2015/05/31 のログ
ご案内:「路地裏」に川添 孝一さんが現れました。
川添 孝一 > オウオウ、二級学生の皆さん? 今週の徴税だぁ。
(川添は落第街で見かけた二級学生を三人ばかり路地裏に連れ込んだ)
この恵まれない俺に少しばかり金をくれりゃあいいから。
何、財布の中身全部で今なら大丈夫だからよォ。
(どこからどう見てもカツアゲである)

川添 孝一 > なにー? 払いたくないわけ?
(ニヤニヤ笑いながら指の関節を鳴らす)
俺を誰だと思っているのかなー? わかるかなァ。
狂悪鬼(ルナティック・トロウル)の川添孝一様だぜ?
(近くの壁を殴りつけるとコンクリの破片が散った)
払えねぇってんなら骨の一本や二本覚悟してもらうぜぇ!!(恫喝に移る)

ご案内:「路地裏」にさいこさんが現れました。
さいこ > うぅん、近道しようと思ったけどぉ……
(路地裏を通り抜けようとした少女、少し入り込んで、壁の崩れる光景を見て足を止めた。)

川添 孝一 > オラァ!! 痛い目と怖い目見たくなけりゃ金出せってんだよ!!
(恐喝の最中、その場に通りかかった少女を睨み付けた)
なんだぁ? オウ、コラ。ここは使用中なんだよ。
わかったらとっとと別の道を通れ!!
(大声で二級学生共々怯えさせようと)

さいこ > ……。

(黙って動かない、立ち竦んでいるというよりは、何かを考え込み、悩んでいる様にも思える。
 例えるなら、気に入らない性格の相手が目の前にいて、喧嘩を売るには分も悪いし利益もない。それでも自分の中の正義感――と言うよりは、 "自分があの立場だったらと" 考える事による憤りに、葛藤する様子を見せ、そして――)

――うふふ、でもわたし、その道を通りたいなぁ?

(喧嘩を売る様に煽った決め手は、自分が無一文であり、失うものなど何もない事だった。)

川添 孝一 > なんだぁ、てめぇ……やんのかオラ…?
(凶悪な面構えで凄んで)覚悟してんだよなぁ?
このレモンシード・メソッドAAランク!!
(両腕を広げる)異能はセカンドステージの川添孝一様に!!
喧嘩売るってことの意味がよぉ!!!(吼える)
(二級学生たちは少女に縋るような視線を向けている)
(もし、自分たちがこの状況を逃れることができるとしたら、もう彼女しか希望がない)

さいこ > 覚悟もなにもぉ、わたし、"何も持ってないもん"。だからこうやってぇ、喧嘩だって売れちゃう。
だけどねぇ、なんかそこの人たちを見てて、弱い人にばっかいじわるされる人って、なんだか自分の事みたいにしか思えなくてぇ……

……レモンシード・メソッドAAランク、川添孝一。聞いたことはないけれど、誇れる程凄い事なんだね、わたし、ちょっと羨ましいかも。なぁんて。


("もう、そんな目で見ないでよぉ、うふふ"。とこぼし、二級学生には、困ったような笑みを見せた。
縋られる事に慣れていないし、勝てる気もあまりしていないのに。そう思いながら、

 スチール缶を引き裂いて加工してナイフにしたものを、取り出した。)

川添 孝一 > 持たざる者が俺にかかってくるってか? 舐めんじゃねぇぞぉ!!
てめぇ……ガチで喧嘩売ってんだな………?
俺の名前を聞いたことがねぇのに落第街歩くことの意味……
これからたっぷりわからせてやらぁ!!(一歩一歩、踏みしめるように少女に向けて歩を進める)
オウ、刺せるかオラ。(ポケットに手を入れたまま無造作に近づく)
お前に人殺す勇気があんのかって聞いてんだよォ。キヒヒ。
(笑いながら近付く。これでビビればよし、刺されたところで身体の重要臓器は逃がしてある)
(それに超再生能力を併せ持った川添に怖いものなどない)

さいこ > 勿論だよぉ?。

(何の躊躇いもなく踏み込み、手と背を伸ばし、スチール缶で作ったナイフ(以下空き缶ナイフ)で左目を刺しに行った。
 小柄な少女では、思い切って背筋を伸ばす形になるだろう。
 速いが、軽い。そして、身体が小さいのを補う程に、一切の躊躇を見せずに刺しに行く。


