2015/07/11 のログ
アンヘル > 「あああああ、あぁああー! ああー! 流れ作る予定じゃねえか流れるままに黄河で河童の川流れしてんじゃねえぞあァ!?」
 鬼道嬢のツンデレ発言にキレ気味に石を投げつけた。
命中させるつもりはサラサラ無い。鬼道の顔、横5cmほどを射抜いて壁にめり込む。
「あ、何? マジ? 地球温暖化ちげーの?
……熱放出? 寒冷化? ぶつかり合って大洪水になんのか、
それとも火マナ奪われて溺れ死ぬ神々とか抱腹絶倒展開?」
 先ほどまでいきり立っていたにも関わらず、
急に理性的(?)な表情に戻って興味深げに首を伸ばした。
 って。
「ちげーよ! あァ!? オレもクッソうなぎ食いたくなってきたじゃねえか! あァもう手持ちが少ねえのによォ! 
テメエらも大して金にならなそうだしナァ!
右手で粟くっつけて左手で団扇を仰ぐ生活になりてえってんだクソ!
うなぎだよ? 夜のお供だよ!? 万っ全の体制じゃねえか!」
 肩を怒らせながら二人の居る方向にブーツを鳴らしながら歩いてくるだろう。

東郷月新 > 「『状況? 何が状況だ。私が状況を作るのだ!』
と語った男が居ましてな。それよりも『雨が降らなきゃ勝ったもんね!』という名言の方が有名な方ですが」

違ったか?
まぁ冬将軍にアヘらされた組出席番号1番の事などはどうでもいいか。
と、ちょっとこの目の前の男のペースに嵌っているかもしれない。

「うなぎはいいですなぁ。
美味いし、精力がつきますからなぁ。
食べなければやってられないというのもありますが」

やれやれと溜息をつきつつも。
うなぎを食べに行くのは決定事項らしい。

鬼道椿 > 手首の動きから当てるつもりはないと涼しい顔で石を見送る
激情に見えて理性的だな、手は熱く、頭は冷たくと言うやつか

「流されてるじゃないか!…流されているのか…?」
ちらりと東郷を見る
「まぁ、力が付くに越したことはないからなぁ」
「最近大物とやりあってへばってきたところだ。深い意味はないぞ?」
それでも少し期待する視線を送る
愛想尽かされたりこんなふしだらな女は嫌いなんじゃないかと不安になるが
受け入れてもらえているなら大丈夫だろう、と頷く

怒るアンヘルと死体を見る。
ふむん、と唸る。

「手持ち、手持ちか…ふむん、ちょっと待て」

すぅと息を吸う。大分薄まってきているが確かに紙幣の味がする

「盗みとは違うがこの男の部屋に金があるだろうからそれを貰っていけばいいんじゃないのか?」
「報酬分なら盗みにもならないだろう。むしろ契約を守ったんだから褒められるべきだ」
「なに、金庫に入っていてもその足で何とかできるだろうさ」

アンヘル > 「深い意味アリアリじゃねえかテメエいい加減かわいくなんねえとぶっ潰すぞあぁ!?
オレぁ開かねえプルタブよりも物分かりの悪い奴が一番キライなんだよォ!」
 額に青筋を浮かばせながら彼らの正面に立つ……と思いきや。
すり抜けてその背後にしゃがみ込む。
 哀れなチャンドラー・ヴァイスの死体の前であった。
「その有名な格言のアホに想像力もっとダイジにって言っておけよあァ!? 雨降った時にこそご自慢の想像力を働かせねえと意味ねえだろうが!
頭お花畑か? ヤクでも撃ってたんか? 妄想じゃねえか!
あぁ!? そこの女は想像力を働かせすぎてこじらせてっけどよォ!」
 言いながら、死体を漁る。むしろ、その服を脱がせていく。
あからさまな追い剥ぎであった。
「おいおい、部屋に入ったらオレがドロボウみてえじゃねえか!
オレぁ契約はダイジにする主義だぜ?
こうして死体から剥ぐのはここじゃ当たり前だがなァ。
……悪いがお嬢ちゃん。オレが契約を履行するつもりなら、そんときのかっぱぎの対象はそこのあんちゃんだぜ?」
 アドバイスありがとよ、と。サメのように笑った。
手元には、パンツ一枚までも剥かれているチャンドラー氏の死体。

東郷月新 > 流石に闇カジノの親玉だけあって金はたっぷり持っている。
にしても、死後パンイチに剥かれて放置とか流石に哀れになってくる。安らかに眠れ。

「まぁ雪とか雨とかに大変弱い御仁なので仕方がありませんなぁ」

ふぅと肩を竦めると。
椿を伴い、うなぎ屋に行こうとする。
その後の事は――その後の事だ。

鬼道椿 > 「容赦ないな、地獄はさぞ凍えるだろうに」
パンイチで地獄い鬼なのだろうかと思うと少し哀れに思えたが
因果応報だろう、乾いてゆけ

東郷と並んで歩く
「いや、その…嫌なら嫌で言ってくれてもいいんだぞ?」
「歯止めが効かなくなっているのは私も思うところがある…」
「新月と剣を交えるでも私は嬉しいんだ」
以前のようにはいかんぞ?とうなぎ屋へ向かう

アンヘル > 見送りながら、チャンドラーの頭をトマトのごとく踏み潰した。
せめてもの慈悲だ。まあバカ面晒して評判になるよりはいいだろう。ウナギ代の駄賃である。
「ああー! いけすかねえいけすかねえ! ああぁああ!」
 ガン、ガン、ガン。
必要以上にブーツを鳴らしながらアンヘルも背を向ける。
いったいなにがいけすかなかったのか。
少女か、男か。それとも自分にか。
 狂ったように咆哮を上げながら、ブーツを鳴らしてウサを晴らす。
 アンヘルは落第街の奥へと消えていった。

ご案内:「路地裏」からアンヘルさんが去りました。
東郷月新 > 少女の言には何も言葉を発さず。
ただ手を取り、エスコートする事で答えの代わりとした。

――おそらく、その夜も椿が帰る事はないだろう。

ご案内:「路地裏」から東郷月新さんが去りました。
鬼道椿 > 東郷の手を握り返し軽い足取りでうなぎ屋へと向かった
ご案内:「路地裏」から鬼道椿さんが去りました。
ご案内:「路地裏」に虞淵さんが現れました。
虞淵 > 「………」

ふぅ、と煙草を蒸す
目の前には頭が潰された死体

「目障りな商売敵が消えたってトコか、
 何処のドイツが殺ったか知らねェが…」

品がねェな、とくつくつ嘲笑う

虞淵 > 「匂うなァ…」

血の匂いだ
濃密な血の匂い

目の前の不細工な死体のせいではない
浴びるほど血を流させた末の狂人が放つ独特の匂いだ

壁に手を当てる

金属で削られたように、トウゴウ、キドウと書かれている

「落第街を賑わす人斬り2人が此処で逢引、ってか。
 それ以外にも一人、誰かがいやがったようだな」

あちこち穴の空いたアスファルトを眺める

「クックッ、いいねェ。
 もっと面白おかしく物騒になってくれねェとな。
 此処はそういう街だ」

煙草を死体へと放り捨てる

ご案内:「路地裏」にアンヘルさんが現れました。
ご案内:「路地裏」にザデルハイメスさんが現れました。
虞淵 > 懐から携帯電話を取り出し、男はどこかと通話をはじめる

