2015/09/21 のログ
ご案内:「地下闘技場」にスノールさんが現れました。
スノール >  
罵声飛び交う円環に、ただ響くは剣戟の音。
地勢に轟く呼び声に、ただ応えるは刃の火。 
 

スノール > 地下鉄廃線その秘奥。
秘されし地下の闘場にて。
舞台に立つは、竜の武人。
舞台に伏すは、人の凶漢。

気焔が如き吐息一つ。
牙剥く口端を吊り上げて、蒼の大剣構えるは、双角戴く竜頭の巨躯。
その名はスノール。
 

スノール > 聴衆歓声その身に受けて、凶漢倒すは立て続け。
気付けば既に五連勝。
蒼の大剣、鞘納め。
腕を組んでは唯瞑目。
佇み次の仕手を待つ。
 
果たして猛者は在らざるや。

スノール > 今宵は仕手に恵まれず。
飯の種のみ、その手に納め、竜人、舞台を後にせん。

ご案内:「地下闘技場」からスノールさんが去りました。
ご案内:「地下闘技場」にヴァルトラウテさんが現れました。
ヴァルトラウテ > (地下闘技場。
先日の戦闘で小規模ながら優勝者になってしまったため、定期的に通っている
その目立つ服装と極めつけの美少女であるという見目もあって、昨今では話題に上がることもある

当人はあまり気にしていないが

普段は特に何をするというでもなく、希望者がいれば戦うし、そうでなければ隅のほうで紅茶を飲んでいるだけである
観戦に来る者の中には話しかける者もいるが、基本的に答えが素っ気無いことが多いため話が続かずに玉砕するものも多いとか)

ヴァルトラウテ > ……。
(特に何をするでもなく、闘技場の隅っこで水筒の紅茶を飲む少女。
戦闘外の場所でなく闘技場に入ってしまえば、そこそこ腕の覚えがある、もしくは変わり者以外は話しかけてはこない

そう言う意味ではめんどくさくなく人待ちをするには向いている

もっとも、すでに何度か、わざわざ倒される目的のために挑んでくる者がおり
よくわからないが容赦なく倒しておいた)

ヴァルトラウテ > (特に目的があるわけではなく、誰かと話すか、戦うではある

とはいえ、例の彼女との戦闘では不覚を取ってしまった
今後ああいう傷つくことは気をつけないといけない
導き手たるもの、相応の振る舞いをしなければ

もっとも、通常であれば大分強力であり一対一でそうそう負けるような機体ではない
戦闘データを集めるため……本人的には剣を通じて父様のすばらしさを伝えるため闘技場を利用しているつもりだった
その性質上、戦闘行為は比較的好む性格設定である)

……誰か来ていただけると良いのですがね。
来なければこないでそれはそれで問題ないのですが

ご案内:「地下闘技場」に”望月満月”さんが現れました。
ヴァルトラウテ > (誰かこないのであれば、それはそれで
負けないのであれば問題はない

どれだけの性能なのか、どれだけの負荷なのか
それと性格設定上や擬似魂魄の影響に拠る成長を促すことを踏まえた機体であり
それには時間と回数がかかるだろう

現在はまだ子供同然の少女が分不相応の力を抱えている状態である)

”望月満月” > 落第街の中立地域。
そのような闘技場があるとなれば、自分自身の実力判断と他者の戦闘を見る事、それにあわよくば自身の戦闘経験の追加もある程度のリスクと引き換えに詰めるのでは無かろうか。
そう考えて闘技場に足を運んだ結果。

「――妬ましい。」

思わずドスの効いた薄暗い声が漏れた。
その原因には色々あるものの、一番は、美貌と戦闘力を兼ね備えた優勝者の話題を耳にした事。
天は二物、もしくは三物以上を固めて与えるのか畜生。
せめて一目見ようと話題の主を探し、闘技場を歩き回る。

ヴァルトラウテ > ……。
(件の主は人待ち顔で、なんということもなく闘技場の隅で座っている
明らかに美少女、それも羨むに足るどころか、それすらも忘れそうな

整った目鼻立ちに、均整の取れた肢体、形の良い乳房、白糸のような髪
姫騎士、そう呼ぶにふさわしい少女がそこにいた

否が応でもわかる
あれだ)

