2017/11/07 のログ
ご案内:「落第街大通り」に笹貫虎徹さんが現れました。
笹貫虎徹 > 今夜もフラリと、怠惰な虎…もとい少年は夜の落第街を一人歩く。決して派手ではないが少しずつこの少年の噂は広まっている。
もっとも、違反部活や組織を単身で潰しただとか、地下闘技場で無双したとかその程度だ。
少年自身は、成り行きと暇潰しの延長としか捉えておらず、自身の知名度に関しても然程ピンと来てはいない。

「…くぁ…眠…。」

欠伸を呑気に噛み殺しながら、落第街をフラリと歩く姿は一見スキだらけで無防備。
だが、すれ違いざまに財布をスろうとした輩を一瞥もせずに交わし、因縁を付けてきたチンピラを一撃で地に沈める。
そんな事を片手間に、しかも大して意識もせずにしていれば若干ながら目立つのは仕方ないだろうか。

「……んーー、何とゆーか、相変わらず雑多な事で…。」

別に落第街が好きだとか、刺激が欲しいとかそういう気持ちはサラサラ無いのだけど。
まぁ、何となくこちら側に無意識に足を運んでしまうのは少年も多少自覚は無いでもなく。

ご案内:「落第街大通り」に笹貫虎徹さんが現れました。
笹貫虎徹 > 特に目的も無い散策なので、あっちの露天へとフラフラ、こっちの怪しげなお店へとフラフラ。
ただ、あまり金銭の持ち合わせも無いので購入する、という所までは至らない。
冷やかしと見るや冷たい目線を向けられたりもするのだが、少年はボケーッとした面持ちでそれをスルーしていく。

「…んーむ、武器とか銃はどうせ俺は使えないし、お薬の類は興味無いし…と、いうか効かないし」

そう、ブツブツと呟きながらノンビリと歩き――目の前で、丁度トラブルか喧嘩を始めた二人組みのど真ん中を突っ切って歩こうとする。
間の悪い事に、二人が互いに攻撃を繰り出した瞬間に少年がその間に入り込んでしまうのだが…。

「……食べ物関係とか…何か色々とヤバいのとかあるんだろうなぁ」

殆ど意識もせず、右の男が繰り出した拳を受け止めながら一瞬で手首を圧し折り、左の男の拳も同じく受け止めると同時に手首ごと圧し折る。
絶叫を上げて蹲る男二人。…そこではて?と気付いたのか二人の男を交互に見下ろして。

「……あーー…うん、すんません」

テキトーに心の篭っていない謝罪をすれば歩き出す―ー筈が、男二人が無事な方の腕でこちらの左右の肩をそれぞれ掴んで来た。

「…おぉ?」

グイッと引っ張られて男二人と顔を付き合わせる羽目に。