「あァ、死んでるぜ。
 クックッ、良かったじゃねェか、手を下すまでもなくてよ。
 始末は…まァいいだろう。此処じゃ人死にくらいはよくあることだからな」

──ぴく、と野生の勘が働く

「…あァ、要件はそんだけだ」

通話を終えて、携帯を仕舞いこむ

アンヘル >  じゃらじゃらじゃら。
 ガン、ガン、ガン。
 耳障りな金属音。チェーンのこすれるそれと、超重量をアスファルトに叩きつける音。
 苛立ちにまみれた狂人の如き声が響く。
「あぁあああー! 忘れてたァ! パンツも少しゃ売れるよなあおいよォ!」
 聞き覚えはあるかもしれない。
なにせ十年落第街で生きた男と十五年留年を繰り返した男だ。
顔を合わせる機会などいくらでもある。
 苛立たしげに頭をかきむしりながら、短髪の男がUターンしてきていた。

虞淵 > 「ン」

耳障りな音に耳障りな声
そして目障りな風貌の男が現れた

「よォ、生きてたのか、オマエ」

薄ら嘲笑う
たった数年いなかっただけで顔を忘れるほど耄碌もしていない

ザデルハイメス > アンヘルが歩いてくる方向とは逆。
金の螺旋剣の先端が、ギャリギャリギャリとアスファルトを削る。
漆黒の鎧が赤い紋様を燃える生命の鼓動のように明滅させ路地裏を進む。

「ハ、ハ、ハ、ハ
なかなか、見つからないものですねェ」

何が面白いのかはわからないが、笑いながら、声のたびに怨嗟色の瘴気を噴き出す金属の塊。
理由あって逃げそこねたのか、排水溝から慌てて顔を出した鼠がのたうち回って死んだ。

「そこのお方、申し訳ありませんが少しよろしいでしょうか?」

野の獣のような男を見る、鋼の鬼。

虞淵 > 「……あァ、随分残ってんだナ、ロストサインの残党は。東郷だけじゃなかったのか」

アンヘルとは反対側の路地、やはりそちらも、見知った者

「こんな血なまぐせェ場所で同窓会もあるめェよ。
 クックッ、オマエラが残っててなんでこの街はこんなに『平和』なんだ?」

アンヘル > 「あァ!? そりゃあよう、生きてるに決まってんだろうが。
お前はなにか? オレがあっけなく死んじまうと思ってんのかそのトーリだよ!
死んだり生きたりすんのはここじゃあ日常茶飯事だからなァ!
テメエがまだぶっぱらされてねえ程度にはオレも生きてんだよグ……グアマ……グロ……グエン!」
 相変わらず名前の覚え方は適当だ。とはいえそれほど敵意は抱いておらず、ただ苛ついたように地面を蹴るばかり。
 対面から現れた乱入者には、
「あァ!? おいおいおい、千客万来だなあ! ザ……ザル……ザルケイビ……サタン……サ……?」
 誰だっけ。と思い出す。やりあったなら思い出せるかもしれないが。
「ああぁああ! 覚えられねえんだよォ!」
 地団駄を何度も踏んで猛り狂う。ガン、ガン、ガン。
行動こそ癇癪を起こした子供そのものだが、これでも一応は――落第街の顔の一人には違いない。

虞淵 > 「相変わらずバカみてェなツラにバカみてェな脳みそが詰まってんな、クソガキ」
懐から新しい煙草を取り出して口に咥え、火を点ける

「うるせェやつだな。もう少し静かにできねェのかテメェは」

目元を顰める。騒々しい

ザデルハイメス > ロストサインの残党という言葉に、瞳の代わりのごとく兜で明滅する光が一瞬強く輝いた。
気がする。

「トウゴウ……トウゴウ?そう、トウゴウでしたか……ご存知ですか?
ただいま私はその男を探していまして――――
――そちらの方もご存知ありませんか?」

と、アンヘルへ視線を振る。
地団駄を踏む男へと右手を胸の前に、頭を下げる。

「私の名前でしたらザデルハイメスと申します」

頭を上げて、視線は二人を捉えている。
だが頭を占めているのはそれぞれ個人の記憶ではない。
こいつらはどれぐらい苦しむだろう?ということだけだった。
恐らく両者とも強靭な精神力は持っている。
しかし笑って死ぬタイプはザデルハイメスの力には成り得ない。
そういうタイプは最も『損』な相手だ。

だから首をかしげてグエンへ応える。

「おや、平和ですか、ハ、ハハ、ハ……いや失礼。
そうでしたかね。確かに前の祭からは少々日が経ったのを忘れておりました」

虞淵 > 「クックッ、ロストサインの邪霊騎士がこんなクセェ街に潜伏してんだ。平和ってことだろうよ。
 東郷月新のことなら知らねェよ、そこらへんを飄々と歩いてんじゃねェのか」

さて、コイツはあの男にあって何をするつもりか
まさかいまさら組みなおそうというわけでもあるまい
そもそもロストサインはそういった性質の組織でもなかったはずだ

アンヘル > 「ザデルハイメス? ああ! あァ。おいおい、そういやそんな名前だったなァー……」
 じゃらじゃらじゃら。やかましいチェーンの音を鳴らしながら思い出す。
ガン、ガン、ガン。その都度いらだちがこみ上げてくるようだ。
「グエンよう。テメエはオレのおふくろか?
いちいちここでテメエとオレが指図したりされたりする仲かよおい友達かオレらァ!?
そうかもなあ! あぁ!?」
 そこに敵意はやはり無い。個人的には軽口のつもりなのかもしれないが、
その爪は頬をかきむしっている。
「東郷? あの野郎ならウナギ屋に女としけこんだぜおい。すれ違いだなあええおい?」

虞淵 > 「あーあー、オマエはそういうヤツだった。大人ンなって少しは落ち着いたとかねェのか」
呆れたような目線で見下ろして白い煙をフーっと吐き

「何だアイツ、人を斬ること以外にも興味があったのか」

意外だぜ、と肩をすくめる

ザデルハイメス > 「どう考えていらっしゃるかはご自由ですが、私は必要のない争いはしませんよ。
避けるべきものは避けますし。今は不足がありますので」

グエンへとそう返す全身鎧の瘴気は、
しかし二年の潜伏を経て海岸沖で駆逐艦と戦った時よりもむしろ充実していた。
それは少し前のクロノスのおかげだ。
クロノスの起こした事件のおかげで勝手に増大した呪詛によって、ザデルハイメスの消耗は補われた。

「そうですか、知らない……はあ、女と、うなぎ屋?
いやはや、弱りましたねぇ。あまり食事処は詳しくありませんのでね。
見当がつく方……いらっしゃいませんよねェ?
弱りましたねェ」

