2015/06/10 のログ
ご案内:「違法部活『総会』」に『総会』メンバーさんが現れました。
『総会』メンバー > とある廃墟ビルの一室。
仄暗い室内に薄ぼんやりとした明かり。

中央の大きな卓を囲むように座る人影が数名。

『えぇー、これより第……えーと何回だったか。忘れたけどまー。総会の会議を行いまーす。』

卓の中央に座る、黒尽くめ、仮面を着けた男性が、周囲に声をかける

『総会』メンバー > 『まぁ、今回もそれなり、というか。よく集まってもらったほーでしょうかねぇ』

黒尽くめの男性はやれやれと頬をかいて。

「正直、バイトの途中なので……出来れば早めに終わらせたいのですが。」

某ハンバーガーショップの店員の衣装の女性が心許なさそうに提案する

『あー、はい、考慮します……。ノリ悪いな-。』

『総会』メンバー > 「俺様も、昼終わったら用があンだけど。喧嘩売ってきたクソカス共、皆殺しにしてさァ!」

「あー☆爆殺姫☆ちゃん、今日もかわぃー☆衣装だねー」

ツリ目の爆弾みたいなショートポニーの少女にナース服の女性が明るく話しかけた

厳つい言葉遣いのポニテ少女は実際、ゴスロリ系の可愛い服装を着ている。

「う、ううううるせえよ!!俺様の異能には必要なことなンだよ!!くたばれクソナース!!キラキラしてんじゃねえよ!!」

「やぁん☆こわーい」

一触即発の事態に進展しそうな二人を黒尽くめの男性がまぁまぁ、と抑える

『えー、静粛に静粛に。ウチは他と違って自由極まりない組織であるわけだけれども』
『せっかく集まったんだし、会議くらいはマジメにしよう。と、このボク総会長がそういうのだから聞いて欲しいナー、なんて』

『総会』メンバー > 総会長、と名乗った黒尽くめの男性はコホンと咳払いをして。

『はい、今回の議題。今年の夏の異能強化合宿についてです。』
『夏休みで腑抜けた正義バカどもを尻目に悪の組織であるところのボクたちがここぞとばかりに異能を強化』
『今年の夏で一皮ふた皮むけちゃうくらいパワーアップしちゃおうという感じなんだけど』

「あ、私バイトが忙しいのでパスで」

スマホで夏休みの予定確認しながらハンバーガークルー制服のツインテ少女がパスを宣言した

『総会』メンバー > 『え、おかしくない?バイトに負ける優先度おかしくない?』
黒尽くめの男性、総会長は動揺しているようにみえる
見えるだけで表情は全く読めないので真実がどうであるかは不明なのだが。

「あ、お、俺様は別に参加してやってもいいぞ?」

『爆殺姫ちゃん…!!』

「☆爆殺姫☆ちゃん、夏休み一緒に遊ぶ友達いないって寂しがってたもんねぇ」

「テメェぇえええええええ!!!」

『やめて。争わないで。悪の組織内で争わないで。』

暗い室内で悪の組織の不協和音が木霊する。

『総会』メンバー > 「あ、ちなみにぃ。私は一緒に参加してもいいよぉ?」

ナース服の女性は唇に指を当てる仕草をしながら含みのある笑みを浮かべる

「リポーターちゃんは多分忙しいから無理かもねぇ、ネイルちゃんは誘ったら来るかもぉ」

と、この場にいないメンバーの情報を提示する

「狐ノ様は引きこもったままですね、インドア派ですし。先導者さんは当然着いて来るんでしょうけど……あ、すいませんそろそろ時間なんで先抜けします。失礼します」

バイトの少女が会議室からログアウトしました。見送る総会長。

『アッハイ、バイト頑張って……。』

『総会』メンバー > 『はぁ……えー、それじゃ夏の異能強化合宿のとりあえずの参加者は爆殺姫ちゃんとエンジェル☆ナースちゃん、それと先導者ちゃんか』

『自由だからなぁ、自由すぎてメンバーの半分も集まってくれないね。仕方ないけど。』

『まぁ、各自愉しいことが見つけられてるからこそ、なのだと総会長であるボクは胸を張れるわけだけれども』

笑みを浮かべる総会長。自由を愛し、愉しさを極める。異能を以って。

それが自由極まりない組織の、そのメンバーのたった一つの共通理念である。

「決まったようだな!つーか強化合宿って何処いくのかきまってンのかよ?」

「夏ですし涼しいところがいいわぁ。リゾート気分でぇ。」

『待って、僕達学生だからそんなに予算ないからね?』

『こういうのは気分さえでればいいんだよ。この島の中だと……いや、当日までのお楽しみにしておこう』
『準備すべき道具は各自配布される合宿のしおりに記載されるので目を通しておくように』