2015/06/01 のログ
ご案内:「違反部活群/違反組織群」に能見さゆりさんが現れました。
能見さゆり > ……。
【少女が歩いている。
このへんは違反組織や、違反部活が多い近辺であり、ありていに言って治安は良くない。この辺をまともな服で一人で歩くような少女はだいたい、単なる物知らずか、ヤバイ案件かどちらかに分類される。】

能見さゆり > ……。
【相変わらず、足取りも軽く楽しそうないつもの面持ちで、廃ビルと思しき建物に入っていく。少女の目的は違法研究施設。それもアンドロイドなどの制作を目的とした研究所……この廃ビルの地下に設置された違法な場所だった。】

能見さゆり > ……ここですか。あまり気の進まない用事といえばそうなのですが。定期的に必要な仕事ですからね。
【少女にしては珍しく否定的な口調で地下に向かう。地下に向かう、といえば聞こえはいいが、ここには廃棄されたエレベーターしかない。もちろん偽装なので、エレベーターの扉を開け……正確には無理矢理に開き……地下まで続くワイヤーと非常用の点検用ラダーを見る。】

能見さゆり > 随分と深く作りましたね……さて。
【このまま高速でいつもの調子で降りれば手の保護皮膜が焼ける気がする。かと言って自分のワイヤーでは距離が足りない。普通に降りる選択肢もないわけではないが……。】

能見さゆり > ふむ……問題ありませんね。
【一定の距離を腕のワイヤーで降りつつ、距離が足りない部分はエレベータのワイヤーに掴まり、再びワイヤーを伸ばしそれを繰り返して降りる】

能見さゆり > ……ここですね。マーク。
セット1、2。
【地下に降り立たず、地下のエレベータ天井、カメラが回らない位置から小型の爆弾を設置、エレベータの下に周り、爆発しても問題のないよう下に来る】

能見さゆり > ……2、1、ゼロ。
【爆発。エレベータ坑を通じて廃ビルの下から上に向かって爆煙が上がり、外から視認できる煙が入口から噴く。とは言え派手なのは煙だけで爆発自体はドアを吹き飛ばす程度なのだが。そして緊急警報。エレベータ坑爆煙で満たされれば下にも全く来ないわけではないが、この程度は問題ない。中へ。】

能見さゆり > 【爆煙のけぶる廊下へ。違法研究区画を走り抜ける。緊急警報。だが軍事施設ではない違法設備に隔壁はない。代わりに銃撃。数発かすめるが問題ない。警備用……正確には開発中の失敗作をワイヤーで捕らえ、その首にレーザーの爪を伸ばしてねじ込みながら捻り上げて盾にする。もう一体に投げつけ、更に後ろから蹴り倒し、同様にレーザーの爪で仕留める。先へ】
能見さゆり > ……ここですか。まずは……停止。さて、この……ッ!?
【開発区画。開発中のアンドロイドが並んでいる。配電盤の上から机を投げつけて破壊し、起動シークエンスを停止させる。銃撃とともに背後に動体反応2つ、生体反応なし。別の机の下に隠れながら机を返し、机ごと突進、机を投げつける】

能見さゆり > ……ッ!
【机ごと床に叩きつけ、もう一人に対処しようとした際に背中に2発受ける。が、そのまま振り向いて突進、相手のレーザーネイルを跳ね上げてカウンター気味に顔に叩きこむ】
……排除、残り1。

能見さゆり > コレで最後ですね。
【……中央区画。やや広いところに一体。同じ顔をしている少女。もっとも、相手には表情はない。同様にレーザーの爪を伸ばし、対峙する】

能見さゆり > ……私が一人でいいとかそういったことはいいませんしどうでもいいですが、マスターの命により……排除しますね?
【そしていつもの笑顔で突進。及びワイヤー射出。アクロバットによる転身で銃撃をかわしつつレーザーの爪を打ち合う。跳ね上げ、切り上げ返し、巻き込む】

能見さゆり > ふむ……基本プログラムですね、それならコレで終了です。
【攻撃が相手の反応よりも自分の動きを優先したものになっている以上、そこをズラせば対応が遅れるのを利用し、4度目の打ち合わせをずらし、首筋に深々と打ち込んで切り抜く。がくがくと痙攣し白い人工血液をまき散らすさゆりと同じ顔。】

能見さゆり > さて……排除終了、コレより帰還します。
【中央区画に時限爆弾を設置し、無人の設備をあとに地上に戻り、ビルから脱出する。そして廃ビルから爆発、かすかな地響き、そして地上部分の倒壊。】
しかし……今回も随分と撃たれてしまいました……あまりよいものではないですね。
【背後の崩れたビルを振り向きつつ】

能見さゆり > ……さて、コレで終了しました。帰投しましょう。
【基本機能には問題ない……研究区のメンテナンス区画へと向かっていった】

ご案内:「違反部活群/違反組織群」から能見さゆりさんが去りました。
ご案内:「違反部活群/違反組織群」に志葉恭介さんが現れました。
志葉恭介 > 【落第街の隘路の一角。迷路のような道の奥、安普請の雑居ビルにその部活は存在する。薄汚れた看板には『タンテイ的カツドウ部』の殴り書き。】
【立て付けの悪いドアを蹴り開け、その違反部活唯一の部員にして主である少年が藪睨みな瞳をメガネのレンズ越しに外界へと向ける】
さて。

志葉恭介 > 【黒外套に詰襟の学生服。おまけに黒の学生帽。大正浪漫はこの時代、そしてこの常世学園においても時代錯誤と言うまでもなく浮いている】
【だが、少年は我関せずと闊歩する。奇異の視線はこの地において用を為すことが稀であろう。同じく肩を擦り合わせる学生達も、少年の様相に視線を向けることはない。故に、己のペースを乱さず、少年は歩む】
【その足の向く先は――】

志葉恭介 > 【『深魔界ケバブ屋台・そぎ切りバフォメット』。おどろおどろしいフォントの看板の店先には、既に何名かの学生が並んでいる】
【広告のウリ文句を鵜呑みにするのであれば、この屋台は深魔界にのみ生息する羊型の魔獣をその材料としたケバブ料理を提供するという。なんとも珍妙かつ、心躍る広告ではないか】
【少年がそう思ったのかは定かではないが、むっつりとした顔のまま店主であろう偉丈夫へと声をかけ、同時にがま口から硬化を取り出す】
すみません。黒ミサケバブひとつ

志葉恭介 > 【果たして少年に手渡されたのはどう見てもただの焼いた羊肉であった。この肉が貴重なる魔獣の肉であるのか、それとも普通のマトンであるのかは見かけでは判別がつかない。恐らく食べた所で美食家でもない少年にはさっぱり判別がつかないであろう】
【けれども少年は、拘泥することなくそいつに齧り付く。飢えた犬のように】
……三日ぶりの、肉だ。この旨味。この肉汁。
例えこいつが賞味期限切れの羊肉だろうと構うものか……俺は今、肉を食っている……!!

志葉恭介 > 【無表情に薄っすらと涙すら浮かべながらそう語り、残りの肉を咀嚼する。誰かに奪われぬようにとかそういうレベルの早食いぶりであり、最早卑しい】
ふぅ……
【満足気に長く吐息を吐き、懐中より取り出したハンカチーフで手を拭いつつ少年は独りごちる。それは、肉が三日振りとなった事の理由であり……】
……此処暫く、依頼がさっぱり来ないのだよな。
楽でおぜぜがたくさんもらえて人の恨みを買わないでいいものが転がり込んで呉れれば楽なのだけど。