兜の顎のあたりをガントレットの指がカンカンと叩く。

アンヘル > 「あるわきゃねえだろうがよォ! 背中のすすけた一年生ィ! 
いい年こいてテメエもバカみてえに腹筋鍛えて腰振って腕振ってんだろォ!?
テメエが二年生になったらオレもちったあ大人にやってやるぜおい!」
 ゲラゲラ笑いながら壁を蹴り砕く。苛立っているのか楽しんでいるのか。
アンヘルの様子からはさっぱり分からない。
「そうだよあのデュークくんはなあ大人に階段登ってんだよデート邪魔したやつぁ馬に蹴られて死んじまうぞおい! すこしは文明の利器に頼ったらどうだ、高めの値段でぐる○びでもなんでも調べりゃうなぎ屋の一つや二つ出てくるだろうが! テメエはなにかぁ?! ロボット三原則かそれとも現代社会の闇が産んだマニュアル人間くんかよオイ!」
 二度目。地面に苛立たしげに足を突き立てて、それを更にひねりこむ。
地面が隆起し、まるで足を埋めるかのように突き立てていく。

虞淵 > 「へェ、東郷が言ってたグランドマスターからの命令で俺様とは事を構ねェ。って話とはまた別だったわけか」

虞淵は過去ロストサインのメンバーとの交戦記録がない
東郷月新の弁によれば、それはグランドマスターの指示だったという話だ
上等な御馳走の山を前に、当時は随分と虞淵もやきもきしたものである


「……まァ、テメェが大人しくなっても気持ち悪ィな……。
 俺ァ出席日数が足りてねェだけなんだよ、オツムが残念なテメェと一緒にすんな」
ぷはー、再び白い煙を空に向かって吐く

ザデルハイメス > 「……ああ、そういうこともありましたね。
私の目的に何ら関係ありませんから、トウゴウや貴方の気持ちはよくわかりません。
ま、彼も私もグランドマスター殿の力を必要としていたのは確かですが……
とはいえ、貴方だって一時期からあまり見かけなかったと思いますが?」

言われて思い出したのか、グエンを認識したらしい。
全身を眺め直してからそう答えた。
戦いそのものを愉しむという思考はザデルハイメスにはあまりない。
あくまで怨嗟をあげる弱者、あるいは折り砕かれた強い魂にこそ価値があるのだ。

「しかし、そうですね。仰る通り文明の利器というやつは大事ですね。
もうすこし『教えてくれる人を探す』方がいいかもしれません。
ハ、ハハ、ハハハハ、ハ……
いえ、こちらにきてから食事というものをとったことがないのでどうしてもね」

電子機器に関しては呪法の関係で興味が強くなっているところだ。
なにげに、アンヘルに言われるようにインターネットも使い始めていたりする。

アンヘル > 「オレのことバカにしてるけどよォ! ええおいクソ! 傍目から見りゃテメエも目くそ鼻くそ長すぎる反抗期なんだよグエェン!
お前なにか? 第二次成長期終わる頃には身長3mぐらいンなってんぞオイ! あぁ!? クソ!」
 苛立つ心を鎮めようとしているのか、とにかくアスファルトを蹴り掘る。
ポケットからミント味の板ガムを五枚取り出すと、いっぺんに咀嚼を始めた。
先日胸元にぶちまけたコーラの味が混じっていた。
 ゴリゴリと頭を掻きむしっている。
 ガン、ガン、ガン。
 やりどころのないいらだち。ザデルハイメスの言葉が積み上がるほどに足は加速していく。
「……テメエもあの女もよォ……。どうしてそう素直に喋れねえんだよ。
見つめ合うとおしゃべりできないシャイボーイかおい。
オレぁよお、めんどくせえ言葉をベラベラベラベラしゃべる奴が一番キライなんだよなあ。
いみわかんねえんだよオイ! ちったぁ頭働かせてシンプルに気持ちを届けられ無えのかよ!! 初恋相手に差し出すラブレターみてえによぉ!!!」
 どうやら。ザデルハイメスの"教えてくれる人"のニュアンス。それそのものにイラついているようであった。
 五枚の板ガムを飲み込みながら、一際大きなブーツの音が地面に炸裂する。

虞淵 > 「オウ、公安風紀はてめーらロストサインの鎮圧に一生懸命になっちまうしよ。
 てめーら自体は俺とは死んでもやりあわねぇ、つまんなくなってな、しばらく別のトコに行ってたのさ」

短くなった煙草を捨て、踏み潰す


「3メートル?
 ククク、そりゃあいいな。それぐらいの骨格がありゃもうちょい筋肉乗せれそうだ」

喉を鳴らして嘲笑う
どうも愉快な後輩、ぐらいに見ている節が伺える

ザデルハイメス > ガンガンと地団駄のように蹴り続けるアンヘルを見て、呆れたように肩アーマーをすくめる。

「私より貴方のほうがよほど口数が多いように見受けられますがねェ……
まぁご助言の方はありがたくいただいておきますよ。
いえ、あの手の機器に関してはこの通りですから、どうも操作しにくいところがありましてね。
ハ、ハ、ハ、ク、ハハハハ……」

ひと通り笑うと、ガリガリと金属音をさせて首を鳴らす。
グエンの言葉へと

「そして今も、『門』が開きかけた騒ぎの後はまた『つまらなく』なりつつある、と?
ク、ハ、ハハ……ハハ、そこは私も同意しますよ。
全く困ったものです、トウゴウにも……ねェ、そう思いませんか?
私としてはね、かなり不本意なんですよ。ああいうのはね」

落第街には勝手にでも荒れ続けていてもらいたい。
ようはこの邪霊騎士が望むのはそういうことだった。
シンプルに気持ちをと言われたからだろうか、言葉続く。

「トウゴウが邪魔なんですよね」

アンヘル > 「テメェは留年年数でギネス狙ってろってんだよ! あァオイ。
これ以上デカくなったら本格的にテメエとやり合う時がめんどくさくなるから勘弁しろってんだクソ! 長靴いっぱいの札束だって大損なんだよ! ぁああ!」
 ガムが無くなって、苛立つ様子は止まらない。
 ザデルハイメスの言葉の一つ一つが気に障るらしく。今度は壁を蹴り壊した。
「テメエはめんどくせえ言い回しが多いっつってんだよテメエは唐揚げ名人かァ!?
第一東郷一人殺したって大してここは変わらねえだろうがよォ。
テメエアンテナ立ててんのか耳は飾りかって耳見えねえしよォ! 
本当は耳なし芳一かよおい!」

虞淵 > 「トウゴウが邪魔ねェ。
 テメェでも簡単に殺れる相手とは思わねェが。ありゃ俺の獲物なんでな。
 俺が遊んでからにしといてくれ」
くつくつと愉快そうに嘲笑って


「なんだオマエ、俺とヤりたかったのか?
 いいぜ、ガキながら見応えはあると思ってたンだ。
 楽しくブン殴り合おうぜ、オイ」

ウェルカム、と言わんばかりに両手を広げる

ザデルハイメス > 「いえいえ、だから変わらないほうがありがたいって言ってるじゃあないですか。
ああ、それがわかりづらかったですかね?
ハハハハ、ハ、ハ、ハ、ク、ハハハ。
多少でも平和にされるというのがどうもね……ああ、耳という器官は確かにもう無いですね。
わかりますか。ハハ、案外察しの良い方のようで」

苛立つアンヘルを見て、逆に楽しそうに笑っている。
実際相手がイライラしているということはザデルハイメスにとっては微量でも意味のあることなのだ。
だから、嬉しい。
非常にシンプルな理屈だった。

