする研究っていうのは凄いものだと考えさせられたし、
虚弾に関しては、男の能力とは相性が悪いが小細工としては素晴らしいと言える。それにこちらはそれなりの数を確保できた。

「婆さんには、感謝しないとならねぇな……」

紹介してくれたミス・クランには感謝しようと胸の内で思う。
路地裏から大通りに出てきて、煙草に火を付けて咥えて一息つく。

ワン・W・D > 「なんにせよ、技術の進歩だとか研究の発展というやつは常に争いの火種だ。
 やれやれ、だ」

――こういう特殊弾と言うのは中々に予想外だ。

煙草を咥えながら、煙を吐き捨てる。
いくら落第街とはいえ、煙草のポイ捨てはよろしくないだろうと携帯灰皿を取り出し灰を落とす。

ワン・W・D > 「防弾ベストだけじゃやりきれねぇ弾丸というのは面倒だ」

小さく呟いて険しい顔を作る。

しかし、ちょっとした情報収集と物資補給等を考えれば十分な収穫だ。
穴蔵に篭っていた時間はそれほど長くはないが――。
「タロー・ウラシマの童話のような気分だ」
と肩を竦める。

ワン・W・D > いくつかの視線が自分を見ているのを確認して煙草を吸い終えると携帯灰皿に吸い殻を入れて。
「やれやれ、俺にはこの街では余所者だからなぁ……悲しいもんだな」

数年前にここでの縄張り争いに敗れたのが“我々”だ、
で、あれば歓迎されない当然と言える。