逆に言えば、"どうしても身体が小さい。")

川添 孝一 > う………(左目にナイフが突き刺さる)
うおおおおおおおおおおぉぉ!!?(絶叫し、後退)
こ、こうも簡単に人の眼ぇ刺しやがって………!!
(手で左目を押さえると、残る右目が血走る)
て、てめぇ……ブッ殺す!!(右腕が伸縮して殴りかかった)
(アウトレンジから殴り倒す、それだけがこの屈辱を晴らす手段とばかりに)

さいこ > きゃっ……!

(何とか刺せた、が、無理な姿勢で刺しに言っている。対応するには姿勢を戻すのが間に合わない。思い切り、殴られるだろう。

 また、必死に自身の異能――超常を狂わせる能力を抑えながら戦っている。
 超常を狂わせて攻撃を反らしたり、逆に相手に仕向ける事はできるかもしれない、が、
 二級学生へ被害を飛ぶ可能性がある。それをしてしてまえば、自分の中で理由が立たない。それに、狂わせた所で悪化する可能性も少なくはない。)

さいこ > (口の中が切れた、転がった。吹き飛んで、壁に叩きつけられた。それでも立ち上がって、笑みを浮かべた。)

……うふふ、いたぁい……

川添 孝一 > 痛いで済むかぁ!! 俺の目ん玉が再生するまで…
てめぇには地獄を見せてやるよぉ!!!
(相手が見下ろすほど小さい女性であっても、激昂した悪鬼は止まらない)
(一定の距離を保ったまま右腕を伸縮させながら2度、3度と拳を放った)

さいこ > そうしたら、満足する?
いくら再生しても、刺された事実は消えないよぉ?

(痛む身体で横にずれて、一度目はやり過ごす。二度目を、大きく飛び退いてかわす。

 ――もし三度目が、
 真っ直ぐに拳を伸ばす突きなど、前からの攻撃なら、横に、先ほど崩れた壁の向こうに横っ飛び、避ける。

 だが、踏み込んでのなぎ払いなど、横からの攻撃なら、当たる。)

川添 孝一 > てめぇが煽れる立場かァ!?
泣け! 喚け!! 命乞いをしろ、土下座して無様に這い回れぇ!!!
(激昂した川添の攻撃は単調、何度も直線的に拳を放つに留まる)
クソッ、すばしっこいヤツだぜ……!!
(連続攻撃を回避され伸縮する腕を戻す)
それじゃこれだ……(左手の人差し指を少女に向ける)
痛いぜぇ、苦しいぜぇ……これはなぁ!!!(瞬間、指の第一関節の骨が射出された)
(骨の銃弾。貫通力や速度はさほどでもないが、衝撃力は十分)

さいこ > 射撃――!

(急な射撃攻撃。単調だと侮っていた。
 体質があれば遠距離攻撃は気にしなくて良いだけに、
 対処の仕方が思考から漏れていた。

 とっさに身体を動かすにしても、痛みが邪魔をする。骨の銃弾が、彼女の胸元へと当たり、埋まる。激痛が走り、声を漏らす。)

っ、ひっ……!

川添 孝一 > イヒッヤハアアアアアアアアァァァァ!!!
直撃コースだ、痛ぇだろ? 苦しいだろォ?
キヒヒヒヒヒヒヒヒヒッ!!!
(指の骨が再生するのを待ちながら笑う)
どうだ、俺の指の骨はよぉ……吐くか? 泣くかぁ?
(恫喝されていた二級学生たちの顔色が心配と諦観に歪む)
(見出した希望が踏み躙られた時ほど絶望は深く、甘い)

イッヒッヒ! いーいエキシビジョンになったんじゃねぇのぉ?
これでこいつらも黙って金を払ってくれそうだしなぁ!!
第一よぉ……二級学生ごときが真っ当に生きてます、みてーなツラして歩いてるのがよくねぇ。
(夕暮れも届かない路地裏で右手を振り上げる)
持たざる者はッ!! 俯いて生きろ!!
(笑いながら左手も振り上げ、空を仰ぐ)
持ってる奴が総取りだ、そういうルールなんだよ、この世界はなァ!!!
キヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒャハハハハハハハハハ!!!

