2015/11/23 のログ
ご案内:「地下闘技場」にギルゲイオスさんが現れました。
■ギルゲイオス > 喰ら――
(腰だめから相手の顔面に向かって放たれる、拳。
渾身に風切りを乗せて放たれた一撃は、『互いに』交差しあい)
――げふぁ!!
(両者の顔面に吸い込まれると、鈍い衝撃音と、カエルを潰したようなうめき声が漏れる。
クロスカウンター。
なお、身長は同じ位であるものの、体躯の大きさでいえば相手の方がそうとうとデカい。
その拳をもらった魔王様の顔面は、見事に歪んでいた)
■ギルゲイオス > (魔王君ふっとんだー、一緒に相手もふっとんだー。
両者の一撃は互いに急所を捉え、その勢いに背中から地面へと倒れ落ち。
暫し、ヤジさえ消えた静寂が訪れて)
っ……お主、中々やるではない、か。
(よろけながらも口の端上げて。
生まれたての小鹿の様に足元を震わせながら起き上がる魔王、と相手。
両者、向き合わせる瞳の間に、妙な友情が芽生えそうな雰囲気である)
ご案内:「地下闘技場」にダナエさんが現れました。
■ダナエ >
──ゴッ……ゴス…… ゴッ……ゴス……
ゴッ……ゴス…… ゴッ……ゴス
一勝負終えて治療室から戻ってきた重騎士。
対戦相手に吹きかけられた毒霧で
まだところどころ紫色の顔を拭きながら、
「……あっ」
間抜けな声が漏れたのは、見知った顔が戦っている、
と気付いた瞬間にパンチで見知った顔が歪んだから。
とりあえず観客席へ移動。
オッズを連呼する男を呼び止め、
思い切って先程の勝ちの全額をぺしっと渡す。
賭けた相手はもちろん、魔王様。
「どうした足に来てるぞー! 踏ん張れよー!」
口の横に手を添えて大声で野次っぽい応援。
■ギルゲイオス > ふぅむ……さて、どうしたモノであるかな。
(なぐり合ってる点からして、ルールは魔術無し、武器無し。
当然、魔王様にとっては不利な条件。
ここにも数度程度は訪れてはいるが、術士としてのイメージが広まっている分、オッズに関しては魔王の方が高めである。
実際の所、単純な肉体能力だけで見ても、人間よりかは余程と良い部類ではあるが――相手も相当に屈強な肉体を持っている)
…………
(相手の様子を伺うように、摺り足。
大して向こうは不動に構える。
巨躯の男は粗雑そうな印象を受ける顔立ちながら、様子に隙がない)
はは……もう随分と、がっくがくであるよ。
勝てたら――優しく看病でもしてもらうかな。
(何やら聞き覚えのある声に、喉元、小さくと鳴らして。
刹那の後、地面を一気と蹴り出せば、間合いへと、突っ込む) [1d10→6=6]1~5:魔王優位、6~10:相手優位
■ギルゲイオス > ぬっ!!
(迎撃に撃ち出される、丸太の様な腕。
強引に身を捌き直撃を避けるも、その勢いにバランスが崩れる)
■ギルゲイオス > (次の判定で、魔王様側が1減少。
1~4:魔王優位、5~10:相手優位
に変更。
さぁ、1d3で魔王様を応援しよう!)
■ダナエ > 「むっ」
相手の迎撃を食らう魔王様。
こちらがまったく知らない者同士の対戦も面白いが、
知人の戦いはまた格別に面白い。
喉が乾いてきたので、
残しておいた交通費で飲み物を買う。
敢えてなのか、不利そうなルールで戦っている
ところを見ると、魔王様も既に何度かここで
戦っているのだろう。
「追撃来るぞぉー! かわせー!」
自分が戦っているときに言われたら、うるさい
わかっとるわ!!的な気持ちになりそうな応援。
騎士のダイスじゃないから、
魔王様のためのダイスだから運命の(ダイスの)
女神様はきっと味方してくれる、と信じての1d3。 [1d3→1=1]
■ギルゲイオス > っち!!