”望月満月” > ……暫くして、発見した。
まず顔を見る。悔しいが、――色んな所で通用しそうな風貌だと解る。
加えて、Padを仕込んだままでの自分の姿を見下ろす。
PADをつけてすら、スタイルは負けていた。
それで一度優勝経験もあると言う事なのだから、戦闘力は後で努力で身につけたにせよ、妬ましいと思う気持ちは捨てきれない。

まぁ、そこは良いのだ。世の中の不公平は解っていたし、生まれ持った環境だってあ…いや、ここは落第街だ。
あの美貌に服装、そして優勝経験を持つほどの戦闘力ならば、ここにいなくても別の方法で正規生徒になる事は難しくはないだろう。

少し、興味は涌いた。
しかし悲しいかな学園でだって誰かに話しかけるタイミングを計るだけでも何らかの切っ掛けが必要な位には、対人スキルは磨かれていない。

しかし、今日は違う。話しかける材料は、一応あった。
それでも深呼吸を挟んで心の準備をしなくてはならなかったが。

「――……少し、良いかしら?」

少し遠めの位置から、件の少女へと、話しかける。

ヴァルトラウテ > ……構いませんよ?
どうぞこちらへ

(屈託のない笑顔
少女は基本的に警戒心、というものがほとんどない
正確に言えば、警戒しようがしまいが対応が変わらないからだ

故に声をかけられれば応じるし、誘われれれば興味を持つ
話しかけられれば笑顔で招くのだった

おそらくはそれすらも羨むものかもしれない)

”望月満月” > 案外、あっさりと応諾された。
余裕のある対応だと思う。
大物感?それとも、と続く思考を打ち切り、招かれて、やや硬い表情で歩み寄る。

「…ありがとう。優勝者の噂を聞いて、ね。
…少し聞きたい事があったのよ。
ああ、名乗り忘れてたわね、私は望月満月よ。」

偽名を使っている分、名乗りそこねる事が多く、今回もまた、名乗りを忘れる所だった。

気を取り直し。

「優勝するほどの腕前、それにその容貌。
学園に”引き上げられても”おかしくない位だと思うのだけれど…」

そう切り出して、口元を見つめて反応を待つ。

ヴァルトラウテ > ヴァルトラウテです……ヴァルと呼んでくださって結構です

(会釈、そして握手
別に余裕が有るわけでもなければ、特になにか考えがあるわけでもない
多くのことは「設定されていない」のだ
決まっていないことは決める必要が無い

故に相手が言うなりであり、その希望を聞く方を優先する
自分のことはその後である)

……ええと?

引き上げられる、というのはどういうことでしょうか?
(よくわかっていない
すでに編入手続きは終わっていると父様は言っていたし、数日後から学校である
彼女にはすでに用意された学籍があるのだ
そのため、何を言われているかもわからなければ、二級学生と言ったことはもともとよく知らない

いきなりかけられるその質問には戸惑いの表情を見せる)

”望月満月” > 会釈に握手。
会釈はまだ返せても、握手をするには戸惑いが多い。
ある程度話してならともかく、初対面で自己紹介後の握手など、…人生で三度あったか解らない。

「…解ったわ。」

戸惑いながら握手に応じる手は、小刻みに震えていた。
足元も彼女が見ていれば、足も生まれたてのカモシカのように震えている。

「そう、ね。この島が常世財団が運営する常世学園の管理下にある、と言う話はご存知かしら?
そして、この界隈は、その常世財団、常世学園が存在を認めていない場所。
もちろん正規の生徒が居ない場所…とされているわ。
”引き上げる”とは、この場所から正規の生徒へと学園側の機構が何らかの意図を持って引き上げる、と言う意味ね。」

もしかしたら、この落第街に異世界から来て間もないのかも知れない。
なれば説明を、と何とか噛み砕いて…自分なりの説明をしてみる。

ヴァルトラウテ > (手が震えているのであれば、安心させるかのように、さらに優しく手を重ねてやる
その手は剣を握っていると思えないほどに柔らかく、その指は細く美しかった)

大丈夫ですよ……取って食べたりはしません、今後とも宜しくお願いしますね?