(悪鬼の高笑いが、響いた)

さいこ > そう、だねぇ……
(ゆっくりと、胸元を左手で抑えながら、ゆっくり歩く。)

……第二学生が何をしたかしらないから何も言わないけど、うふ、うふふ……
痛いけどぉ、痛いよぉ、泣いちゃうかもねえ……

(よろめきながら、歩く。押し倒すのも、殴り倒すのも、出来るだろう。
 笑っている。煽っている。しかしながら、身体は悲鳴を挙げている。動きは遅く、倒れそうな不安定さもある。)

……誰か、助けに来てくれたらいいのになぁ。

("それまでわたしは、時間を稼げるかなぁ?"――そう、企みつつ。)

川添 孝一 > 二級学生が何をしたか、だぁ? わかりきってることを。
弱いんだよ!! 弱ェことは罪悪だ!!
どうしようもねぇ弱者こそが強者に食いつぶされる悪なんだよォ!!!

さて……俺の左目を潰してくれた罪は重いぜェ…
被告人、あー。えー?
(コメカミに指をあて、考える―――相手の名前がわからないので適当に呼ぶことに決めて)
そうだな、モブ子ォ……てめぇの判決はこれだ。
(凶悪に笑う)半殺しの刑。寛大な沙汰に感謝しろよォ、モブ子。
殺されなかっただけ幸運でしたってさぁ!!
人に言いふらして回れよ!! 川添孝一は心の広いお方ですってなァ!!!
キヒヒヒヒヒヒヒヒヒッ!!!
ゲハハハハハハハハハハハハハハハハァン!!!!
(両手の人差し指を少女に向け、残った右目が爛々と輝く)

最後に言い残すことは?

さいこ > ないよ。

(――高笑いなど、挑発など、意に介さない素振りで。
 捨て身を以って、右手の空き缶ナイフで、そのまま川添の右目を刺しに、行く。)

川添 孝一 > バカがぁ!!(相手が接近することを察して後方に跳んだ)
その武器しかねーならよォ!! 捨て身で来るもんなァ!!!
(両手の人差し指から一発ずつ、骨を銃弾として射出した)

さいこ > しまっ――!

(避けられれば慌て、る。
 ――ナイフは投げない。甘んじて骨の銃弾を、身体で受ける。

 仰向けに、倒れた。)

ご案内:「路地裏」に雪城 氷架さんが現れました。
さいこ > ("まだナイフはある。刺す事はできるかもしれないけど、ほとんど身体は動かない。
 頭もそこそこ回るみたいだし、詰んだ、かもぉ……。


 ……ま、半殺しぐらいなら、いっかぁ。"そう思い、諦める様に目を閉じた。)

雪城 氷架 > 「あれ…こっちじゃないのか?なんかどんどん寂れてくぞ…?」
歓楽街で遊んでさあ帰ろう、と思ったがどうやら迷ったらしい少女がきょろきょろと辺りを見回しながら現れる
やがて、目に入るのは───

「おっ…お前ら、何やってるんだ?!」

ご案内:「路地裏」に烏丸 九郎さんが現れました。
川添 孝一 > ゲハハハハハハハハハァ!!!
そんなチンケな刃物で俺の左目を刺せたことを奇跡と思うんだなァ!!!
さて、それじゃ見せしめも兼ねて半殺しに……ん?
(かけられる声に振り向いて)なんだ、このアマぁ…
俺はな、こいつに左目を刺されたんだぞ!!
その制裁を加えるところだぜ、止めるな!!
(二級学生たちが騒ぎ出す)
「その子は私たちを助けようとしてくれたんです!!」
「僕はこの男にカツアゲされかけてて!! は、早く人を呼んで!!」
(川添の残った右目が怒りに燃える)
てめぇらは黙ってろ!!!

烏丸 九郎 > おい、やっぱ道間違えてんじゃねぇか?
こんなとこ見たことねぇ…って、どうした?
(氷架が何かを見つければ、立ち止まりその方向を注視する
すると、目に入ったのは倒れ伏す女と…)

…おい、こりゃ…どういうことだ!?

