2016/11/02 のログ
ご案内:「違反違反部活・売淫部 地下部室」に比良坂 冥さんが現れました。
■比良坂 冥 > 「………」
むくり
小奇麗とも言えないソファの上で、毛布の塊が蠢く
やがて白い髪の少女が身を起こし
手櫛て乱れた髪をなおしつつ、ぼうっとした瞳で壁掛け時計を眺める
夜の20時
自分以外誰も部室にいないのも頷ける
大半が落第街か歓楽街へ出向いているんだろう
■比良坂 冥 > 暗い部屋の電灯を灯す
薄汚れた打ちっぱなしの壁が照らされる
違反部活の部室なんてこんなものだ
風紀委員に摘発されるたびに場所を変えながら、なのだから
「(丁度いい塒ではあるんだけどね)」
ポットにお湯が残っていたのでインスタントコーヒーを入れて、またソファへと戻る
「……そろそろ、帰りたいな」
入院した病院から逃げ出したせいで普段より風紀委員に追われている
あの退屈な空間に戻るのは心から御免こうむる
何より、色んな理由をつけて入院を引き延ばそうとししたのが悪い
するりと頭から右目へと巻かれていた包帯を解く