(そして、感覚操作
落ち着くよう、気分が安らぐよう、不安に駆られないよう、計算された視線、所作などとともに
その香り、音、手の温度から力加減まで、適度に安らぐよう操作していく
もし、特に防ぐ手立てがないのなら不思議に安心するかもしれない)

説明ありがとうございます。
ですがその……すでに編入が決まっていまして、休み明けから通うことになっています

なので……ここに来ていることは内緒でおねがいしますね?

(説明をされればその事自体に礼を言いつつ、少し申し訳無さそうにしつつも、事情を述べる
すでに引き上げられた後なのか最初からそうなのかわからないが、彼女の話が出た日数からして
最初から生徒としての編入が決まっているのだろう)

”望月満月” > まさかの手の重なり。こういう所作をしそうな人が、他には朝宮先生位しか思い浮かばない。レアな人物と言えそうだった。
…剣使いと聞いたのに、剣ダコと呼ばれる感触がしない、と言う事に違和感を感じた。
自分の手は手入れしていると言えない位かさかさだし、スコップでの格闘術を学んでいる分、スコップダコの痕もある。

「ええ、よろしく、お願い…する、わ。」

くらり、とこんな場所で安心してしまう……。
そのこと自体を防ぐ手立ては無い。しかし、安らいでいない事、不安定な状態に慣れている人間としては、違和感をどこかで感じる。
ましてや、ここは落第街だ。

「……ええ、解ったわ。ヴァル。
まぁ、それなら不思議だった疑問も解消されたのだけれど…。
貴女は他の世界から来たのかしら?
私ばかり質問するのも如何な物とは思うのだけれど、ね。」

編入したにしては、学園や落第街に関する知識が見受けられない。
先ほどの違和感もある。
疑問を投げかけて…質問ばかりも妙だろう。答えるばかりを嫌いそうならば一旦引く構えも、見せた。

ヴァルトラウテ > (不安に駆られた身には「安心」というのがもしかすると特別なことに感じるかもしれない
少なくとも、目の前の少女はそれを与えてくれた
それが良いかどうかはともかく、そばにいると信用してしまいそうになるかもしれない
……信用など、感情の気まぐれかもしれないというのに)

そうですね、ヴァルは、喚ばれてきました
なので、こうして体を得て動くことも含めて何もかも珍しいんです

……なら、いろいろ教えて下さい
ヴァルが知らないこと
こうして丁寧に説明してくれる方は望月さんが初めてなので、
もし頼ってもよろしいのであれば、ですが

(人として顕現した導き手、というのが基本的な認識である
それが一番楽なのだ
なにせ過去もいらない、詳しい世界観の入力も必要ない

そしてヴァルは基本的に屈託がない
見たものを見たままに受け入れてしまうため、望月が何を考えていようと関係なく
単なる興味本位でなく話しかけてくれたその事自体が嬉しいのである)

”望月満月” > 安心への不信。嫌な思い出。
そうした物を安心した、と言う事実が思い起こしてしまうけれど、振り払う。

「呼ばれて?……そう、そう言う事だったの。」

彼女の言い分をそのまま飲み込めば、非実体が何処かの世界から召喚されて実体を得た。
と言う事になる。
召喚主が何も知らなそうな彼女を落第街で放置していると言う事、召喚主が学園入りしているなら、それが危険だと考えるだろうし、落第街に主がいるなら、それこそ放置と言う選択肢はないのではないだろうか?

「……解ったわ、と言っても…。何から、と言う指針が無いと何ともなのよね。
貴女が何を知っているかを知らないと知っている事を重ねることになりそうだから、それを聞かせてもらえるかしら?」

少し困った顔をして、思考の合間をとる。
幅広く説明するとなるととっかかりが難しい。
それなら、彼女が知っている事を取っ掛かりとした方が話しやすい。
その時間経過の間も、感覚操作が続いているならば、次第に反応の変化も出てくるかも知れない。