雪城 氷架 > 「何言ってんだ…喧嘩か何か知らないけどどうみてももう勝負はついてんじゃないか!これ以上一方的に何かするつもりかよ!」
周囲の声は、完全に目の前の男を否定している。
目に飛び込んでくる状況もそれを物語っている──!

烏丸 九郎 > おいおい、こりゃ穏やかじゃねぇぞ…。
(氷架の前に立つように歩み出ると、男に睨みをきかせる。)
カツアゲだ?いや、そんなことはどうでもいい…っていうか
あんた目が潰れてんじゃねーか。
早く病院行ったほうがいいんじゃねーか?
その女が何したかしらねーが、それ以上はよくねーぜ。

さいこ > (誰か、きた、けど……身体が……
 ……身なりもいいし、きっと能力者。体質が出る前に……逃げなきゃ、けど……)

 身体が動かない。
 それでも、これ以上抑えられそうにない自分の体質が邪魔になる前に、と、這う様に逃げようとする。が、その進みは実際遅い。

川添 孝一 > バカがッ!! 俺の左目を刺したヤツは殺されても文句言えねぇってんだ!!
それを半殺しで済ませてやろうってんだから慈悲深いぜ!!!
(少年が立ちはだかると舌打ちをして)
てめぇもか……てめぇも俺に喧嘩売るってのか…?
(朽ち果てるように燃ゆる夕日が、建物の隙間から川添の顔を照らす)
だったらよぉ!! もう全殺しだ!!!
てめぇらまとめて俺がぶっ殺してやる!!!!
(その表情は、怒りという名の狂気に支配された悪鬼)
(ルナティック・トロウルが感情の発露により全身を支配し、血管が浮き出る)
死ッ!!(烏丸九朗に向けて人差し指の骨を銃弾として撃ち出す)ねええぇ!!!!

烏丸 九郎 > 喧嘩は嫌いなんだが…なっ!!
(そう叫ぶと、指向性を持った音の壁が銃弾の角度をそらし
頬をかする程度の被害のおさめる)
(夕日に映る九郎の頬から血が流れる。それは彼の染めた髪よりも赤く)
仕方ねぇ…一瞬だ。あとは頼んだぜ、氷架。
(すう…と、息を大きく吸い込む。胸が少し膨らみそして…)

烏丸 九郎 > ーーーーーーーーーーーーーーーーー!!

(口から息を吐きだすとともに上げた声は、もはや音にすらならず
声にすらならず、ひとつの指向性を持ってルナティック・トロウル川添 孝一に襲いかかる。
振動超音波となって目の前に立ちふさがる者の耳を、鼓膜を、三半規管を、脳を、揺るがすだろうか)

雪城 氷架 > 「クロウッ」
撃たれた!?
慌てるが、異能を使って逸らされた弾丸が逸れたのを見るとほっとする……間もなく、
既に反撃体勢に入った九郎に続くように男を睨みつけながら、その手を正面へと翳す──

さいこ > (きぃん、と場の空気に重いものが加わったような、不思議な感覚を抱くだろうか。
 さいこの体質――超常を狂わせる体質が、ここを境に少しずつ、発揮される。

 とは言えまだ軽い、……何時もより、能力の制御がうまくいかないかも、しれない。)

川添 孝一 > …………っ!!
(人体を水と考える学問がある)
(それが真実であれば、今、川添孝一の体内の『水分』が波紋を広げ、体内を駆け巡っている)
グ、オ、オオオ………!!(振動超音波が全身を揺さぶる)
この、程度………!(全身の骨を拡充して音を防ごうとする)

(しかし、超常を狂わせる何らかの力により異能が上手く働かない)

(結果、まともに烏丸の攻撃を受けた)
(聴覚が断絶され、三半規管が揺さぶられたことで立っていることすら難しくなる)
(そして影響は脳へ至る)
(血の涙を流し、川添孝一が踏鞴を踏むように後ずさる)
殺して、や………(ふらつきながら雪城 氷架へ向けて人差し指の銃口を向けて)

雪城 氷架 > 「───んッッ」
集中し、異能を発動させる。
川染孝一の周囲を取り囲むように筒状に大気の分子運動を加速、超加速

結果、一瞬の爆発音のような音を上げて男を取り囲む炎の壁が噴き上がった!