「まぁトウゴウに関しては……狙っている方がいるなら、それはそれで。
私としては、もし会ったら私が余計なことをするなと言っていたとでも伝えていただけると嬉しいですが。
そろそろ貴方以外からも目障りに見えてくる頃でしょうからねェ……
研究所でグランドマスター殿の身柄も分かりましたし、それなら放って置いてもいいんですかねェ」

頷きながら道の端に寄った。
巨大な鎧のためあまり意味はないが、ともあれアンヘルとグエンが始めるというのなら邪魔をする理由はなかった。
それに関わる理由もまた、ない。
螺旋剣を引きずって一歩踏み出した。

虞淵 > 「覚えてたら伝えてやるよ」

まぁ言ったところで聞きはしないだろうが
それはこの邪霊騎士もわかって言っていることだろう

アンヘル > 「お前はあれか? 夢見がちストリートファイターかよおい! それとも頭と動きが直結してるお花畑ビッチか!?
テメエと同類の夢追い中年が時々依頼してくんだよォ!
テメエとオレがやりあったってオレにゃ得がねえんだよ分かるか!?
わっかんねえだろうなあ!」
 やりあわねえっつってんだろうが、とザデルハイメスの言葉に地団駄を踏んだ。
「ほんとに耳なし芳一じゃねえか! ああああ! ったくあーぁあー……」
 怒るのにつかれたのか、肩を落として足だけ動かす。
「どーせテメエが死のうがデュークが死のうが変わりゃしねえよ。ロストサインが暴れた時だって同じだ。結局よォ、世は全て事も無し。
荒れ果てる直前で、どうせ火は吹き消えちまってフィナーレさ」
 十年ここで過ごした経験談。隆盛を誇ったロストサインですらいつかは終わりを迎える。
結局、ここは"うまいこと"決着がつくのだろうと。

虞淵 > 「得、ねェ」
もぞもぞ、とズボンのケツから財布を取り出す
「よし、俺に勝てたらコイツを丸ごとオマエにやろう」
中身を見せる、大量の札だ
エアリアと契約して以来、実に羽振りがいい男であった

ザデルハイメス > 「まだまだお若いように見受けられるのに、そう人生に疲れてしまうこともないのでは?
ここだってどこだって、世界は愉しいものですよ。
ハハ、ハ、ク、ハハハ……ほら、突然得が降って湧いたりする。
ハハハ、本当に、ねェ! 愉しいですね」

言いながらグエンを通り過ぎ、アンヘルを通り過ぎようとする。
ガリガリガリと螺旋剣がアスファルトを鳴らしていゆく

「すべて世は事も無し。
ハハハ、この『箱庭』の空にしろしめすのは一体なんでしょうねェ」

アンヘル > 「お前なー。俺はなー。お前の実力を過小評価してるわけじゃねーのよ。
お前とやりあうときゃな、ガチとガチなの。
お前は筋肉お化けだからいいけどな、俺の戦いには金がかかるの。
フル装備使い果たす覚悟よ? そこから治療費差っ引いて、牛丼しか食えないとかやってられないでしょ。
しかもお前成長しちゃうじゃん。第二次成長期の反抗期じゃん。
一発かましたら対応されちゃうじゃん? 面倒くさいじゃん?
楽しいかもしんないけどさー、本気の依頼が来たら俺絶不利じゃんさー」
 疲れたような、つきものがおちたようなローテンション。
しかし口上はよどみなく絶好調。
 ザデルハイメスを見送りながら、カジノの元締めのパンツを取り去った。
元はといえばこれが目的である。
「でもまあ楽しそうだしやってもいいけどよォ。
切り札は出さない戦いになるぜ。そういうナメたのお好きかしらねえけどよォ」
 ザデルハイメスがガリガリと鳴らす音。
それに呼応するかのように、やはりブーツは地面を強く、速く蹴り続けている。
「こっちがしりてえぐらいさ、ザデルハイメス。テメエの神はどこにいるのやら」

虞淵 > 「結局やる気ねェんじゃねぇかよ」
くだらねー、といった表情をしつつ財布を仕舞う

「もったいぶった殴り合いの何が楽しいんだよボケナス。
 つーか、んなこ汚ねェ布切れパクって帰るぐらい赤貧なのかオマエ」

ザデルハイメス > 「世界は広いですからねェ。
この島と、この島の外と、そしてこの世界に繋がった無数の世界と。
そちらのグエンさんが仰っていたじゃないですか。つまらなくなったから他所に行っていたって」

だから『結局』などと言って愉しまないのはもったいないではないか、と。
下着を漁るアンヘルを横目に通り過ぎる。

「神の居場所は知りませんけれどね。
学園というのにも卒業があるのでしょう?
その先に広がる無限の可能性……!いいじゃないですか。
だから私は、それを見せてくれる相手のいる此処にいるだけですよ」

そして笑い声を引き連れて、吐き出す瘴気が少しずつ離れていった。

ご案内:「路地裏」からザデルハイメスさんが去りました。
アンヘル > 「溜め込んじゃいるが、いちいちそれを出すのもめんどくせえ。
手元の金はぱーっと使うに限るもんでな、今の手持ちは1200円。
気軽に言ってくれるなよな、やり合うのは楽しいが割に合わねえんだよ。
テメエとやりあったら下手すりゃ装備代だけで何千万って損失だァ。
 オマエにもう殴れるものがぜーんぶなくなっちまったら、ただ働きでも全力だしてやるよ」
 下着を鞄の中に詰め込んだ。ザデルハイメスの言葉には肩を揺らす。
「聞いたかよグエン、おいおい、テメエにゃ無縁じゃねえの、無限の可能性」
 十五年の留年を重ねるグエンに対して、サメのように笑った。
「ま、あいつもただの亡霊じゃねえってことか。次はパソコン教室にでも通ってる甲冑が見れたりすんのかね」

虞淵 > 「舌のよくまわる野郎だな」
苦笑する

「学園本部がまだ俺の学籍を抹消してねェってだけの話だ。
 それに俺の無限の可能性はココにあるぜ」

ぱんぱん、と己の右腕を叩いて見せる

「知らねェ、ロストサインは変態の巣窟だがアイツぁそんなかでも群を抜いてんだろ」

アンヘル > 「あー、あああー。ああぁあー? 無限の可能性ぃ? ほんとテメエは底なしだよなあおい。
そのコツ教えてくれよ、じっくり骨までしゃぶってやるからさあ!
あー、鍛えても鍛えてもそこまでいかねえよなあオイオマエ毎日何キロカロリーくってんの? どうやったらそれ維持できるわけ」
 ガン、ガン、ガン。
 じゃらじゃらじゃら。
 耳障りな金属音を漂わせながらこめかみを叩く。
 異能・事実上ナシ。足を引っ張ることしかない異能。
鍛えられた肉体に嫉妬したこともあったような、なかったような。
そんな記憶はとうの昔。
「本気でやりたきゃ仕掛けてこいよなァ。俺のフィールドだったら歓迎だぜ、ええおい」
 ここもフィールドの一つであったが。あくまでも状況を活かす戦い方を突き詰めたアンヘルでは、グエンとの遭遇戦は勝ちようもない。

虞淵 > 「クック、鍛錬だとか才能だとか努力だとかそんなもんだけで強くなれたら苦労しねェよなァ。
 飯はバカほど喰うがよ、なんなら貧乏で可哀想なオマエに奢ってやろうか?」

