2018/02/14 のログ
ご案内:「違反部活群/違反組織群」に近衛 昴さんが現れました。
近衛 昴 > 昼だというのに立ち並ぶ不健全な店舗の数々、通りには通りすぎる異性に声をかける数人の姿がある。

あるものは客を得る為、あるものは違法な品を売り込もうとする者、売られ買われるが繰り返されている通りに面した安宿から1人だけで出てくる姿がある。

短いスカートに胸元を開いたシャツと一仕事終えて出てきたように見える黒髪の少女の姿はこの通りには珍しくないが、その手には少女の姿には不似合いな端末が握られており、その端末を弄りながら他のものと同じように通りの隅に陣取って。

「さてと中身はと、ん?、ロックがかかってる…」

端末の持ち主である違法組織の末端は今頃安宿のベットの上で眠っており、鎖で絞め落としたから当分起きることはないだろう。
髪から伸ばしたケーブルを端末に繋いで数秒もしないうちにロックを解除、中のデータを確認しているが末端だけにたいした情報は持っていないようだ。

近衛 昴 > 朝から路地に張り込んで同じ手口で連れ込んでは、絞め落としてその端末を奪うを繰り返してはいるが一向に大物はかからない。

末端の構成員が2人に風紀が1人、ひっかかるのは末端の構成員ばかりでいかんせん価値のある情報を持った者には出会わないものだ。

調べ終わった端末を路地のゴミの中へと放り込んでいると背後から声をかけてくるのはいかにもな軽い感じの男、笑顔で受け答えしながら路地の裏へと消えてゆくだろうか。

暫くして路地から出てくるのは少女だけで、その曇った顔からはまた空振りだったのが伺えるだろうか。

ご案内:「違反部活群/違反組織群」から近衛 昴さんが去りました。