2015/09/14 のログ
ご案内:「落第街大通り」に平岡ユキヱさんが現れました。
■平岡ユキヱ > 落第街は大通りに面するビルの屋上。
深紅の特攻課用制服をまとった平岡ユキヱが周囲の監視任務を続ける。
「こちらは異常なし。件の英霊なり、人さらいもなく平和なものだ」
インカム越しに定時報告を述べ、通信を切る。
時刻はすでに夜半。夜の住人たちが闊歩する時間であるが、見えるのは『いつも通り』の喧嘩くらいのもので。
■平岡ユキヱ > 「…」
生ぬるい風に目を細め。じっと闇夜の喧騒に目を細める。
目ざといものが既にやれ風紀がいるだの、特攻課がいるだの情報を
流しているかもしれないが、それ込みでの防犯活動という奴だ。
「後手に回った感はある…『積極的に』防犯させてもらうぞ!」
積極的防犯活動。大通りに、無言の圧力がのしかかるか。
ご案内:「落第街大通り」にサツキさんが現れました。
■サツキ > (とはいえ、どこまで流れ流れてもバカというのは一定数居るもので。じっとりと辺りを包み込む雰囲気もなんだか変な感じだなぁ、くらいの雰囲気で萎びた林檎なぞ囓りながら散歩する影が一つ。)
すげー、まっかなふうきいいんだ。
(間の抜けた感想を漏らしたりしつつ。
滅多に目にしたことはない、深紅の制服に興味を惹かれてしまったのは否めず、近すぎず遠すぎずな絶妙なところまで近寄るとしゃりしゃりやりながらぼーっと眺めていた。)
■平岡ユキヱ > 「…?」
一つの異質な視線に気が付く。少女? と疑問に思うが、本当に少女であった。
しかしここは常世。外見性別は実力および脅威度と全く因果関係がない。
ビルの屋上から飛び降りると、ガゴンと盛大な音を立てながら着地。
サツキの方に歩み寄る。外見に不審な点あり。されど容疑不明。
ただの迷子の可能性も含め、にこりと笑って声をかける。
「あなた…この辺の子? 学園はどうしたの、寮にもどれないの?」
■サツキ > (見上げていた深紅が降ってきた。
何が可笑しいのか無駄にテンションが上がって、けらけらと笑っている。
相手が歩み寄るのを確認すると、こちらもぱたぱたと駆け寄る。)
ふうきいいんさすがだな!
わたしじゃもっとみっともないちゃくちだぞ。
(笑いかけられてしまってはサツキも満面の笑みで返してしまう。
距離も近付いてきて。目聡ければそろそろワンピースの黒色には乾いた血の黒も多分に含まれていることが見て取れるであろう。)
うん、いつもあっちのほうでねてるぞ。
(言って指差すはより闇を深くするスラムの奥。学園って面倒じゃないか?何かいいことがあるのか?なんて逆に聞き返したりもする。)
■平岡ユキヱ > 「ふふん。風紀委員はすごいのよ? おぼえておきなさい!」
無駄にすごい自信満々の笑顔でわっはっはっと正義のヒーローのように笑う。
この辺何も考えていなく、ただの勢いである、わはは。
「あっち…って。えっと…私は風紀の平岡ユキヱ」
膝をついて先に自己紹介すると、あなたは? と尋ねる。
「駄目よ。ちゃんと学校には通わないと。あそこはこの世界での人との接し方が学べる場所なの。
どんな神様や化け物だろうと、他の存在がいなければ死んでいるのと同じ…」
血の匂い。暴行を受けた痕跡はし。それでは…不穏な予感が頭をよぎる。
■サツキ > そっか、なまえまだだったな。わたしはサツキ!たぶん!
(バカ丸出しの自己紹介。
膝立ちになってくれたおかげで目線が近くなる。
またにこにこ、にこにこと嬉しそうな笑顔を撒き散らす。)
あっちはあっちだぞ?案内するか?
(まるで何一つおかしいところなどないとでも言いたげに首をかしげる。)
せっしかた……せっしかたならしってるぞ。
かみさまだって、ばけものだって、ころせばしぬだろ?
