2015/09/07 のログ
ご案内:「落第街大通り」に猫谷凛さんが現れました。
■猫谷凛 > 「クフフ…クフフフフ♪」
屋台で買った串焼きを数本持った少女が小さく笑う
悪戯の成功した子供の様な無邪気な笑顔
「ギーちゃんのおかげでここら辺を歩くのも安心にゃぁ♪」
鼻歌を歌いながら人の視界に入らない様に影を作り
被っている帽子に串を突き刺す
■猫谷凛 > もそもそと小さく帽子が揺れる
風で揺れるというより水風船のようなぶよぶよとした動きで
「偉そうなこと言ってギーちゃんがワサワサする…
これだけで凄い異能者に見えるんだから驚きにゃ♪」
帽子が止まり大人しくなる
今凛が被っている帽子、これは時計塔でで召喚したよく分からない異形
イソギンチャクに似てたからギーちゃんと名付けた
「よく食べてよく育つにゃ~♪」
自分も串焼きを齧りながら上機嫌に大通りを歩く
■猫谷凛 > 今まで落第街や路地裏では肩身の狭い思いをすることが多かった
治安の悪さから大した戦闘力のない凛ではいつ異能者に
襲われるかもわからない不安が付き纏いガラの悪い生徒たちに絡まれる事も少々
「凛にゃんが可愛いのはよく分かるけど
優しくしてくれない人なんてお断りにゃ♪」
自分が可愛いから狙われる
確かになかにはそういう輩も居るが大半は違う
コソコソと様々な事を調べまわる凛は落第街に住む者達からすれば鬱陶しく
それを潰したいという理由で敵対するのがほとんど
■猫谷凛 > だがギーを連れてからは事態が変わった
誰かに絡まれると頭の上のギーが触手を広げ威嚇をする
薄暗い路地裏ではまさに不定の化け物
そして凛の培ってきた演技力
圧倒的上位者を演じ視覚と聴覚から相手に自分が上だと信じさせる
幾つか小細工を使えば大層な異能者を演じる事も可能…弱者の大見栄
これは想定以上の効果を出した
■猫谷凛 > 「ギーちゃんを飼ってホントによかったにゃ♪」
そう言って残りの串を帽子の、ギーの中へ
どういう原理化は知らないが触手の集合体にしか
見えないギーは食事をする
部屋での食事風景を見れば食べるというより
取り込むような印象を受けた
そしてもう一つ、ギーは丸まる事である程度の擬態が可能
球体に限るが皮膚の色を変えることでボールや帽子の様に擬態する
首が少し辛いが安全を買えるのなら安い物だ
■猫谷凛 > 「さて…後はもう少しネタを探したいにゃぁ…」
キョロキョロと辺りを見回す
何か面白い物はないか、乱闘沙汰なんかも結構いいネタになるが
不審者でもいないかと辺りを探す
■猫谷凛 > 「うーん…何もないかにゃぁ…」
少しの喧嘩などはあっても大きなものは何もない
不審者なんて探そうとしたら周りは皆そう見える
むーん…と頭を悩ませながらも歩く
何もなければ帰るしかないかと考えながら
■猫谷凛 > 「何もないにゃね」
ふぅ、と小さくため息をつき
仕方ないかと家路につく
ネタがないと記事にもできない
今日は仕方ないと諦めながら通りを歩いて行った
ご案内:「落第街大通り」から猫谷凛さんが去りました。