「……お前の顔みたことあるよ、闘技場で暴れてたヤツだな」

さいこ > (今のところ、上手く行っているみたい……けど……)

 倒れ伏した状態で戦況を把握する。
 今のところは、と安堵した。場所を去る事は、諦めた様子だ。

烏丸 九郎 > (こいつが効かねぇならネタ切れだぜ…と言うか、これしか俺にはねぇけど…と思いつつも自身の喉を撫でる。)

(音を使った瞬間、発生を阻害された感じがあったが…決まれば一撃…のはずだ…。)

(事実、相手はフラついてる…あとは、氷架の異能にまかせるしかない。)

雪城 氷架 > 「………」
表情には出さない、が、違和感を感じている。
『咄嗟に集中した程度で、こんなに強い炎を巻き起こせる力だったか?』
何か分からない、別の力が働いている気がするが……

今のこの状況なら、都合が良い

川添 孝一 > うおおおおぉぉッ!!(周囲を囲う炎の壁)
そ、そうか……てめぇ、あの時の闘技場にいやがったのか……!
(両手で顔を覆う――――コミュニケーション学の教師に言われた、相手を知れという言葉を思い出して)
そのアマは炎熱系の能力者か……この規模の炎をコントロールしているということは、サードステージ…
そっちの男は音波系の異能……レモンシード・メソッドでAAAランク級の音を使いやがるな…
覚えた、覚えたぞお前ら…………
(口元を歪めて笑う)
次は必ずぶっ殺してやる……この川添孝一がなぁ!!
(次の瞬間、男の体が糸状に細分化していく)
(足元のマンホールに体を折りたたんで逃げ込んでいく)
(しばらくして、川添の靴だけがその場に残された)

(戦いを見ていた二級学生たちが顔を見合わせた)
「あ、ありがとうございます!!」
「あの男には何度も金を取られていて…本当、なんとお礼を言ったらいいか!」
(悪人、助けられた者、そのどれもが気付いていない)
(異能を阻害する異能、その能力を)

ご案内:「路地裏」から川添 孝一さんが去りました。
雪城 氷架 > 「……川添孝一っていうのか、あいつも、あれでも此処の学生か……」
かざしていた手を下ろせば、炎は燻って消える。
炎が消えた後にはわずかにズレたマンホールの蓋
あの状況で平然と逃げ仰せた、口調や性格とは裏腹に冷静なヤツなのかもしれない…

「…君、大丈夫…なわけないな…ど、どうしよう、クロウ…」
お礼を言って去っていく二級学生に手を振って、倒れているさいこに声をかける

烏丸 九郎 > はぁっ…なんとかなったか…。
(マンホールへと逃げてゆく(でいいのだろうか?)異形を見送り
ひとつ大きな息を吐いた。少し喉がざらつく。
戦闘が長引かなくてよかった。
もう一発くらいは打つことはできただろうが、三発は出せなかっただろう。)
礼はいらねぇよ、それより、救急車呼べっての!!
氷架、怪我ねぇか?

烏丸 九郎 > とりあえず、救急車…ってくるのか?ここに…まあいいや
とりあえず病院だ。
回復系の異能か魔術でもなきゃ、俺達にはどうにもできねぇ。
(倒れてる少女に歩み寄り、膝をつく)
おい、大丈夫か?しっかりしろよ?

雪城 氷架 > 「…私はなんともない」
左胸を手で抑えている
多少脈拍が速くなっているがこの程度ならしばらくすれば収まる

「救急車…そうだ、救急車だよ」
慌てて、ポケットから携帯電話を取り出す

さいこ > たすか、った……。

(事が終われば、息を漏らす。
 ……どうにか、望む方向に事を運べた。その事実に、安堵する。)

……だい、じょうぶ。じゃないけd

(救急車はマズイ、学生証を持たない身分にとって、救急車は致命的である。
 火事場の馬鹿力とも呼ぶべき力で立ち上がったが、今にも倒れそうだ。)