ヴァルトラウテ > はい、なので、いろいろと不慣れで、いちおう街を散策したりもしているのですが
出来ることといえばこうした闘いぐらいでして、

そうですね……何なら街を案内がてらそれに付随していろいろな話をしてもらえると助かります
そこまでお願いしてしまってもよろしいならば、ですが

(感覚操作は続いている
不安がっているのだとするなら、自分と一緒にいる時間は神経を休めるべきである
ましてや震えているほど緊張など、そんな状態を長時間続けるべきではない
優しさではなく、そうした判断によるものなのだが、理由はなんであれ
ヴァルトラウテとともにいると神経が安らぐのは事実である)

”望月満月” > 「……まぁ、構わないわ、と言いたいのだけれど…私が案内できるのはこの界隈だけ。
さっき言ったでしょう?ここは正規の生徒が居ない場所とされている…とね。」

首を小さく振る。
表情の硬さが取れてきている位の安らぎの感覚に、つい二つ返事で答えてしまいそうになったけれど、今の自分は”望月満月”と言う二級生徒の立場のままだ。
実際には正規学生とは言え、頷く事ができない部分がある。

「ま、だからこの界隈で良ければ、になるわね。」
それに、長時間こうして安らいでいると…欲しくなる、から危険だ。
自分を制する事が出来るうちに線を引く。

ヴァルトラウテ > ……はい、わかりました
此方がお願いする立場なのですから、無理のない範囲で構いません

(そう、この少女のもう一つの特質
本人がどう思っているかとは別に、妙に気になるのだ
それは様々な雰囲気や見た目、感覚操作などにより、少し抱いてしまう憧れに近い感覚や、一目あっただけなのに忘れないといった
違和感をむしろ良い物、特別なものとして捉えてしまう傾向を誘発する
人でありながら人でなく理想を体現しながら奴隷人形といった、相反する特徴がそういったことを誘発するのかもしれない)

……親切な方で助かります
よろしければ、望月さんには今後もいろいろお話を聞かせていただけると助かります

(快諾してもらえれば、望月の手を握って喜ぶ
ヴァルトラウテにはそうした、相手のことを受け入れることで相手をささいな高揚をさせるといった危うさがある
本人にしてみれば父様以外は割とどうでも良いことであり、気にしていないだけなのだが
その一方で誰ひとりとして嫌ってもいないのも確かだった)

”望月満月” > 「それで、今から行くのかしら?それとも、ここに用件があったかしら?
今から戦う、とか。」

誰かを待っていた、とは今までの話からは考えにくい。
いたとして、召喚主。
そう、主がいる筈だ。人ではなく、何かに呼ばれて従うなら……呼ばれたか造られたかの違いはあれど、アンドロイドのようではないか。
私が欲していたのは、”自分で書き換えたアンドロイド”ならば…自分で書き換えたならば、”書き換えた召喚生物”と、何の違いがあるのだろう?
それに、落第街に殆ど何も知らない状態で放置するような主だ。
彼女に固執しているとは考え難い。

「ええ、……私と落ち合うのは中々難しいでしょうけれど、ね。」
丁度、手が触れている。
微笑みを浮かべて、しかし考える。
アトラ9の時の失敗例があるし書き換えも、プログラムのようにとは行かない。
自分自身の高揚は、暴発を生む。
姉様、と呼ばせた彼女の時も或いは、目的が目の前にある高揚もあったのかもしれない。

自分の思考を制して、もう一度線を引く。
やるにしても、彼女の種族その他を知ってからと自分に言い聞かせて。

今から行くと言うなら、それもいい機会と捉えた。

ヴァルトラウテ > いえ、今からで構いませんよ
望月さんの都合に合わせますので
……あいにく、今日は相手も現れないようですし

(相手がいなければ戦闘も出来ない
それにもとより自分の都合でここにいるのであり、闘技場の都合や相手の都合でいるのではない)

……出会うのは難しいのですか?
お忙しいのでしょうか?
よろしければ連絡先を交換いただければ、と思っていたのですけれど

(基本的にヴァルトラウテのコミュニケーションは無防備である
他人を疑わないのだ
望月が何を考えていようと、ヴァルトラウテに何を見ていようとも

……そして望月はこの判断が線を引き損なったかもしれないことに気がついていただろうか
仕掛けるなら今この時この瞬間がおそらくは最適だったのだから

共に過ごす時間に共感と感情は比例する
知れば知るほど網にかかっていくのは望月の方かも知れなかない

その手は……柔らかく温かいのだから)