肩を揺すり、目を細めて嘲笑う

「テメェ本気でやらねーって言ったじゃねぇかよ。
 んなつまんねーヤツに相手にしねェよバァカ」

ご案内:「路地裏」にヴィクトリアさんが現れました。
アンヘル > 「オレがいつ乞食したよえぇオイ。オマエはアフリカの恵まれない子どもたちに赤い羽根募金でもぶっこんでりゃいいじゃねえか、ええ!?
さしあたりさっきの金額ぐらいぶっこめば、感動屋が一単位ぐらいくれんじゃ無えか!?
貸しだとか借りだとか大嫌いなんだよなァ! そんで乞食はもっと嫌いだァ! つまんねえだろなめてることになるからなあ!」
 徐々にテンションが温まってきたようで。こめかみを叩く指の速度もまた上がる。
「は! いい子ちゃんめ。テメエも大概ツンデレかぁ? やりたいときにやりゃあいいじゃねえか。
オレはケツまくって逃げるけどよぉ! そこのケツをぶちぬくのもまたアリじゃねえかおい!」
 かばんから缶コーヒーを取り出して、器用に片手だけで缶を保持しながらプルタブを開ける。

虞淵 > 「男の財布に1200円じゃ格好もつかねぇぞガキ」

笑みを浮かべて

「そういうのはスカッとはするが面白くねェんだよ」
大仰に肩を竦めて見せる

ヴィクトリア > 【たまたま通りがかっただけである こっちは黒服などを連れてるが、まあこいつらには敵うべくもない
とはいえ、まったくの無関係というほどでもない
正直、コイツラが鉢合わせて騒いでるところはあまり想像したくもなかったが、この辺じゃ2人共有名人だ
挨拶ぐらいはしておく
とくにアンヘル、テメーには】

よーう、珍しい連中が顔揃えて談笑中かー?
アンヘルテメーは早くかね返せよばかしね
誰のおかげでコーヒー飲めると思ってんだ働けクズ

虞淵はアレだって?
なんでもガッコ来たらしいじゃねーか
よりにもよって試験直前に
お前これから夏休みじゃんかよー?

【このへんの態度については相変わらずで容赦なかった】

アンヘル > 「あ、あ、あぁああ?」
 ガリ、とこめかみを叩いていた指が一気に曲がった。
「金だぁ? いちいちテメエに指図される覚えはねえがよォ。
言っただろうが、オレは借りも貸しも嫌いだっつってよォ!
 あぁ!? テメエはいちいちバカとか死ねとか言わねえと人に頼み事もできねえのかよオイなあ!
テメエかわいこぶんのも大概にしろよおい、ヴィクトリアァ!」
 怒りのあまりにヴィクトリアに向かって回し蹴り。
しかし、やはりコレも当てるつもりはサラサラ無い。
荒れ狂う旋風は鼻先寸前で止まる。
「死ねとかクズとかいって笑って許してくれんのはママかパパかダーリンぐれえだぞオイあぁ!?
ありゃテメエの借りでトントンってぇ話だったろうが、ええおい!」
「それにグエン! テメエオレのケツぶちぬく前提で話してんじゃねえぞオイ!」
 自分から振っといてなんだが、勿論彼も素直にやられるつもりは皆無である。

虞淵 > 「誰かと思えばネコミミかよ。
 オウ、ちょいと人探しも兼ねてな」
学校に行ったことは否定しない


「あン?
 俺様がタイマンで負けるワケねーじゃねェか。
 別にオマエにってことじゃなくて、誰に限らずよ、クカカ」

心底楽しそうに嘲笑うのであった

ヴィクトリア > アンヘルお前さァ、そんなんでいまさらボクがどーにかなるとでも思ってんのかよ
だいたいお前、態度の割には丁寧でやさしーんだから無理すんなよ、このカフェイン中毒

【笑いながらもアンヘルには容赦なかった、だいたい口の悪さで言えばあまり変わらないのだ】

あー、人探しじゃしょーがねーな
ボクんトコにこねーでガッコってこたぁ、お前食い足りないのか?
暴れ過ぎなんじゃねーの?
おかげでアンヘルビビってんじゃん?

【ただし、虞渊とはこの差である】

アンヘル >  ガン、ガン、ガン。
 苛立たしげに地面を蹴る。
確かに、彼がこうして地面や壁を蹴るのはどうしようもない"苛立ち"の発散だ。
 この風貌、態度の割に自分から相手に殴りかかることがないのは確かに一つの特徴だった。
「あァ!? テメエはあれか? 鹿せんべいを奈良公園でばら撒くタイプかおい!
テメエが餌をまきすぎりゃあどうなるか、想像力を少しゃ働かせたらどうだ!? ああ!?」
 実際。絶対に安全というわけではない。
見た目の割には沸点が高いというだけで、
虎の尾を踏んだ者、なめきったものは殴り飛ばしてきた。
 苛立ち紛れに缶コーヒーを一気に飲み干して。そのままスチール缶を踏みつぶした。
「あぁそうだなそういうやつでしたねってやかましいわ! オレぁなにか? お前らオレのことばかにしてんだなァ?! あぁ!?」

虞淵 > 「…まぁ、オマエ馬鹿っぽいからな、しゃあねェよ、オウ」
半分ほどバカにはしているのかもしれない


「お前ここ最近見なかっただろーがよ。
 食い足りないといやぁ食い足りないが、まぁ最近は比較的満たされてるぜ」
ヴィクトリアからの問いかけには妙に、というか
なんだか普通に答えるグエンである

ヴィクトリア > やだなァ正統な評価って言えよアンヘル
無理すんなよお前、見た目の割には理知的で感情じゃ動かねーんだからさ
んでなけりゃボクにとっくに手出して虞渊に止められてんだろーが
そんなんでこういう口げんかじゃボクには勝てねーと思うよ?

【アンヘルは実際こういうところかわいいと思う
同仕様もなく悪ぶって起伏が激しいように見えるがその実理性的で
感情に歯止めがかかるんもんだから、ヴィクトリアからすれば格好の餌食ではある】

あー、ボクだって忙しかったってか割とろくな目にあってなかったんだよ

ま、満たされてんならいーんじゃね?
結局は満たされるかどーかだからな、ボクらみたいな連中は

あ、そーだ、アレやってくれよアレ!

【久しぶりなので目を輝かせる
アレ、と言うのは虞渊の肩にヴィクトリアが乗るやつである
ヴィクトリアがよろこぶだけで、虞渊には特にこれといったメリットはない
さらに言えばアンヘルを見下ろすことになるのでアンヘルには何のメリットもない】

アンヘル > 「さてはテメエ莫迦だな!? あぁ?! 自分の距離感が絶対だと思ってるタイプだろう。
ああ? テメエは引き際ミスってトチるタイプなんだよ!」
 ペースを乱されて、明らかに苛立った様子で。
しかしむしろそれはどちらかといえばヴィクトリアに対する諫言に近いニュアンスのような気すら。
 苛立ち続ける男の足は、加速の一途をたどっている。
いわばこれが彼の怒りのバロメーターでもあるわけだ。
「てめえら揃いも揃って莫迦にしやがって。上級生でもねえくせによォ……!」
 こうみえて、三年生。留年なしである。

虞淵 > 「あァ?オマエほんといくつになってもガキだな。
 何が楽しんだこんなモンの」
言いつつも、軽々とヴィクトリアを抱え上げて肩に座らせう
さすがに尋常でない肩幅、しっかり乗れる

「年は上だぞ」
納得いかなさそうなアンヘルに上から声がかかるのである

ヴィクトリア > んだからそーゆートコだっての
お前さ、割と影響考えてから殴る対応の上に、引くに引けなくなると言葉回すだろ?
その辺のチンピラだとそーゆーんでもいいと思うんだけどさァ?