(横に倒れかかるその寸前、左手で地面を叩き弾いて姿勢を立てお直し。
追撃、剛腕一撃防ぎ受け止めるも、その衝撃で体が揺らぐ)
分かっておるってーの、……だが、有り難く受け取らせてもらおうかっ
(体幹をややと崩しながらも、放つケリ。
狙いは脛、その野太い脚へと向かって撃ち出す)
(相変わらずあんまり味方してくれない女神さまのお情けで、魔王様優位1回復) [1d10→2=2]1~5:魔王優位、6~10:相手優位
■ギルゲイオス > もらったぁっ!!!
(反動で後ろへと離れながらも、その一撃は見事に相手の脛を捉える。
つまり、弁慶の泣き所、である。
したたかに打ちつけられたその痛みに、巨体が喉元を引きつらせるような悲鳴をもらし。
未だ残る痛覚に、動きが鈍る)
(次の判定で、魔王様側が3増加。
1~8:魔王優位、9~10:相手優位
に変更。
さぁ、1d3で魔王様を応援しよう!1~5:魔王優位、6~10:相手優位
■ダナエ > 適当に飲み物を選んだら酒だった。
こんなところで飲酒とは騎士の戒律的に微妙だが、
知らずに一口飲んでしまったし仕方ないことにして
ゴクゴク。
「おお、あの一撃受け止めたか」
ぺろりと舌なめずりをしながら感心。
身体も人間より頑強であるらしい魔王様。
「脛はな、鍛えるのが難しいものな……」
兵学校でも、
瓶でゴンゴン打ちつけて鍛えるくらいが関の山だった。
痛がる対戦相手に同情するような台詞だが、
顔は笑っている。
「チャンスだぞ!!
行け魔王殿、勝利のために!!」
負ければ己もほぼ一文なしである。
応援にも熱が入る。 [1d3→3=3]
■ギルゲイオス > ふはははは、どうした?
ゴツイ面構えしておいて、痛みで少しと涙目になっておるぞ?
(相対する魔王様、わざとなのか素なのか。
なんだか悪い笑みを浮かべて挑発を入れる。
もっとも、言ってる言葉に間違いはないのだが)
おうよ、これで、しまいに――ッ!!
(誘いに乗ったかの如く、巨体が突進をかける。
肩から突っ込んでくる、強力なタックル。
それを……)
(金の力が通じたのか、応援で3アップ――すると通り抜けるので、1のみ) [1d10→5=5]1~9:魔王優位、10:相手優位
■ギルゲイオス > (正面から、受け止める。
威力は十分、その衝撃に骨が軋む。
しかし、先の脛への一撃がやはりと効いているようだ。
最後の踏ん張りが不十分に終わり、魔王を跳ね飛ばすには至らない)
中々、いい勝負、であったが……終わり、だっ!!
(ややと腰を落として、体をねじ込んで。
極至近距離の間合い。
そこより勢いを乗せて振り上げるは、拳。
正確に顎を捉えると、一気に突き抜けて)
いよっしぁあああああ!!!
(仰向けにグラリト揺れた後に、大きな音を立てて倒れ落ちる、巨体。
振り上げた拳はそのまま勝利の宣言が如く天井を示し、魔王が勝ちの声を上げた)1~9:魔王優位、10:相手優位
■ダナエ > 対戦相手の突進に、
「うっ」
と一瞬呻くが、
その後は固唾と酒を飲んで見守る。
顎にとどめの一発が決まり、巨体が崩れ落ちる。
それを見届け、
【配当金・ダイス目×1000円】 [1d100→29=29]
■ダナエ > 「よし!! 29000円!!」
■ダナエ > 魔王様の実力が認められている証か、
大金と言うほどでもないが配当金にありつく。
ホクホク顔で魔王様に笑顔で手を挙げ、
いつだったか少女に教わった親指を立てるサイン。
■ギルゲイオス > ふぅ……中々の強敵であった……
(額に浮いた汗をぬぐい、大きくと息をついて。
暫しと、倒れた相手を見下ろしたままに、勝利の余韻に浸っていた、のだが)
えらいまたリアルな金額であるなっ!!!
おのれ、文字通り現金なヤツめ!!!