(さもあたりまえの、一般常識を語るような声色で気でも狂ったような事を言い出す。
いやじっさいある程度狂ってはいるのだが。)
■平岡ユキヱ > 「…」
おかしい。何だかこの子、おかしいぞ。と、平岡ユキヱの心がざわつく。
青白く蛍のように淡く光っていた毛先の発光が強くなるのは何故か。
「殺すばかりが全てじゃない。話しあったり、友達になったり、
もっと楽しい事が色々できる」
なぜこの子は笑っているのだろう。そう、考えながら。
「サツキね? うん、よろしく。
学園の寮であればご飯もベッドも、そういった楽しいことも伝えられる。
…戻る気はないの?」
■サツキ > たのしいことがいっぱいなのはいいな!ごはんもふーとんもいいなぁ……うーむ……
(そういった"普通"に惹かれてはいる、確かに惹かれてはいるのだ。
ただ、それを掴みとれないのはその性故か。幼さ故か。
差し伸べられた手を取ることを良しとせず、拳を握ることしか未だ知らず。)
ごめんゆきえ、まだわたしよくわかんない……
だって、ともだちとおはなしするのも、なぐりあうのも、そんなにたいさないだろ?
(もっと殺伐とした価値観が世間一般に浸透している世界なら、時代なら、国なら、地域なら、そういう仮定の元でやっとありのまま幸せになれるような、そんなバカにはまだ、経験値が足りていなかった。)
■平岡ユキヱ > 「言葉と暴力が同じ力を持つ時もあるわ。でも暴力は言葉として強すぎる。
極力使うべきではない」
常に全力で吠える犬はただの駄犬なり。と言い放つ。
暴力の否定はしないが、それは『然るべき時』にふるうべきだと自論を述べる。
「んー…ユキヱさん、先生じゃないから
うまく説明はできないけど。この世界で強いやつが守るべきルールはたった三つよ。
『殺すな、盗むな、弱者を守れ』。以上終わり!」
いい世界でしょう? とわははと笑い飛ばした。
■サツキ > (なんだか言い聞かせられているうちに耳から煙でも出そうな感じになっている。
この世界に来てからこっち、暴力での解決が最も優れた解法と信じて疑わなかった、そしてそれを容認しうる土壌で生活してしまったが故の思考の凝りがそうささていた。)
だいじょうぶ、むずかしくなんてないぞ、わたしちゃんとわかってるぞ……!
(ユキヱがいい世界だと笑って言った3つは、『自分と相手は、どっちの方が強いのだろう』なんて考えにまず至って。
次いで、思考量が限界に達しかけ。
平行線を自分から飛び越えることはできず。)
でもね、ごめんなさい。
私達我慢があまり上手じゃないの……
今はまだ課外学習中、って見逃してもらえないかしら!
きっとそのうち私達もちゃんと「強いやつ」になれると思うわ?
そのうち、ね!
■平岡ユキヱ > 「…?」
私『達』とはどういうことなのだろうか。
疑問に思ったが、それ以上は口にしなかった。
「今日は特別よん? 他の風紀じゃこうはいかないかもしれないから、
メチャクチャしないように!」
約束してくれる? と栗色の瞳で真っすぐにサツキを見て。
■サツキ > あら、貴女って優しいのね?
なら折角だしメチャクチャにするのは控えようかしら。何時まで我慢できるか、は確約できないのだけれど……
(くすくすと、笑いながら。
見つめ返した目は、曇り空のような灰色。
それこそ心臓の弱い者か覗き込んでしまったら悲鳴を上げそうな濁り具合。)
ええ、約束。
私と貴女の約束。
それでいいかしら?