……うふふ、お金もなにもないから、救急車も、病院平気。

雪城 氷架 > 「……君は…生徒じゃない、のか」
なのに二級学生を助けようとしたのか、素直に驚く…。
止められれば携帯電話を下ろし、でも心配そうな目を向ける

烏丸 九郎 > …カネがないって…おまえな…。
そんなことより、あんたの傷を治さにゃきゃなんねぇ。
えーとカネがないなら…そうだ、とりあえず氷架のとこで
応急処置か…。金と治療はその後考える、でいいか?
(生徒じゃないなら、学校の施設も使えない…ならばと折衷案を出してみるが、これもかなり苦肉の策だ。)

ご案内:「路地裏」に来島宗仁さんが現れました。
さいこ > 「生徒じゃないから、だよ。
 感情移入、しちゃってねぇ。」

 そう問われれば、くすりと笑う。
 服のよれを直して、空き缶ナイフを握り直した。
 

「結局、あの横暴なのが気に食わなくてねえ、うふふ
 ……だから、わたしもあの狂悪鬼(ルナティック・トロウル)の川添孝一と同じ。左目を刺したのも事実。それでも、」

さいこ > 「……っ」

 打ち込まれた銃弾が痛む。その場にへたり込んだ。

雪城 氷架 > 「何言ってんだクロウ、女子寮は男子寮と違って警備も厳重なんだぞ、学生証がなかったら…」
呆れたように脇腹を肘で小突く

来島宗仁 > 「どいて、保健委員会です!」
「緊急出動要請はここですか! けが人は!?」
「先生、今週緊急出動多すぎですよぉ!」
(どたどたと保健委員会が近づいてくる。
誰かが緊急出動を要請したようだ)

さいこ > 「ま、マズ……!」

 保健委員会がやって来た事を知れば、再び慌てる。
 もう一度立ち上がろうとするものの、二度目はなかった。

雪城 氷架 > 「ちょ、無理したら…うわっ」
雪崩れ込んできた保健委員会に押しのけられる

さっきの学生達が呼んだのだろうか

烏丸 九郎 > ちっ…そうか…でも、治療なんて俺もお前も…。
って、なんだ!?
保健委員!?
(驚きながらも、どうしようか一瞬悩む。彼女は学生証を持っていない。
だが、深手を負っている…どうするべきか…。)

来島宗仁 > 「――あん、氷架に九郎? お前ら何やってんだ?」
(保健委員の先頭に立って、きょとんと二人を見つめる。ついでにけが人を確認)

雪城 氷架 > 「あ、兄貴。いや、歓楽街から帰る途中でうっかり迷い込んでさぁ、異能使ってカツアゲしてるバカがいたんだよ。ここってやっぱり落第街?」
保険委員会がきたなら少なくとも安心ではあるが…

「で、そいつ学生じゃないみたいなんだけどさ…大丈夫?学生じゃないからって治療しないなんてことしないよな、兄貴」

烏丸 九郎 > 宗仁さんか、実はそいつはちっとワケありで…
(なんと言えばいいのか…学生証を落とした?
馬鹿な、一発でバレる。では素直に学生ではないことを言うか?)

さいこ > 「……」

 腹をくくったのだろう。言葉を挟む様子もなく、黙って成り行きを見守っている。
 ダメージが激しく、体質の抑制は出来そうにない。

烏丸 九郎 > (って、もう言ってるし!
だが止めようとはしない。ここは、氷架に任せよう。
兄妹の関係ならば、なんとかしてくれると願って)

来島宗仁 > 「――てめぇ、俺を舐めんなよ」
(ちょっと怒ってこつんと氷架を叩く)
「俺ら保健委員会は局外中立だ。二級生徒だろうが違反学生だろうが、絶対に治す」>氷架

(委員の学生たちに治療の準備をさせる。自分は撃たれた少女に近づき)
「ほら、傷口見せろ」>さいこ

雪城 氷架 > 「………ふぅ」
なんとか場は落ち着きそうだ。
左胸に添えた手にどくんどくんと大きな脈打つ鼓動が伝わる
大きな規模で異能力を使うのは初めてじゃない
やると毎回、この不整脈のような状態に陥る
能力に慣れていくことで、変わっていくのかもしれないが……