だってさお前……その言葉ってボクを一発ぶん殴った後に言うべき言葉じゃねーの?

【つまり殴ってない以上はトチって無いことを証明してしまってるのだ
むしろ言葉が災いするぞというアドバイスもしくは脅しにしかならない】

だーってさー、虞渊の肩すげー居心地いーんだもん
でもボク専用にならねーんだし、だったら会った時に頼んでやってもらうしかねーじゃんよー?

【乗せてもらえばめちゃくちゃ上機嫌である
そして虞渊の更に上から声がアンヘルにかけられるのであった】

アンヘル > 「年食った莫迦もいるだろうが! あぁ!? 別にテメエがそうだとは言わねえけどよォ。
今のは老害のコメンテーターが言うセリフだぜおい!」
 髪をゴリゴリと掻きむしりながら答え、その直後の上からのセリフ。
 ズガン、と。一度アスファルトを踏み抜いた。
「テメエ、オレの友達かなんかか? おい。それとも恋人か?
違うよなあ、おい! オレを採点する教師かなんかかぁ?! 違うよなあ、おい!
かわいこぶってんのも大概にしろっつってんだろヴィクトリアァ!」
 我慢の限界。ただでさえザデルハイメスという手合で気が立っていたところだ。
苛立たしげに動いていた足が完全に静止し、"やりどころ"を求めている。
「あー、ああっっぁああ……!」
 ざらりとポケットからチョコレートを取り出して噛み砕く。

虞淵 > あ゛ー……と大きな溜息をつく
「他人の上にケツ乗せて居心地いいってのは良い性格してるぜメスガキ。
 頼めばいつでもやってもらえると思うんじゃねェぞ」
今日は久しぶりに会ったからやってやったけど

「ところでアンヘルよォ、
 進級してるってこたァテメェはガッコ行ってんだな。
 よくもまぁ公安風紀の連中をやり過ごせてるモンだな」

それとも今の公安連中がぬるいのか

ヴィクトリア > カルシウムたりねんじゃね?
つーかさ、そもそもただの時候の挨拶で別にお前が怒る必要ドコにもねーじゃん?
アンヘルさァ、お前相変わらず可愛いなぁ

【そもそもアンヘルのやつが元々ボクに対して苛立つ必要がドコにもないのだ
なのに苛立つのはつまり思い通りに行かないからだ
こいつこのなりで他人が思い通りに転がらないとすぐ苛つくからなぁ】

あー、コイツさ、案外見た目よりまともだからなぁ
こんなナリでこんな態度だけど、自分のペースにさえ巻きこんじまえばそれなりなのよ
コイツ関係性の生き物だから、ボクらみたいな関係性が変え難くて扱いづらい生き物見て困ってるからあんな態度なわけ

ま、ひとことで言えば、ツンデレだな
【アンヘルに関して虞渊に説明してやる
評価してるんだか貶してるんだかわからないが、ま、バカではないと言ってるのは確かだ】

だーってさ、虞渊の肩なんてどー考えたってサイコーの特等席じゃんかよー
この位置に座って喜ばない奴なんているのかよ?
【すごく嬉しそうだった】

アンヘル > 「オレもよォ。それなりに学園生活ってのを楽しんでんのよ」
 "それなり"に考えて上手く綱をわたっているのだと。
別に態度が変わるわけでもないが、それでもなんとかなる時はなるものだ。
 だが、ここまでか。なんて脳裏に一瞬過ぎる。
 溜められた力は目を疑うが如き速度で疾駆する。
"限界の限界"、そこでなおヴィクトリアは態度を変えることがなかった。
 ヒィン、とブーツが鳴いて繰り出されるのは、
落第街でも一、二を争うと謳われる速度の上段蹴りだ。
 ――グエンのことなど知った事かとばかりの勢いで、風を切り裂くがごとく繰り出される。

虞淵 > ───男の姿と共に、その肩に乗ったヴィクトリアの姿もまた一瞬ブレるように。
アンヘルの上段蹴りは綺麗な弧を描いて空を切った

「クックッ、良かったなァネコミミ。
 俺の上に乗ってなかったら今頃オマエの顔面すっ飛んでたぜ」

ヴィクトリア > おー、マジでそう思うわー
あーゆーのはボクには無理だからなァ

ってかアレ、あーゆーとこアンヘルのやつ頭いーんだよ
ボクに蹴りゃ、虞渊に対して攻撃しないで虞渊に攻撃できんだろ?

ま、虞渊もボクもわかってるからこーして乗っけてもらってんだけどな
【コレが会話にちょうどいい距離ってやつだよ、と】

アンヘル >  ガン、ガン、ガン、ガン。
 膨れていく敵意。目の前のグエン。余裕を見せる二人の姿。
「あ、あぁああ……あぁああああっ……!!」
 ここで怒りを納めれば得策だ。大損をこかなくて済む。
天秤が揺れる。狂気と正気の狭間で頭を掻き毟る。
 本気でやらないというセーフティも、正直言って――そろそろ限界だ。
 ブーツに火が灯る。じゃらりと耳障りな金属音。
 "やる気"だ。

ヴィクトリア > お、そろそろボクは引いたほうがいーかな?
ま、肩乗り代金って感じだな

【くるん、と回るように飛び降りると綺麗に離れる
やる気ならしかたない、アレ買いに行ってこよう】

虞淵 > 「ったく…あんま男を舐めた口ばっか聞いてるとそのうちいてェ目に遭うぜ、ネコミミ」

軽い足取りで離れていくヴィクトリアに苦言を呈して

「……で、遊んでくれんのか?アンヘル」
ケモノのような笑みを、向ける

ヴィクトリア > ま、痛い目はあった後だからいーんだよボクぁ
むしろこれっくらいでちょうどいーからな?
だいたい、ボクから牙抜いたらただの飼い猫だろ
まだペットショップ行きになるのはゴメンだね、んじゃちょっといってくるわー

【足取りも軽く、その場から一旦姿を消した】

アンヘル > 「テメェごときの足でこのオレから逃げるだとォ? あァ?
想像力足りてねえんじゃねえかええおい……」
 グエンとやり合うつもりはない。琴線に触れたのはただ一人。
「あぁああ!? 知るかアホかグエェン!
オレのことをイチイチよぉ。評価してとんでも鑑定団気取りの奴によォ!
ちったァ社会勉強させてやろうって泣ける話なんだぜオイ!」
 叫びながらブーツが爆ぜる。アンヘルの速度はそれこそ随一だ。
 制服のチェーンを左右に投射。目のいいやつはこれで惑わされる。
その程度で意識を奪われるグエンではなかろうが、いつもどおりにアンヘルの行く道は最速の空だ。

