2017/12/09 のログ
ご案内:「違反部活群/違反組織群」に近衛 昴 さんが現れました。
近衛 昴 > 違法な組織や施設が立ち並ぶ一帯に佇む廃ビル、その一室で端末を弄りながらここ一ヵ月の成果を眺めて溜息を零す。

小さな一室には生活に必要な最低限のものと多数の衣装やウィッグが無謀さに置かれており、その数から少女の努力が見て取れるか肝心の結果が伴っていない。

どこかしらの組織に庇護と引き換えに身売りするにも手土産は必要になる。

そう考えた少女は祭りで浮かれている間、電子化しての探索やゲストや娼婦などに変装して潜り込んでみたが価値のある情報はそう簡単に手に入るはずもなく、それらしい成果は今日までない。

唯一それらしい情報といえば、暴走薬。

能力の一時的にブーストできると相当数が出回っているようだが、何度探っても末端の売人までしか辿れず出所などの核心は掴めずにいる

近衛 昴 > 同じ情報屋に探りを入れてみるか…しかし探っているのが露呈してしまう。

調査の過程で手に入った薬の入った透明な袋をソファーに寝そべりながら眺め、思うのはこんな特殊なものをあれだけの数生成するのだから相応の違法組織が絡んでいるか、それとも実験の一環で意図的に流通が仕組まれているのかと考えを巡らせる。

一歩間違えば掴んだ尻尾をその本人に突き出しかねない恐れがある、手を引いたほうがいいか。

情報屋としての繋がりが使えない以上残ったのは風紀との僅かな繋がり、しかし現状では明らかに弱い繋がりを強くするには相応のものが必要になるだろう。

コネか情報、もしくは自分自身…

近衛 昴 > 廃ビルの周囲や部屋に続く通路に仕掛けたカメラの映像を端末越しに眺めながら以上がないことを確かめ、古ぼけた天井を眺めながら再度身の振り方を考え始める。

機械を人間に近づけるAIの研究開発が進められているならその逆に位置する自身の存在、そして電子諜報、電子戦向きの能力、それを売りにすれば取り入ることもできるかもしれない。

表に付くか裏に付くか、どちらにもリスクはあるが、多少なりとも現状で追われている以上付くなら、表だろう。

動き出すなら早いほうがいいだろう、露見するようなミスは犯していないがこの場所から探りを入れているのも、もしかしたら掴まれているかも知れない。

考えがまとまればソファーから立ち上がり、引き上げの準備を始めるだろうか

ご案内:「違反部活群/違反組織群」から近衛 昴 さんが去りました。