2015/07/20 のログ
ミウ > 「それはまた、良い感じに面白うな花火になりそうね。
 エンターテイメントとして、見てみたい気がするわ。
 彼等は、そこまで体を張れるエンターテイナーではなかったという事だわ」
さっきは、エンターテイナーの才能があると言っておきながら、それを自ら否定する。
エンターテイナーでも、自分の体は大事だろう。

ここは常世島である。
普通の子供だけではなく、自身の異能や魔術を過信している子供もいるだろう。
その子供達にとって、不良に絡まれるのは許容範囲内かもしれない。
理解もできないアホというのは、そういう人達も含まれるのだろう。
「この島では、時に一切びびらない普通ではない子供もいるでしょうね。
 でも、あなたの分析通りよ。
 この場所で不良(エンターテイナー)に絡まれるというのは、許容範囲と言えば許容範囲ね。
 さすがに今日は、気紛れに来てみていきなり絡まれたから、少々びっくりしたけれどね」

「口が少々悪くなってしまうのは、いつもの癖なのよ」
特に、傲慢な口調になってしまうのはよくある。
先程の不良達なんて、見下しやすい。

「呼び方に不満があったかしら?
 王族ではないわね。
 わたしは神よ」
微笑みながら、そう言ってのける。
翼を色々と触られてしまう。
無理やり広げさせられたり、軽く動かされたりする。
こしょばい……。
ちなみに翼としての性能は、かなりのものである。

アーヴィング > まあ所詮は無難なラインの手前でぬるめにやるのがせいぜいだったってこったな
治安悪いのか平和なのかわかんねーな……
(戦争だ侵略者だと命がダース単位で消耗されていくよりかはよっぽど平和だろうが
 子供が安心して歩けない場所がそう遠くない場所にあるというのは治安悪めだろう)

つーかあの突然現れたの事故じゃなくて故意かよ
便利だなおい
(転移能力を持つ敵には散々てこずらせられたが、そのせいで優位性も嫌というほど理解している
 空を飛ぶほうが気持ちいいが、ちょっとだけ羨ましい)

あー、はいはい、神様っすか
そいつぁ失礼しやしたね
(欠片も信じてはいないようなぞんざいな口調で神発言は受け流す
 ファンタジー的な世界だったが良く在るような神の実在証明が存在するような世界ではなかったので完全に与太だと思っている
 しかしそれにしても効率的な作りをした翼だ
 羽毛と羽毛の間にもふっと指を突っ込み、堪能する
 これは、悪くない)

ミウ > 「さすがに、大きな事件を起こし過ぎれば風紀や公安が出張ってくるものね。
 治安で言えば、この辺より裏路地に行けばどうなっているか分からないものよ。
 それに、落第街はあまり近寄ってはいけない……とは、言われているわね」
違法取引現場を裏路地で実際に目撃してしまった事がある。

「そうね、先程見ての通り、わたしは転移能力を有しているわ。
 確かに、島の移動には便利なものね」
移動は転移で行う事も多い。
突然人が現れるという現象に、びっくりされる事も多いものだ。

この流し方……。
どうやら、ミウが神である事を信じていない様子……。
そして、羽毛と羽毛の間に指を突っ込まれる。
「ち、ちょっと……もういいでしょう?
 翼にも感覚はあるのよ……。
 こ……こしょばいわ」
少々裏返ったような声をしてしまう。
さすがにこれだけいじられれば、こしょばくもなってくる。

アーヴィング > はぁん、結構しっかりしてんだな、ここの治安維持機構は
なるほど、路地裏…路地裏…ね
おっけ、そこが治安の悪い場所な?覚えとくわ
(避ける場所ではなく、今度行ってみる場所として、だが
 自分は部外者でありここではただの民間人だ
 しかし事件に巻き込まれた場合対処するのは仕方ないだろう
 かー巻き込まれたから仕方ないわ、かー、というやつだ)

足代かかんねーのは便利だな
ここの列車周遊パスたけーんだよなぁ
(空間転移という神秘の力も先日思わず買ってしまった電車のパス程度の感慨しか持たない、そういう男であった)

んだよ、仕方ねーな
帰りに羽毛クッションって奴でも買うかな…
(指を引っこ抜くと、ご苦労様とでも言いたげに羽をペシペシと叩く
 神様と信じ敬う気持ちなど微塵も欠片も存在しないことが良く判ることだろう)