虞淵 > 「───落ち着けよ、ガキ」

棒立ちのままに放たれた超特大の震脚
虞淵を中心に半径数メートルの地面が一気に1Mほど陥没し、
まるでヴィクトリアの走っていった方向を遮断するように、廃ビルが轟音を立てて倒壊する

「メスガキ1匹に顔色変えて、みっともネェヤツになったな、アンヘル。
 あァいや、昔からそうだったか?クカカッ」

アンヘル > 「ッガァアア!!」
 追うことはできる。しかしグエンは必ず追ってくるだろう。
 ヴィクトリアを追いかけること、今がその目的の全てであったが――。
倒壊したビルに足を引っ掛け、ぐるりと足を回す。
ジェットの爆音めいた音とともに瓦礫を弾き飛ばしながら向き直る。
「言うじゃねえかグエン。あぁ!? オマエはオレと友達かよ。違うよなあ!
あー、ぁあああああ!」
 今の一撃で、"やり場のない怒り"はやや落ち着いたようだが。
ガン、ガン、ガン。せわしない足の動きは未だ限界値をキープしている。

ヴィクトリア > ……うーあー。
【コレまわんねーと帰れないじゃんよーとか思いつつ大回りしてお買い物】

虞淵 > 「まぁそうだな、ダチじゃねェ」
苦笑しつつ、降りかかってきた瓦礫を音速の拳で粉々に砕く

「けどまァ…オマエのこたァガキの頃から知ってるモンでなァ。
 クックッ、こんな街に住みついちまったらいらねェ節介を焼かれる経験もまァねェか・
 ───とりあえずアタマ冷やせや、でねェと俺ァ本心ではオマエをブン殴りたくてしょうがねェんだからよ」

な?と笑みを浮かべつつ、右腕をぐるぐるとまわしてみせる

アンヘル > 「テメエはオレのおかんかァ!? 処女懐胎でもしたのかよええおい! あぁ!?」
 しかし。刺激をされなければその怒りを"どこか"へと発散させていくのがアンヘルという男であった。
 未だ降りしきる瓦礫を叩き壊し、仕掛けてあった"ワイヤー"をつかみとる。
「あァ! あー! また大損じゃねえかクソ! クソが! あぁ!?」
 この路地裏。普通に過ごしていればまずひっかかることはないが、まるでアンヘルの巣であるが如くワイヤーが隠されている。
「あぁクソ! クソ! ああぁああああッ!」
 咆哮するかのようにブーツを地面に叩きつけ。頬を掻き毟る。
すでに血が流れていたが、一切そんなことは気にしない。
「別にオレぁテメエとやる気はねえつってんだろうがあァ!? 月一で耳鼻科に通ったらどうだ!? ええおい! グエンよォ!」
 いつもの調子。明らかに怒りは絶頂にあるが、
少なくともこの場からどうこうしようという意志は感じられない。

ヴィクトリア > 【グルっと回って帰ってくる】
たっだいまー!
あいよー、ほら。

【アンヘルにコーヒーを投げて寄越す
虞渊にはビール、自分にはサイダー】

アンヘルお前さ、この期に及んでコーヒーがないとかさ、そーとー懐事情ヤバイんじゃね?

ま、それはそれとして、だ
だいたいボクだって引かないけどお前だって引く気ねーんじゃんよ、分かってんだろ?
だったらぶつかるか平行線で関係性保つ以外にドコに道があるってんだよそれがわかんねーお前じゃねーだろがよ、ああ?

それともボクを殴ったら済む話なのか、それは?
そこまでお前がチンピラだってなら、ボクは諦めて引くが、お前を信用してるからこの態度なんじゃねーか
このくらい分かれバカ、わざわざ説明させんなよな?

だいたいお前が虞渊とやりてーんだかやりたくねーんだかわかんねーからこっちが振ってやってんのわかってんだろ?
どっちでもねーってなら、ボクなんかにかまってるヨユーあんのかよ?

ま、そーゆーこと。
ボクにムカつくぶんはともかくボクはこれしか武器がねーんだから、振りかざすのは当然だろーがよ
その程度ガキのさえずりぐらい大目に見ろよ、お前は殴れるんだからさァ

【別に余裕かましてるわけでも何でも無く、普通に飲み物買ってくるあたり、ほんとに挨拶と軽口なんだろう】

虞淵 > 「わかったわかった、ウルセーヤツだな……」

そう喚くんじゃねぇよ、イヌじゃあるまいし、と。

「オウ、悪ィな」
受け取った缶ビールをさっそく開ける

「お前にゃ無いかもしれんが、そう猛ってるのを見たら唆られるだろ?
 ……っと」

ビールを美味そうに煽っていると、瓦礫に埋まった道の反対側、路地の入り口に黒塗りの高級車が止まる

「迎えが来たらしい。
 んじゃ後は適当にやってくれや、ネコミミもテメーの身くらいはテメーで守れよ?」
踵を返し、
缶ビールを呷りながら路地から姿を消す───

ご案内:「路地裏」から虞淵さんが去りました。
アンヘル > 「…………」
 缶コーヒーを黙って受け取った。
ガン、ガン、ガン。苛立たしげにプルタブに触れる。
ガリ、ガリ、ガリ。開かない。
「テメェはホームズかぁ!? 一を聞いて十を知るお年ごろかァ!?
全部何事もご理解いただけてたら学園に通うのに七年もかけてねえんだよ!」
 苛立たしげに地面を蹴る。
ガン、ガン、ガン。その歩調はいつもどおりのそれだ。
「言っておくが別にカフェイン中毒じゃねえからなぁ!」
 ガリガリとプルタブをこすりながら、苛立たしげに壁を蹴る。
「ここで良識なんて求めてるほうがおかしいんだよテメェは! ここは保育園かァ!?」

ヴィクトリア > あいよ、ありがとな虞渊、またなー?
【笑顔で見送る】

ばっかだなァ、お前がどうしたいかなんか知るか
別にテメーに良識求めてんじゃねーよ、お前の能力を信用してるだけだっつーの
アンヘルお前さ、クライアントに噛み付いてどーすんだよ
媚びへつらえっつってるわけでも頭下げさせてるわけでもねーじゃんよ
それともからかうこととばかにすることはお前ん中じゃ同じ意味なのかよ?

だいたいボクは分析して振り分けすんのが仕事なんだよ
軽口でお前がどんくらいキレるかまで仕事のうちなんだからさ
コレでもテメーの頭の周り具合は評価してっからこういう態度に出てるくらい分かれバカ

【そう言って、袋の中からコーヒー6本セットのうち残り5本を差し出す】

こんなん説明させてっからボクごときにバカバカ言われんだよ
クズの軽口ぐらいでムキんなんなよ恥ずかしい

んで、仕事具合はどーよ?
って入る前にお前の調子確かめとく必要があんだよ

アンヘル > 「テメエはコメンテーター様かァ!? 作者の気持ちを答えろって設問で
『締め切りがやばいからここは巻いて書こうと思っている』って答えるタイプかァ!?
何度も言ってるだろうが、テメエはオレのダチでも恋人でもおかんでもねえってよぉ!」
 奇妙な線引の上に立つ男。アンヘルは狂気に居ながらにして狂気の手綱を握る男だ。
常に薬物中毒者のような狂気に晒されながら、狂気のまま舵を取る。
 それは狂気の方向性をずらすだけに過ぎないが、それでかろうじて男は人間を保っている――はずである。
「仕事なんざ見れば分かるだろうが! あぁ!? 傷無し曲がり無しの良品に決まってんだろうがよォ。てめえの目は節穴か? ええおい!」
 ようやくコーヒーのプルタブを開けることに成功して、それを飲み干していく。残った五本もひとまず受け取ることだろう。
「グエンにも言ったが、単に財布に金が入ってねえだけだ!」