「………だよな、さすが兄貴だ。その子のことは任せた」

烏丸 九郎 > (陰ながらホッと一息ついた。安心したともいうべきか。
なれない鉄火場に立ってさらに助けた相手が違反生徒
そこに駆けつけた保健委員会いろいろあったが、なんとかなりそうだ。
頬の汗を拭うと手の甲には血がべっとりとついていた。)
あの野郎…俺の顔を…。せっかくのイケメンが台無しだぜ。
(と、軽口を挟む。)

さいこ > 「……」

 小さく頷き、胸元を開く。
 栄養状態からやつれ気味であるものの、活動的、あるいは野外活動や訓練の痕跡のある身体。
 その胸元と腹に、計三発の骨弾による銃創が伺える。

来島宗仁 > 「それからお前、後で説教な。
落第街なんかに来やがって……九郎、お前もだぞ」
(じろっと二人をにらみつける。保健委員が二人も軽く治療を施そうとする)

さいこ >  他には、打撲の痕も軽く見えるだろう。こちらは、そこまで致命ではないが――
来島宗仁 > ――ちっ、銃か。
それに打撲――慢性的なもんだろ、これ。
ひっでぇな――でも、病院は、ダメなんだなお前?
(胸元を開いた少女に「表に出るとまずい理由があるか」を確認する)
>さいこ

烏丸 九郎 > 不可抗力だぜ…。
(そうつぶやいて肩を落とす。
変な奴に因縁付けられるわ、顔は傷つくわ、説教はされるわ…
ろくな日じゃない)

雪城 氷架 > 「…私達がいても何もできないな。帰ろ、クロウ。ばんそーこぐらい貼ってやるよ」

少女が服をはだけたので九郎の手を引っ張って逆の方向を向かせつつ、路地裏から出る方向へ>九郎

「うっ…わ、わざとじゃないっての……」
非常にバツが悪そうな顔だ。実際危険な目にあったので、反論もできないが>宗仁

さいこ > 「……」

 救けられる事に気恥ずかしさがあるのだろう。
 言葉は出さず、小さく頷いた。

さいこ > 「あ、あの……」

去ろうとする素振りが見えれば、雪城、烏丸へと声をかける。

「……ありがとね、うふふ。」

雪城 氷架 > 「気にしなくていいよ、良かったね。ちゃんと治してもらいなー」
振り返り、そう答えて、手をひらひらと振ってみせた>さいこ

烏丸 九郎 > お、おう…そうだな。それじゃぁ行くか…
(氷架に手をひかれ、少女から視線はそらしてはいたものの、体ごと逆を向かされる)>氷架

礼なんて要らねーよ。
(ケッケッケと笑いながら、背を向けたまま空いている手を振る。)>さいこ

来島宗仁 > しゃぁねぇな――ここで治すぞ。
ちっときついかもしれんが、いいな?
(魔術薬草をすり潰し、ドルイド魔術を発動させる。まずは痛みを消し弾を取り出そうとするが……)
>さいこ

雪城 氷架 > ──そのまま、九郎と会話をかわししその場を去る。
それきっとこんなとこに迷い込んだのはお前のせいだのそうじゃないだのといった、他愛もない会話───

ご案内:「路地裏」から雪城 氷架さんが去りました。
さいこ > ぁ、ダメ……!

(――"治癒の超常を受ければ"、傷口が開き、酷い出血が発生する。)

ご案内:「路地裏」から烏丸 九郎さんが去りました。
来島宗仁 > なっ――!?
馬鹿な、おい、触媒間違ってねぇだろうな!?
(息を呑み振り返るが、保健委員たちは慌てて首を振る。
触媒も、薬草も、手順も間違っては居ないのは当然で)

さいこ >  
(何も、間違っていない。
 手順も触媒も、完璧だ。

 狂っているのは、彼女の体質だ。――超常を狂わす体質。それは痛みを鈍らすドルイド魔術を痛みを与えるものへと、狂わせる。
 ……"自己に直接作用する超常"に関しては、絶対的に制御が出来ないのだろう。ただでさえ、制御が出来ない状態だと言うのに。)

来島宗仁 > ――くそ、おい、どういう事だ!?
お前もしかして、魔術に対して変な耐性か何かあるのか!?
(慌ててさいこに問う。とにかくガーゼと消毒液で出血を止め)>さいこ

さいこ > ……

(小さく頷く。
 それは照れ隠しなどではなく、"喋る余裕がない"からである。
 通常の止血ならば、問題なく止まるだろう。)

