2016/12/11 のログ
ご案内:「違反組織群・路地裏」に龍宮 鋼さんが現れました。
■龍宮 鋼 >
――そうか、よかったじゃねェか。
(夜。
違反組織群の路地裏で、ゴミ箱に腰かけて電話をしている。
優しい顔で、目元を緩め、電話の相手からの報告を楽しそうに受けている。)
――俺ァそんな相手居ねェよ。
――おう、楽しんで来い。
(そんな他愛も無い会話を交わしていれば、一人の男がやってきた。
そちらに目を向ければ、ジェスチャで準備が出来たと伝えられる。)
――悪ィ、そろそろ時間だ。
――おう、またな。
(電話を切る。
恋人ですか?なんて小声で聞いてきた男の頭をドついておいた。
男が来たほうへ歩いていけば、そこには十数人の不良たち。
正確には、頭に「元」が付く不良たちだ。)
■龍宮 鋼 >
――準備出来てるな。
(小声で、しかし彼ら全員に伝わるように告げる。)
カタギは居ねェ。
扉ん中ァ全部敵だ。
残さずなぎ払え。
ただし殺すな。
自分は自分で守れ。
守るな、攻めろ。
俺達ァ、そう言う集団だ。
――いいな。
(言葉に、男達が頷く。)
■龍宮 鋼 >
(アジトの入り口を確認。
二人の見張りが居る。
彼らの死角から、合図。
見張りは形を変えた彼らの影に飲み込まれた。)
いくぞ。
年末にゃちと早ェが、大掃除だ。
(男達に伝え、扉の前へ。
扉を蹴破り、「錆びない鋼」は、アジト内で暴れまわる。)
■龍宮 鋼 >
(その日。
規模は小さいが、とある人身売買を行っていた違反組織が一つ壊滅した。
騒ぎを受けた風紀委員が到着した頃にはアジトには一人を除いて誰も居らず。
残っていたのは、文字通り顔の形が変わった組織の長が居ただけだった。)
ご案内:「違反組織群・路地裏」から龍宮 鋼さんが去りました。