2016/08/29 のログ
不知火 械徒 > 「あー、まじかよ。でもま、見てみるだけ見てみるかなぁ…」

使えそうなものを最後まで修理しながら使うのは、所謂エコの精神でもあるし正しいことである。
けれど、ジャンクパーツを手に入れたい立場からすると、少々余計なことを思わざるを得なかったりもする。
相手の言う、不燃ごみの日にでも言ってみるかと答えて

「ちゃんと食えるもん作れるだけでも十分だろ。それで飢えは凌げるんだからよ。
 俺なんざ、たまごかけごはん程度のもんしか作れねーんだから、羨ましいもんだぜ?」

できて、その程度。肩を竦めて苦笑するが、自分の料理スキルの無さに溜息が出た。
コーラをもう一口飲んで気分を持ち直しつつ

「購買にねー…俺の作ったもん、置いてくれるとは思えねぇけどなー」

違反学生の自分が作ったものを置いてくれるだろうかと、足を組んで言葉を口にした

クロノ > … 部品取りで良ければ、完全に揃ってなくても良いわけだし、きっと時々収穫はあると思うよ?… 僕も、捨てちゃってから後になって「あー!」って事、時々あるし。

(かといって、次にいつ必要になるかも定かではない廃棄品をいつまでも大量に倉庫に置いておくわけにも行かないし、難しいところ、と。)

… たまごかけご飯も、専用のお醤油出てたりして、意外と奥が深いよね。僕も時々食べるよ。
(機械弄りが出来る器用さがあればそれなりに何とかなりそうな気もするけど、そこは個人差もとい得手不得手、と言うことなのだろうか。)

… ふふふ、学祭にお試し設置してみて、使いやすさと美味しさ、あとは故障の少なさが実証出来れば見込みあるかもよ?
(肉まんとおでんに、焼きたてほくほくの焼き芋まで購買で買えたら最強だなー…とかとても楽しみな様子で話すロボットは、きっと人間の食事を一緒に楽しむことも大好きなのだろう。)

不知火 械徒 > 「だぁといいんだけどなぁー…ま、今度駄目元で行ってみるわ。あんがとな。」

教えてくれたことをお礼を言いながら、相手の肩をぺしぺしと叩く。
何か廃棄処理された機材の一つでもあれば恩の字だと、今度学校まで行ってみると告げる。

「あー…だな。ま、俺はそれなりに美味くて腹が一杯になりゃいいから、そんな専用の醤油とかは買わねぇけど。」

そんな余裕も無いし、と若干遠い目をする。
食べて、寝て、機械が弄れればそれで特に生活に不満も無い。
空になったコーラの缶を、デコピンして音を鳴らし

「ま、そうなった時には金取るけどなー。整備代やら貸出代みたいな感じでー」

さも当然と言いたげに、そうなった時には金を取ると言う。
タダで貸すほど、慈善事業に興味は無いと口にしてから立ち上がり口を開く

「んじゃ、ちょーっくら焼き芋製造機を作る準備するわ。そこまで行くか?」

クロノ > … っふふ、あ、僕がゴミ置き場に居ても、僕から部品取るのはダメだよー?
(かなり旧式の型落ちとだけあって、男の子自身もいつ不燃ゴミになるかわからないけど、動いてる間は貪らないでね、と念を押しておくロボット。)

… ん。成功するといいね。僕も、良かったらお手伝いさせて?色々応援するよ。
(立ち上がる彼に続いて、ロボットも一緒に立って出発の身支度。前途多難な予感もするけど、新しい機械の制作に一緒に関わらせてもらえるとあれば男の子もヤル気満々、興味津々だ。…きっと明日以降も、時間が取れる時には彼となるべく会うようにして、焼き芋マシンの開発に精を出すことだろう。夏の夜の今から既に、完成が楽しみだ。)

不知火 械徒 > 「安心しろよ。流石にお前からパーツを取ったりはしねーからよ。」

相手から部品を取ったら暫くは困らなくなりそうだとは思うけれど、
まだ動いているうえに友人という位置取りにあるので、それはしないと苦笑いをしながら答える。

「あー?ま、別にいいけどな。俺がいつも機械弄ってる場所、教えといてやるよ。」

手伝うという提案には、断る理由も無いので了承しておく。
そして、違反部活の一つであるスクラップ部が不当に使っている部室の場所を教えておくと答えてから歩きだす。
やる気満々の相手をちら、と見てから、焼き芋製造機のイメージをしながら大通りを歩いていくのだった

ご案内:「落第街大通り」からクロノさんが去りました。
ご案内:「落第街大通り」から不知火 械徒さんが去りました。