2017/01/14 のログ
ご案内:「落第街大通り」に櫛鉈 蛟さんが現れました。
■櫛鉈 蛟 > 落第街で2年も暮らしていれば、それなりに顔馴染みも増えるし必然的に違反部活や犯罪組織との接点も多くなる。
無論、元・風紀委員であり『首輪付き』である男には、そういう輩と過度に親しくする気は無い訳だが。
…で、現在適度に逃亡中。何故かと言えば…。
「あーークッソ、タイミング悪すぎだろ!何であそこでヤクの取引きなんざしてるかねぇ全く!!」
と、悪態を付きながら男は『屋根の上』を飛び移りながら逃走していた。
偶々、最近落第街に広まっているらしき『舶来品』…ヤクの取引現場を目撃してしまったのだ。
完全な偶然な訳だが、何故かこう執拗に追われている。どっちが蛇だよ!と言いたくなるくらいしつこい。
「どうすっかなぁ…風紀委員に通報…したくねぇなぁ」
古巣とはいえ、今の連中と自分の仲は凄い微妙なバランスで成り立っている訳で。
チラリ、と後ろを見れば…あら素敵、追っ手が5人から10人に増えております。
「……うへぇ、マジかよ~~追っ掛けされるなら美女にしてくれねぇかなぁ」
と、嫌そうに苦笑を浮かべる余裕は何気にあるらしい。しかも、余所見をしながらも器用に屋根から屋根へとニンジャの如く飛び移っている。
■櫛鉈 蛟 > さて、逃亡しながらもう一度振り返って連中の動きを確認――…うわぉ、5人ほど拳銃取り出してるんですが。
「おいおい、こっちは飛び道具あんましねーんだから、もうちょい手加減し…うぉっと!?」
反射的に加速を緩めぬままに横っ飛びで銃弾を回避!跳躍した先にも屋根があるから足場は問題ない…が。
(…あ、これ着地の瞬間を狙われそうだな…と、なーれば!)
左腰に提げていた、まるで鉈のように分厚い短刀を左手で逆手持ちに引き抜く。
案の定、着地の瞬間を狙って飛んできた銃弾3発を勘だけで鉈を盾代わりにして弾く。
無事に着地成功。再び走り出しながらやれやれ、と溜息を零す余裕がある。
「ほんっとしつこいな…あんまりしつこいと女にモテなくなっちまうぞ?あいつら…」
等と軽口を叩く程度には平気だが、まだ追っ手は諦めていないようだ。
どれだけしつこいんだ連中は…その執念と熱意を別方面に向ければいいものを。