ミウ > 「異能や魔術が飛び交う島だもの。
 しっかりした治安維持機構がなければ、荒れてしまうわ。
 少なくとも裏路地だと、大通りよりかは人に見つからずに好き勝手できるものね。
 そうね、覚えておくといいわ」
とは言え、ミウも平気で裏路地に行く事なんてよくある事だが……。
落第街に近づいてはいけない……という学園の忠告も、実際無視している。
その結果、事件に巻き込まれてしまった……というのは、何度か経験している。

「そこで思いつくのが、足代なのね……。
 確かに、分からなくもないけれどね。
 そうなのね。
 わたしは、列車に乗る機会なんてなかったから、パスが高いなんて知らなかったわ」
空間転移なんて能力があるのだから、確かに列車には乗らない。

翼をやっと解放してくれて、安堵の息をもらす。
そして、ぺしぺしと羽を叩かれた。
「帰りに羽毛クッションを買いたがるとは……あなたはそんなに羽が好きなのね。
 あと、もう少し神であるこのわたしを敬ってもいいのよ」
そう優雅に言ってのける。
 

アーヴィング > そりゃ判ってんだけどよ
なんかアレだろ?ガキばっかでやってんだろ?
ここの学生って奴がガキに限んねーってのは知ってるけどな
そういうのは青くせーやらかしするもんだと思ってたんだよ
(少し馬鹿にしていたかもな、と認識を上方修正する
 まあ自分の目で見ていない物を高めに評価する事のない男なのではあるが)

他になんかあっか?
つかよ、便利なのはわかっけどたまにゃ足使ったほうがいいぜ?
電車って奴はなんつーか…地べたとは違う高さで景色が流れてって、おもしれぇ
(実際初日は楽しげに窓に齧りついて一周してしまった)

いや、まあ羽は好きだけどクッションは単なる触り心地だな……
俺って基本的に空の人間だからな
翼ってのは飛べる存在の象徴だ、まあ敬意ってほどでもねーけど、特別扱いしてっかどうかなら特別な存在だな

………食うか?神様
(持って帰って食べるつもりだったサラミの袋詰めを取り出し、一本差し出す
 なお信じたわけではなく仇名扱いである)

ミウ > 「風紀や公安は基本学生がやっているけれど、中には実力者もいると聞くわ。
 彼らによって治安は維持されて、島が平和でいられるのよ。
 年なんて、大した問題ではないのかもしれないわね」
年は大した問題ではない……。
それは犯罪者にも似たような事が言えるだろう。
二十にも満たない学生達が異能を悪用している、なんてのはある事だ。

「他に……そうね」
腕を組んで考えてみる。
「電車では行けない所に行けたりはするわよ」
一瞬で移動できるとか、相手の攻撃を回避できるとか、後色々ある。
「なるほど……ね。
 電車の背景を楽しむ、というのも確かに有意義な時間の過ごし方かもしれないわ。
 電車で常世島一周コース、なんてのも考えてみても面白いかもしれないわ」
列車からこの島を見るなんて事は今までした事がない。
もしかしたら、良い経験になるかもしれない。

「空の人間?
 それは一体、どういった人間なのかしら?」
人間は基本的に、空は飛べないものである。
中には、飛べる人間もいるだろうけど……。
「翼に何か、思い入れがあるのね。
 特別扱いしてくれて、嬉しいわ」
そう言って、優雅に笑ってみせる。

「ありがとう。
 一本もらうわね」
サラミを一本受け取り、そして口の中へ。
もぐもぐ。

アーヴィング > あ?関係あんだろ
年っつーのは経験値だ
だから国政に関わるような偉い奴は皆おっさんなんだよ
特に力持ったガキなんてこの世で一番タチの悪い存在だと思うがね
立場がどっちだろうとな
(ふん、と鼻を鳴らして面白くなさそうに言う
 この島の成り立ちは聞かされたが、経験の少ない子供に過分な重責を負わせて反応を見ているとしか思えない
 そこがどうにも気に食わない)

まあ、すげーとは思うけどそいつにかまけて足使う楽しみほっぽってたら損すっぞ?
偶然通りかかって美味そうな店見つけるとかよ
(そうして彼女が電車に興味を持てば乗っとけ乗っとけと無責任に煽り立てる
 もちろん自分が案内するとかそうした発想は根本からして存在しない)