来島宗仁 > ――しゃあねぇ、魔術無しで治療だ。
覚悟してくれよ
(風紀委員がさいこを寝かせ、傷口の周りをガーゼで覆う。
気休めにしかならないだろうが痛み止めを打ち――
ピンセットとナイフを消毒し、構える)

さいこ > ……。

(頷いた。
 ダメージこそ大きいが、落ち着いた事もあり、
 これは素直になりきれない事による沈黙だろう。

 寝たまま、施術を受ける意思を見せる。)

来島宗仁 > ――ガーゼと消毒切らすな。
血液型の判定、急げよ!
(メスとピンセットとを使い、弾丸を摘出しはじめる。
感染症の危険を極力抑える為に消毒とガーゼによる出血抑制を繰り返す為、手術は長時間になってしまう)

さいこ > ――!、――っ! ――!!

(長時間に渡る治療を受ける。
 痛みに叫びそうになるものの、出来うる限りは堪えるだろう。
 血液に関しては、ABのRh+と判断されるか。

 いずれにせよ、滞り無く、手術は進められるだろう。)

来島宗仁 > ――っはぁ。くそ、魔術無しで手術なんて何時ぶりだったく。
(手術は無事終了。ふぅと一息ついて。
学生たちも疲労困憊しており。
最後にガーゼをあて、包帯を巻いて)

さいこ >  ……さいこ自身も施術を受けたことによって更に消耗し、衰弱の域にまで踏み込んでいる。

 それでも寝たままであるが、来島へと向かい、声を発する。

「ぁ、り、がとう、ございます……」

来島宗仁 > 「ふぅ――で、お前は二級生徒、それとも違反学生か?」
(こちらも壁を背にしてゆっくり隣に座りながら)

さいこ > 「……中で生まれたクローン。だから多分、違反生徒。」

 そうとだけ、答えた。
 ……怪我を直して貰った事もあり、気を許している。
 故に隠す意味は薄い、そう察したのだろう。

来島宗仁 > 「……お前ら、今の発言は聞かなかった。いいな?」
(あたりの保健委員を見回す。
いつもの事なのか、彼らは頷くだけで)

「で、帰る場所はあるのか? 家と、あと、なんだ、家族は?」
(家族と言っていいのか分からないが、あえて問い)

さいこ > 「あ、ちがう、どっちでもない……のかも……」

 後で気付き、小さく首を振る。やや曖昧な様子が見受けられるか。

さいこ > 「……ない。家族もない。帰る場所は……ない。」

 口だけを動かし、答える。

来島宗仁 > 「……じゃあ、暫く俺んとこだな」
(手馴れたように言う。
これまで何人もそうして来たとでも言うように)

さいこ > 「でも……」

 躊躇いがちに、問い掛ける。
 彼女に取っては得難い事であり、彼にとっての当たり前だとは知らない。

 ゴミを漁らなくていい、桑の実や魚を採らなくていい。新聞紙に包まって眠らなくても良い。
 普段通りの気丈に振る舞えるさいこなら断ったのかもしれない、が、衰弱しているさいこには、その手を振り払う力はない。

「……いい、の?」

来島宗仁 > 「お前、ダメって言っても連れて行くからな。
んな傷で野宿なんかさせるか」
(怒ったように言いながら、保健委員たちと一緒にさいこを運ぼうとする。
行き先は教員居住区にある自宅)

さいこ > 「……宜しくお願い、します。」

(……そのまま運ばれる、だろうか。
 彼女は軽い、持ち運ぶ事に苦労はしないだろう。)

来島宗仁 > 「おう。まぁ掃除とか洗濯、それに勉強、する事ぁたくさんあるからな、覚悟しとけ」

(そのまま保健委員たちと共に自宅へ。
家では何人かの居候が、新たな住人を歓迎するだろう。)

ご案内:「路地裏」から来島宗仁さんが去りました。
さいこ > 「……うん。」

(……そのまま自宅に連れられるだろう。
 家事については、最初は慣れないものの、すぐに慣れて十全にこなすだろう。
 外出の頻度はそれなりにある、かもしれない。)

ご案内:「路地裏」からさいこさんが去りました。