2016/08/28 のログ
ご案内:「落第街大通り」に不知火 械徒さんが現れました。
不知火 械徒 > 「くあぁ~………あっとぉ…」

落第街大通りは、今日もいつも通りの様子。
何処からか柄の悪い男達の喧騒が聞こえてきたりするのも、日常茶飯事。
関わらないのは一番だと、大通りの片隅の段差に腰かけて大きな欠伸をする。

「今度はなーにを作ってみるかねぇ…それと、何か面白いもんでもねーかな」

持参した缶コーラを開けて、ぐっと煽る。
飲み慣れた炭酸の味を愉しみながら、次に作るものを決めようとしていた。

ご案内:「落第街大通り」にクロノさんが現れました。
クロノ > (少しずつ秋の気配が近づく夏の夜、幾分過ごしやすくなってきた夜風を感じながら、用事を済ませてのんびり帰路兼お散歩中の男の子…の形をした機械は、ジーガシャ、ジーガシャ、と節々から独特の稼働音鳴らしながらのんびり歩調で歩いて。)

……? ぁ。やぁ、ちょっと久しぶり。

(視界の隅に認識した人影、立ち止まって小さく手を振りつつ、いつかと同じ人懐っこい笑顔で声をかける。そのまま数歩進んで、彼の隣辺りに並ぶようにして腰を降ろす緑色。)

不知火 械徒 > 「こたつでも作って、置いとっかなぁ………やっぱまだ早いか。あー…エアコンの機能を増やしてみるとかー…?」

中身のまだ残っている缶コーラを揺らしながら、もう一度大きな欠伸をする。
これからの季節を考えてはみるが、やはりまだ早いかもしれないと止める。
今、大活躍中であるエアコンの機能を拡張させてみようかなどと考えていると、知った顔に声をかけられた

「んぁ、クロノじゃねーか。おう、おひさ。今日はどした、またジャンクパーツで買いに来たのか?」

空いている手を軽く振って挨拶を返しては、隣に腰を下ろした相手へと尋ねてみる。

クロノ > … んふふー、元気そうで良かった。… そうだよ、これ、今日の戦利品。今じゃもう生産されてなくて、現存するジャンクから掘り出すしかないんだって。

(彼の隣に座って、動力をエンジンからバッテリーに切り替える男の子。相変わらず会話の合間には小さな電子音と、半テンポくらいの不自然な間。肩に掛けていた、使い古し感たっぷりの学生鞄から取り出したのは何かの家電の基盤らしき部品。)

…械徒は?何か新作のネタ探し?
(見た目少年だけど学生ではないロボットが、しかし学生鞄から続けて取り出すのは缶コーヒーとサラダ味のプレッツェル。ぷしゅ、と缶を開けてはごくごくと一口、箱菓子の方は「食べる?」なんて彼に差し出しながら尋ねる仕草はやっぱり少年そのもの。。)

不知火 械徒 > 「まー、なーんとか元気だわ。 …ほー、そりゃすげぇレアもんじゃねぇか。俺も探しときゃよかったぜ。」

返事をしながら相手が鞄から取り出した基盤らしき部品を観察する。
確かに、ここら辺ではあまり見たことのない部品だと物珍しそうな視線を向ける。
これで何が作れるだろうと思ったり、正直羨ましいと思っていたところで相手からの質問があり

「まーなー。けど、今はいまいち浮かばねぇや。…くれんなら、遠慮無く。 …ロボットって味とかわかんの?」

質問には、溜息を一つ吐いた後で答えてからコーラを飲む。
隣で缶コーヒーを飲み始める相手から差し出される菓子を、遠慮無く一つ手に取って口へ放りこんだ。

クロノ > … ん。学校の備品も、案外結構古いものが多くてね。新品買い換えの予算がなかなか回って来ないから、こうして応急措置しながらなんとか使い回してる感じ?

(かく言う自分も、人間の技師と医師を雇う人件費よりは、価格と維持費が安い中古だから買ってもらえたみたい、と苦笑いしつつ。)

… ん、僕、こう見えてお料理とかもそれなりにはするし、そうなると味の調整とかも必要になってくるから、人間と同じ食事は出来るようになってるよ。… 栄養を摂取してる訳じゃないから、食べなくても困らないけど。

(彼からの質問には、お菓子をつまんでモグモグしながらのんびりとそんな返答を。そして缶コーヒーをまた味わいつつ、ふむ、と少し考える仕草もまたいつかと全く同じ挙動。)

… これから秋だし、全自動焼き芋マシン…とかあったら面白いかも。買ってきたお芋入れるだけで、洗って焼いて袋に入れてくれるお手軽なやつ。
(機能の維持に飲食が必須ではないロボットの割には、出てくる発想は育ち盛り真っ最中の男の子的思考。)

不知火 械徒 > 「学校の備品かー…廃棄されたのを何とかできりゃ、結構パーツとか集まりそうだなぁ…ま、中古でも使えりゃ問題ねぇだろ。」

相手の言葉を聞いて、ぼんやりを上を見上げながら言葉を口にする。
学園で廃棄処分された備品をどうにか入手できれば、それなりにパーツも集まりそうだと考える。
新品でなくてはいけないルールがあるわけでもないし、と苦笑する相手へ返して

「…はー…料理できんのか?すげぇな、おい。」

自分は全く出来ないので、料理ができるという時点で凄いと思っている。
意外そうな表情でいると、何かを考えている様子の相手を見て

「焼き芋ねぇ。まー…あれば、ちったぁ面白いかもなー」

相手の秋らしい発想に、緩く首を傾げながら悪くないと言葉を返した。

クロノ > … ふふふ、僕がギリギリまで修理して使ってるから、廃棄される時にはほぼ天寿全うしてご臨終な感じだよ。それでもまだ、使える部品はあるかもね。

(不燃ゴミの収集日とかにこっそり置き場見てみたら?とか提案出来る辺り、この男の子の立場は、風紀とか備品管理に厳しい委員や教員とは違う存在なのかもしれない。)

… ふふふ、惣菜工場とかお弁当屋でも働いてた事もあるから、一流シェフレベル…とまでは行かないけど、それなりにね。毎日のごはんも、寮の食事が出ない日とお昼は自分で作ってるよ。
(保健室メシの面々で日々繰り広げられるキャラ弁選手権(?)、男の子ロボットお手製のお弁当も日々進化をしている様子。)

… ね、これから学祭とかの時期に活躍しそうだし、終わったら購買に置いてもいいかもね。
(焼き芋の次はおでんかー、とかのんびり妄想する男の子の口調は、なんだか楽しそうでもあり、幸せそうでもあり。)