あー……なんつーかね?こっちの人間にゃ馴染みが薄いらしいが
俺の居た世界だと空は俺達の騎士の領域だったんだよ
空に誇りを賭け、空で戦い、空で死ぬってな
飛べる人間が滅多に居ないって聞いた時は思わず二度聞いたね

俺が思い入れあるのは鋼鉄の翼だけどな
(優雅なのだろうが、その笑い方に個人的な感想で擬音をつけるならば
 フフン
 といった感じで、チョーシのんな、と羽にデコピンを送る、ビシっと
 手加減は一応しておく)

ミウ > 思いもよらなかった反発に思わず目を丸くする。
そして、上品に微笑んでみせた。
「そうね。
 年は、ひとつの経験値だわ。
 でも、国政はともかくとして──。
 あなたも知っての通り、この常世学園では子供が警察の真似事をやっている場所なのよ。
 外界の常識なんてものは、ことごとく吹っ飛ぶ事もあるわ。
 それが良い事、悪い事関わらずね」
そんな学園に不満を抱く人がいる事も理解できる。
気に入らない、という人もいるだろう。

「忠告感謝するわ。
 確かに世の中、偶然見つける楽しみも多いわよね。
 たまには、どこか散歩でもして楽しみでもみつけてみるわ。
 はたして、どんなものに出くわすかしらね」
乗っとけと煽られるので、上品に首を縦に振る。

「アーヴィング君は騎士で、そしてあなたの世界では空を飛ぶ事こそ普通なのね。
 空での誇り……素敵だわ。
 世界によって、常識は違うものよね。
 わたしも異世界から来た者だけれど、あらゆる世界の住民が集まるここには驚かされるわ」
ちなみにその異世界とは、創造神ミウが創りだした世界である。

「鋼鉄の翼……とは、あなたの世界の翼かしら?」
飛行機とかも、鋼鉄の翼と言われてみればそうだけど。
その時、羽にデコピンされてしまう。
「きゃあっ……!?
 な、なにするのよ!」
急にデコピンされてしまった事で、少々過剰に反応してしまう。
そして、デコピンされた場所を抑える。

アーヴィング > ま、どうでもいいがね
ガキがやってんだ、ガキなりの失敗も先走りもあるだろうよ
逆にガキ同士の揉め事にゃ同じ視点で居られるっつーメリットもあるだろうしな
ま、今の俺ぁ新参もんだ、ここの流儀にゃ慣れてねーんだ
今すぐ許せよ
(別に政治的思想や主義主張があるわけでない
 だから極論、無関係ならどうでもいい事で
 ただ自分はここの実情を体感しているとはいえない
 踏み込みすぎたかな?と謝意をしめす、極限までに適当な形でだが)

おう、知らない場所や知らない景色を見れるってのはテメェで動き回れる奴の特権だからな
(海の代わりに存在する空と魔物の存在のせいで産まれてから死ぬまで同じ土地で暮らし続けるという人間は故郷では珍しくなかった
 だから自分の力でどこまでも飛べる騎士というのはそれだけで特別な存在だった、それゆえの価値観で)

おう、島が空の上に浮いてて、それが俺達の世界だった
で、空で戦える騎士が魔物や他の国と騎士と戦ってたわけだ
だから空っつーのは、まあ、特別なんだよ

ってお前も別の世界出身かよ、ほんと珍しくねーんだなぁ…
(神を自称する異世界人に、前に会ったのは未来人、本当に多種多様な人間が集まりすぎだ)

ああ、飛翔機つって…ミスリル鋼で作られた騎士の乗騎だな
だから鋼の翼ってのは騎士の象徴であり誇りなわけだ
(自分の故郷語りが最近多い気がするのは未だ未練が残っているからだろうか?と少し自嘲気味に笑い)

いや、なんか顔には出さねーけどドヤ顔的な雰囲気感じたから、つい
(悪ぃ、と全く誠意の感じられない謝罪の言葉を取ってつけたように最後に付け足して)

ミウ > 「子供の先走りは、あるでしょうね。
 この学園に、だんだん慣れていけばいいと思わう。
 そういうわたしも、まだ少し、慣れていない側面もあるのだけれどね」
なにせ、この学園に来たのはほんの数ヶ月前の話だ。
その間で、色んな出来事があったが……。

