2016/09/27 のログ
■龍宮 鋼 >
(なんだか外が騒がしい。
何事かと一歩足を踏み出した瞬間、玄関から部屋の中に投げ込まれる物体。
デコボコした楕円形の物体――手榴弾。
咄嗟に蹴り返せば、玄関の辺りで爆発した。
片足で踏ん張り、腕で顔を守る。
破片が身体にぶち当たり、着ている服を引き裂いて、)
――ッハ!
そォだよ、俺ァやっぱこうだよなァ!!
(それでも血は流れない。
破れた服の下から鋼色の甲殻が見える。
腕を下ろせば、顔の右半分を覆うような鋼色の龍を思わせる面のような甲殻。
叫び、玄関へ突撃し、ひしゃげたドアを思い切り蹴り付ける。
轟音と共に真っ二つに折れ曲がったドアが屋外へ飛び出し、手すりにぶち当たって跳ね上がった。
男たちがそれに気を取られた隙に部屋を飛び出し、手近に居た男を数人、丸太のような尻尾で跳ね飛ばす。)
俺ァ今サイッコーに機嫌が悪いからよォ!!
テメェら全員、全身の骨バッキバキにへし折ってやっから覚悟しやがれェ!!
(落第街に響き渡るような龍の咆哮。
獰猛に、笑う。)
ご案内:「違反部活群/居住エリア」から龍宮 鋼さんが去りました。