”望月満月” > 「そう、それなら…街に出ましょうか。
相手がいないのなら、仕方ないものね。」

肩を竦めて溜息をついた。
戦闘光景も見てみたい所ではあったし、彼女の性格や対応によっては、戦うつもりでもいた。
しかし、感覚操作による安心やこれまでの彼女自身の対応で毒気も抜かれていて、今宵はケンカでも吹っかけられない限りは戦うつもりはなくなっていた。

「そうね、難しいと思うわ。
忙しい、と言うより連絡先が無いのよ」

落第街で手紙が届くような立場でもないし、ネットワークでの拠点は出来ているが、誰かと連絡する事を全く想定していない。
十六夜棗として聞かれていれば答えていただろうけれど、”望月満月”では、連絡は出来ない。

それじゃあ、行きましょう?と外に向かって手を引く所作。
自分から手を引く、なんて新鮮な感覚だ。
蜘蛛の糸は――どちらがかかってどちらが出しているのやら。

ヴァルトラウテ > はい、改めてよろしくお願いします、望月さん

(戦闘も良いのだが、父様がヴァルトラウテに課したのは経験であり成長である
故に、必要なことは戦闘でないといけない理由はドコにもない

特に、案内してもらえるということについては、傍目にわかるように喜んでいる
誰かと一緒、というのも嬉しいのだ

父様以外の存在はどうでもいいと思っていても、それとコミュニケーションは別である
そしてヴァルトラウテはのAIはどうしようもなく純粋な少女であり子供だった)

……そうなんですか

(連絡先がないとわかれば見るからに沈む
テレパスによる糸をつけることも出来なくはないが、それは連絡でなく諜報である
だが、その手を引かれれば、明るい笑顔で、はい、と頷くのだった)

”望月満月” > 「それでは、行きましょう、ヴァル…さん。」

名前を呼び捨てで呼ぶ。
には、さんくらいはつけようと思った。
そうすると、何かの製品っぽい残念な響きになった。

「こればかりはどうしようもないわね。
―ーそうね、興味を持った場所はあるかしら?
無ければ近くを場当たり次第にするけれど」

この2択はどちらでも構わないし、自分の所作や言動で表情をころころと変える姿を見るのは…学園では数人位しか心当たりがない。それはとても貴重に思える。

まずは希望を聞いて――。ぼろぼろだった対人スキルが、少しずつ復調を見せ始めていた。

ヴァルトラウテ > はい、呼び捨てでも構いませんよ?

(ヴァルトラウテはもともと、名前で呼ばれたいところがある
自身のこともを名前で言うぐらいには、そうだ

なお、ドコかの商品名については、彼女は知らない)

そうですね……例えば紅茶を飲めるところなどはあるでしょうか
先日、日本のファミリーレストランはすごいとお聞きして行ってみたのですが
運が悪く営業をしていない状態で……

(ヴァルトラウテは食事に興味がある
特に趣味らしい趣味はないのだが、とりあえず美味しいものを食べるのは好きだった

ファミレスは行ったら襲われている最中だった
良くはわからないのだが、なぜかそうなっていた)

”望月満月” > 「そう?それなら私も呼び捨てでいいわ。さん付けで呼ばれるとくすぐったくてね」

このまま偽名をさん付けで呼ばれるのはちょっと避けたかった。
下手すると返事をしそこねたり、誰の事か解らなくなったりしそうだったから。

「紅茶……紅茶、ね。ええ、それなら質が良いかは分からないけれど。
一応知ってはいるわ。
ファミリーレストランは……何かが暴れてたのかしらね?」

そう言えばファミレスで事件があったとかそんな話は聞き覚えがあった。
それが七英雄と言う話までは聞き及んではいなかったけれど……そう言えば社会への――って話をあの公安委員はしていたか。
もし遭遇したら相手取る位はしてもいいのかもしれない。

が、まぁ、今は今だ。手を引いて、紅茶を飲めるスペースへ、行こう。

ご案内:「地下闘技場」から”望月満月”さんが去りました。
ご案内:「地下闘技場」からヴァルトラウテさんが去りました。