「では、その特権をたまには活かしてみる事にするわね。
 良い事を聞けたわ。ありがとう」
さて、どこを観光してみようかな。
この島でまだ行っていない所なんて、いっぱいある。
それこそ、先程話題に出ていた列車になんて乗った事がない。
ミウの知らない景色が、そこら中にあるはずである。

「それはまた、とても不思議で、とても美しい世界だわ」
ちょうど、ミウの今の住居がある天界も常世島の上空に浮いている小島だ。
最も、ひとつの世界と言うには程遠い。
「なるほど……ね。
 故に、あなたの世界では騎士という存在が名誉になるわけね。
 そして、空にかける想いが人一倍強い。
 そんなあなたにとって、この世界の空はどう映るのかしら?」
きょとんと首を傾げる。
それは、純粋なる興味だった。

「わたしはうっかりゲートに巻き込まれて、帰れなくなった身なのよ。
 元の世界の事も気になるし、困ったわ」
内心本当に困っているが、その表情は優雅なものから変わらない。

「飛翔機──騎士というだけあって、乗騎があるのね。
 いつか、その飛翔機に乗ったナイトも見てみたいわ。
 よろしいかしら?」
空に誇りをかける異世界の騎士。
その勇姿はおそらく、とてもかっこいいものだ。
是非とも、この目に一度焼きつけておきたい。

「ついじゃないわよ!
 しかも、全く反省しているように見えないわよ……」
しばらく、ジト目で見てしまうが。
「わたしは寛大な神だから、許してさしあげるわ」
再び優雅な笑み。
そして、いつもの癖で傲慢な言い回しである。
 
「それでは、わたしはそろそろ行くわね。
 今日は話せて、とても楽しかったわ。
 またね、アーヴィング君」
笑顔で軽く手を振る。
そしてテレポート──をしようと一瞬考えたが、たまには足を動かした方がいいというアーヴィング君の忠告を思い出す。
テレポートを使わずに、その場から歩いて去って行った。 

ご案内:「落第街大通り」からミウさんが去りました。
アーヴィング > ま、どーせここで最低四年は付き合う事になってんだ
おいおい慣れていくよ
(その生活が退屈なものになるか、面白いものになるか
 ここまで会ってきた個性的な顔ぶれを平均値とすればさぞ面白いことになるだろう気はするが)

おう、そうしとけ
俺もしばらくはこの島を巡るつもりだからどっかでひょっこり会うかもな
(まだまだ足を運んでいない場所の方が多い
 全部巡りきるには一体どれだけかかるか
 それがまた楽しいのではあるが)

俺からすりゃ陸地が水に浮いてるって事の方が不思議でしかたねーけどな…
しかも塩水ってお前…銀貨の上に浮いてるようなもんじゃねーか
(故郷では塩を得る方法が岩塩しか無かったのでそこそこ高級品なのであった
 まあ一般家庭に常備できる程度ではあったが)

そーゆこった、まあ陸地の上では普通に歩いてたけどな?
そうだなあ…空、遠いな、ここは
俺達にとって空ってのは包み込んでくれるもんだったけど
ここの空は天を覆ってるって感じで、遠い
(空が遠い、それは最初にこの世界に飛ばされた時に自分の知る場所ではないと感じた最も大きな理由だ
 それは今でも払拭しきれず、空を見上げるたびにそう思うのだ)

あー俺も俺も、俺の場合は向こうで死んだ事になってるだろうけどなあ…

おう、持ってきてるから見たいならいつでも見せてやるよ
市街地の近くじゃ絶対に乗り回すなって偉いさんにぶっとい釘刺されてっから離れる必要あっけど
あ、あとちと壊れてっから修理終わるまでもうしばらくかかっけどな
(胸の奥、魂の座に意識を集中すれば修復されてる最中の飛翔機の姿が浮かぶ
 およそ7割といったところか)

怒ったからわりーっつっただけで悪い事したつもりはねーしな
(と、堂々とそんな事を言い放つ
 正直は美徳というがこの正直さをそう呼ぶかどうかはかなり人を選ぶだろう)

おう、じゃあまたな
(去っていく背に手を振ると大きく伸びをし、帰るか、と駅に向かう)

ご案内:「落第街大通り」からアーヴィングさんが去りました。