2016/08/21 のログ
ご案内:「薬物研究会」にルギウスさんが現れました。
■ルギウス > 違法部活群の中に数ある薬物研究会のうちの一つ。
薬物研究の体裁で、違法薬物―主に麻薬―の製造と精製を行っている。
合法的な薬物同士を合わせて素敵トリップする研究もしているそうだが。
そんな場所の応接室に客人として腰掛けているのは、長い黒髪で司祭服の男。
サングラスがとても胡散臭い。
「商品はこれだけですか?私は一番高い質のものを と注文したはずですが」
「はい、これがうちで今の一番イイものになります」
薬物研究会の男(強持てで2m近い大男)とテーブルを挟んでにこやかに商談が進んでいる。
■ルギウス > 「ははは、ご冗談を。
こんな雑なモノじゃ、お話になりませんよ」
「いやいや、お客さんも手厳しい。
これがかなりキクもんで、末端価格だってすげーんですぜ?」
双方譲る気はないらしく。
かれこれ、こんな膠着状態が30分は続いている。
男が焦れた顔になってきた辺りで司祭服の男が動いた。
「まぁ、いいでしょう。
店と従業員ごと私が買い取りましょう」
「は?」
■ルギウス > 「聞こえませんでしたか?
一切合財を含めて私が買い取る と言ったんですよ」
ああこれだから なんて言いながら大袈裟に肩を竦めて首を振る。
「あんた、正気か?」
大男は思わず素で聞き返し。
「ええ、もちろん……ただし」
司祭が指を鳴らす。
微振動がこの研究会の建物を揺らし。
「御代はツケでお願いします」
落第街の地下にある “地獄炉” へと沈んでいった。
■ルギウス > 後に残ったのは、更地になった土地と。
元応接室にあったテーブルに足を乗せ、椅子の上に腰掛けている闇司祭。
「まぁ、踏み倒すんですがね」
そのまま、パラソルを差して優雅な一時を演出している。
暑いけど。
■ルギウス > 「んー 一仕事終えると気分が晴れやかになりますねぇ」
咥えた細葉巻から紫煙が昇る。
実にスカッとさわやかな下種い笑みである。
当面は、ここでダラダラするつもりらしい。
■ルギウス > 「そういえば、今年は花火していませんねぇ。
景気よく火の玉でも夜空に打ち上げてみるのも一興かもしれませんねぇ」
それはきっと汚いとか前につくタイプの花火になりそうで。
もしかして:大事件
「まぁ、夏はもう少し続くでしょうが……夏休みデビューする生徒、どれくらいいますかねぇ」
■ルギウス > 「くっついたり離れたり。
夏祭りデートとかしてるんでしょうねぇ、若い方は。
私の講義にそんな人がいたら、減点しておきましょう」
教師にあるまじき発言をしながら、どこからか取り出したキンキンに冷えた瓶コーラを飲む。
■ルギウス > 「まぁ、若者は夏に羽目をはずすくらいがちょうどいいものですが。
さて次の燃料を探しておかないと」
よいせと立ち上がってから姿を消した。
ご案内:「薬物研究会」からルギウスさんが去りました。