(そんな余韻も見事にふっとばす、29000円の叫び声。
何時も通りのモードに戻りながら、くるりと向き治ると。
その現金な笑みにまた一つため息が)
ま、応援は感謝しておるよ。
(小さく肩を揺らした後に。
此方もサムズアップを返し、トコトコと歩み寄って行く)1~9:魔王優位、10:相手優位
■ダナエ > 現金なやつ、と言われ豪快に笑っている。満足げ。
売り子から飲み物を全種類一本ずつ買い、
歩いてくる魔王様にそれを指し示す。
「まあそう怒るな、今日は私の奢りだ。
好きなものでその顔を冷やしてくれ」
飲んでくれ、ではなく冷やしてくれ。
拳を喰らった魔王様の顔面を見ている。
「それにしてもギル殿は、
魔法を使わなくても十分戦えるのだな。
武闘派のイメージがなかったから少し驚いたぞ。
ダメージはどうだ、一晩寝れば治るくらいか?」
魔族の高い自然治癒力を思い出し、顔以外もじろじろ。
■ギルゲイオス > あぁ、どうもありがと――冷やす!?
たしかに思いっきり殴られて熱持ってるが、何やら妙な響きを感じるのである。
……………冷やした後、中身も頂くからな?
(前置きをしつつ、オレンジジュースの缶を一つ引き上げて。
それを頬に――)
いつつつつつ!!
(当てた瞬間、びりっとした痛みにに小さく悲鳴を上げた)
そんなにじろじろと見るモノでもなかろう……
(ややと半眼気味に。
流石に防御障壁も肉体強化もなくモロに喰らった分、それなりのダメージになっている様子。
顔が崩れるという程でもないが、分かりやすく張れているし、時間が経てば青くなるかもしれない)
ま、単純に魔族は人間と比べれば身体能力が高いし、魔王であるからして生来から上乗せされている部分もあるのでな。
もっとも、武闘派という程、技術を身に着けている訳でもないのでな。
相手が力押しだから良かったものの、武道家相手では厳しいであろうな。
(ややと天井を見上げれば、戦いを思い出すような口ぶりと)
…………そんなに興味深いのか。
(べろーんとシャツを捲り上げると、幾つかと残る打撲跡。
ダナエが来る前から戦っていた訳で、当然その間にも何発か貰っている)
そうであるな、一晩……完全に治るとなると、もう少しかかるかもしれぬな。
骨も折れてはいない故に、優先していないせいもあるがな。
■ダナエ > 中身も飲むぞと言われ、
笑顔のままどうぞどうぞとばかりに手で勧め。
頬を冷やして上がる悲鳴に、
「はっはっは!
今日の魔王殿は一段と人間らしいな」
とても満足そう。
「いや、魔王と言うと圧倒的強者であって、
余裕の高笑いをしているか滅ぼされているか、
という印象があるのだ。
魔王も頬を腫らしたりするものなのだなあ」
人の怪我をしげしげと見ながらのん気に言って、
カップ酒を一口。
「なるほど。
魔法なしだと、技巧派には苦戦するのか……」
捲られたシャツ。打撲の跡を見ながら、
自分が戦うのなら魔法なしでも魔王様に
勝つのは厳しいか、だが防御ではこちらに分が……
などと考えているバトル好き。
ところで、魔族にヘソはあるのだろうか。
もしなければ、
「へ、ヘソがない……!?」と騒ぐのだろう。
■ギルゲイオス > その言葉は、褒められているのか貶されているのか、判断に迷う所であるな。
元の世界なら兎も角、此方ではそれほど『如何にも』な雰囲気は醸し出しておらん筈なのだがな。
(プシッと缶を開けると、一口――の後に眉を顰め、真逆をむけば中身を吐き出す。
普通のオレンジジュースとは違う、朱い色が混ざっていた)
如何にも此方の世界に語られる、テンプレ魔王であるな。
何だかんだ言っても、我……魔族も、生物的な存在であるからな。
ダメージを貰えば、こうもなるのである。
……というか、酒呑んでおるのか……
(顔を横にゆるりと振った後、手にしているカップ酒に目がいって。
怠惰時の酒くれ化を思い出す)
故に、そうだな。
例えば魔術抜きの、剣で戦うとなれば、だ。
単純にパワーであれば我に分があるかもしれぬが、剣術で攻められれば我が不利であろうな。
(ちょいと肩を竦める仕草。
純粋な肉体能力だけであれば、圧倒できるだけの出力、とはならないようだ。
無論、強化魔術を加えれば、また別の話になってくるかもしれないが)
(ちなみに人の体を真似ている部分がおおい為、へそっぽい造形は存在するが。
よくみればヘソではなく、なんとなく似た形になっているだけ。
つまり、無いと言ってもいい)