2017/09/30 のログ
ご案内:「落第街大通り」に笹貫虎徹さんが現れました。
笹貫虎徹 > 夜の雑踏で賑わう落第街。学生区や商店街の健全さや、歓楽街の大人の賑わいとも違う混沌としたソレ。
少年としては、その空気にさして興味は無いが退屈凌ぎにはそれなりになる。
特にこれといった目的も方針も無く落第街を訪れるのは何時もの事。
相も変わらず覇気に著しく欠けた雰囲気のまま、ブラリブラリと大通りの往来を歩く。

「…んーー…ここなら暇潰しに何か事件でも起こってると思うんだけど…おっと」

時々、その無防備さに付込もうとするスリやら何やらが接触しようとする…が。
ソレもごく自然な動作でスルリと交わし、特に何の被害も無くマイペースに歩き続ける。

笹貫虎徹 > それとなく人の群れを擦り抜け、スリやら当たり屋じみた類も華麗に交わす。
この辺りは、特に少年自身は意識していない。半ば無意識の所業でしかなく。
そうやって歩きながら、時折り、眠たげな目つきで何か事件かお祭り騒ぎでもないかと視線を走らせる。
基本、周囲にも自分にも無関心に近いが退屈そのものは好きではない…と。

時々、何人か往来ですれ違う者、軒先で商売する者、密談を交わす者、幾つかの視線をこちらに感じる。
自分みたいな"凡人"に何故そんな視線を向ける必要があるのか、と数秒程考えて。

(あぁ…そういえば、何か『怠惰虎』とか微妙なネーミング付いてたなぁ)

違反部活を潰したり、地下闘技場で無傷かつ素手で10人抜きしたりしてたからかもしれない。

ご案内:「落第街大通り」に笹貫虎徹さんが現れました。
笹貫虎徹 > 多少なりとも顔や名前が知られるのは厄介だ…とは思う。思うのだが。
そもそも脅威を感じる感覚が欠落している少年にしてみれば、別に大した事でもないという結論になる。
ただ、絡まれ易くなったりちょっかいを出される頻度が増える…そのくらいか。

「…けど、まぁこの辺りはアレか。風紀委員会も偶に巡回してるぽいし…」

それに、この辺りはまだ落第街にしては治安がマシな部類である。派手な事件も起き難いだろう。

「…んーー…まぁ、何事も無ければそれはそれでいいんだけどさ…」

少なくとも、他の街区には無いものがここにはある、それだけでも時間潰しくらいにはなるだろう。
そう思いながら、怠惰な虎らしい少年はブラブラと大通りを一人歩き続け。

笹貫虎徹 > 結局、ただのお散歩で終わる事になりそうだ。そのまま、落第街の雑踏へと少年は消えていく。
ご案内:「落第街大通り」から笹貫虎徹さんが去りました。