(はぐらかすような物言い。
続けて「あ、でも指切りは遠慮させてね?」と。)
と
■平岡ユキヱ > 「それでいいわ。指切りも必要ない」
この島に、この学園に、秩序に害をなすなら切る。ただのそれだけ。
言葉による説得が意味をなさぬならば、徹底的な武力の行使を行うのみである。
そう少女の佇まいが雄弁に語っていた。
それまで笑顔だったユキヱの気配が、はじめてじりりと剣呑な気配でにじむ。
いわゆる『本気(ガチ)』というやつである。
「約束を信じましょう。夜更かし、徘徊は校則違反よ?」
はやく家にかえるよーに! と踵を返し、今宵は深紅の特攻課も大人しく落第街を立ち去るだろう。
■サツキ > はぁい。わかってるわ、風紀委員さん?
(剣呑な気配を感じとると、心地好さそうに身震いして。)
また会うときは、もう少し大人になっているようにするわ?
私達も、このままじゃいられないでしょうしね。
(笑顔を浮かべ、手を振りながら見送る。
その後ろ姿が見えなくなったことを確認してから路地裏へと歩を進めた。
まるで誕生日プレゼントを約束してもらった子供のように、喜色を満面に浮かべながら。)
ご案内:「落第街大通り」からサツキさんが去りました。
ご案内:「落第街大通り」から平岡ユキヱさんが去りました。
ご案内:「落第街大通り」にリース・シュヴァイアンさんが現れました。
■リース・シュヴァイアン > 先日の事件、禁書庫事件の張本人は落第街を歩く
リースは現在脱獄中で黄金の剣、『クラリッサ』も喪失中
脱獄した際に持ってくる余裕などなかったのであろう
脱獄したというのだから追跡させれているはずである
最近学園の風紀委員や公安委員などの動きも活発になった
自分を捕まえる為か?
否、それは七英霊と言われる者達の仕業だと噂を頼りにそうだと確信する
「ふん、英霊のう…」
自分がどれほど通用するか、いやその英霊がどの程度のものなのかが気になるところ
そう思う少女の姿は豪華で成金趣味全開の姿ではなく、冒険者のような簡素な服で
さすがにあの牢獄でこりたのかもう捕まりたくないのかあまり目立たないような格好
しかしその服も実は結構な品で高価なものなのは贅沢好きのリースのままで
■リース・シュヴァイアン > 「はた迷惑な話じゃのう…下手したらわらわも追われるではないか…」
英霊発生とその深刻化そして警備の強化
自分が脱獄した時期とほぼ同時期でへたしたら狙われると言うこともありえる
普段は歓楽街の住んでいる場所にいるのだが
今日はマジックアイテム作成の素材集めに出ている
だと言うのにこうしておちおち買い物に出かけることもままならない
そんなことも考えてかこうして一般人に紛れるような格好をしたのであるが
ご案内:「落第街大通り」に猫谷凛さんが現れました。
■猫谷凛 > 今日も今日とてネタ探し
面白い事はないかと落第街を気楽に歩く
「お~もし~ろい~♪も~の~♪」
音程も何もめちゃくちゃな歌を歌いながら歩いていれば妙な子供を見かける
まず服がなんだからしくない。子供というより冒険者といった感じである
そして第二にその髪。金糸のような輝きに艶のあるキューティクル
どこぞのお嬢様のお忍び旅行
そんな単語が浮かべばもう後をつけるしかない
■リース・シュヴァイアン > 「さて、必要なものは…これと…」
今は買い物を早く終わらせよう
そうして買い物を早く終わらせようとする
しかし自分にかけておいた補助系魔術の探知魔術に妙な動きをする人物がいる
まるで自分の後をつけてるような
「さっきからわらわを付け回している無礼者はお主か?風紀委員の刺客かのう?」
人の少ない通りに出ると相手の方を振り向く
仮にも事件の犯人で脱獄犯。
しかもつけられているとなればかなりの警戒心で相手をにらみつけるように話す
■猫谷凛 > 「え……?」
いきなり振り向いた少女にそんな声を上げる
まさか子供が探知魔法なんて使っているなんて想像もしてないわけで
「え、えーと……どうも初めましてにゃ♪
私は猫谷凛、凛って呼んでほしいにゃ。あと、風紀委員なんかじゃ無いにゃ。」
風紀委員かと聞かれればムッとする
誰があんな恐怖集団…と以前の事を思い出す