ヴィクトリア > んだからコメンテーター様でクライアントだって言ってんじゃねーか
テメーの金ヅルで貯金箱だよ、しかたねーだろコレが仕事なんだからよ
だからさっきからお前の記号奪うぞみたいな話は一回も出してねーだろがよ
いーかげんにしねーと査定落とすぞコラ

【記号ってのはIDのことである
ダチでも恋人でもなくても貯金箱は大事なもんである
もっとも仕事しないと引き出せない貯金箱ではあるのだが】

あー、はいはい金なくて困ってたのね
んで、仕事欲しいのか欲しくないのかはっきりしやがれ
ボクはお前の態度はどーだっていいが、案外まともで文学的なとこが気に入ってんだ

【で、もう一つ袋を出す】
んで、聞く気があるってなら前金にこのチョコもつけるが、どーするよ?

アンヘル > 「あー、ァアアー。アーァ……」
 こめかみを叩きながら無理やり気分を落ち着けていく。
ほとんど意識を失いかけるという荒っぽい手段であったが、
むしろこれぐらいで男にとってはちょうどいい。
「金がねえってわけじゃねえ。蓄えはいくらでもあるからな。
けど金があっても仕事は受けなきゃナメられる業界なもんでね。
選り好みはするが話ぐらいは聞いてやる」

ヴィクトリア > ぶっちゃけロストサインとやりあう気あるか?
ここが今一番高い、要はうざがってる奴が多いってことだ

次は、フェニーチェ関連
まだ噴き上がってねーけど、たぶんコレも派手好きなんでもー少しすると華やかになる

高そうな奴ではこの2つだな
騒ぎになるから迷惑に思うやつも多いってわけ

あとは個別案件とか応相談ってやつが多いけど、お前条件細かいと面倒くさいだろ?
【プライベートまではそんなに踏み込まないまあ、そんなとこだ】

アンヘル > 「報酬次第だな。オレぁあくまで喧嘩専門だ。
ぶち殺すだとか捕獲するだとかいちいちかったるいことは考えねえ。
あとロストサインなら経費がかかる」
 取り出したのはスーパーボール。彼が独自のルートから入手してくるそれは、常世財閥の秘蔵開発品である。ワイヤー、スーパーボール。
 これらは用意するだけでも銃弾の比ではない価格がかかる。
「フェニーチェ? あー、あのドラック狂いのイカレ野郎どもか。
あいつらもくすぶってたとぁつくづく残党に縁があるなァ、ええおい?」
 あちらとの直接的な戦闘経験もないが、こちらはロストサインに比べればかわいいほうだったはずだ。
 胡乱な頭で弾き出す損得勘定はむしろ得のほうにかたよると思っている。
「用心棒だったらいくらでも引き受けてやるがな。ありゃ楽極まりない」
 大あくびをしながらチョコを口に放り込む。
「あぁー。あああ。クソ。うなぎ食いてえ……」
 色々と溜まっている。頭をがしがしと掻きむしって、徐々にまたいらだちを募らせていく。

ヴィクトリア > ま、金出す側の思惑としちゃ、ロストサインは金で片がつくなら安いんだよ
ハイリスクハイリターンな、必要経費ぐらいはそこそこ出ると思うけどな?

ファニーチェはまー、今釘刺しとくと楽だっつー案件だな
正直割がいいっちゃいいね

用心棒やるならボクの取り巻きだ、お前それだと面倒だろーよ
暴れるってならファニーチェ、やりあうならロストサインだな

【ま、隠しても意味が無い
だいたいでいうとこんなもんだ
なぜうなぎなんだろうとは思わなくもなかったが】

アンヘル > 「まあひとまずフェニーチェとかいう野郎どもと遊んでおいてやるよ」
 ガン、ガン、ガン、とブーツを地面で叩きながら。
「旬のものと殴りあうほうが箔がつくだろうしよォ。
オレがはい、ロストサイン倒しましたってのはよろしくねえだろォ?
他にもやりてえ奴がごろごろ居るんだろうからよォ」
 あー、ああああ。あぁああーと唸り声を上げながら首を回す。
テンションのギアが徐々に上昇していっている。
「やってやるよ。まあテメエの持ってくる仕事は実際ケツ持ちができてるからなァ。
あー、めんどくせえけどやってやるよ。別にテメエの取り巻きでもいいんだぜ。
それともなにか? オレがその仕事はできないってか?」

ヴィクトリア > ま、前菜にちょうどいーんじゃねーの?
誰かにさき越されてなきゃ、だけどな

取り巻きでもいーが、お前が切れなきゃな?
ボクはウザいんじゃねーのか?
【ニヤニヤしながら煽ってみる
まー、基本的には今出したよーな案件が扱いやすいって感じだな】

アンヘル >  相手のからかいには、頭を掻きむしりながら空を見る。
「テメエがウザいとはいってねえだろうがよぉ。
オマエはあれか? ぜんまい仕掛けで走りだす車のおもちゃか? あぁ? 
かわいこぶんのも大概にしろっつってるだけだ。
テメエも月一で耳鼻科に行くべきじゃねえか? あぁ?」
 言いながら、壁を拳で何度も叩いて。
「どっちみちよォ、出会うまでは暇ってことだよなァ。
用心棒でもなんでも適当にやってやるよ。
どうせどこでもオレのやることは変わらねえんだからよォ!」
 最早彼の先ほどまでの怒りはまったく無いらしく。
いつもどおりの"蹴り"が地面を叩くばかりである。

ヴィクトリア > んじゃ、タイミングが合えば取り巻き
そーでなけりゃテキトーに劇団喰っとけ

ロストサインは直接受けねーなら成果次第って感じだな

ほらよ。
【前金半分。
とり合えずうなぎは食えそーである】

アンヘル > 「別に引き受けた扱いにしてもいいけどなァ。オレがやるかどうかはどうせ気分だ」
 興が乗ったらやるし、乗らなかったらやらない。
場所によっても戦闘力が上下するアンヘルが"戦闘"に踏み切るタイミングはいつも適当な判断だ。
「まあこんだけありゃあ上等か」
 これで貯蓄を崩さずに済む。ついでに無くなった分の装備の補給もできるだろう。
「あーァアあ。まあよォ。適当に連絡しろ。いつもどおりオレも適当だからよォ」

ヴィクトリア > んじゃーボクもハケるぜ
女遊びがしたいならついてこい
でなきゃ、うなぎでも何でも勝手に行きやがれ

【取り巻きにひとこと言って帰える準備
ついてこなけりゃそのまま帰るだろう】

アンヘル > 「あー。ま、それも悪くねえな。
たまにぁ別の女を抱くのもいいかァ」
 誘われれば、素直にそこはついていく。
まだ頭は胡乱としているようで、すくなくともついていくまで暴れだすことはなかった。

ヴィクトリア > んじゃ決まりだな
ま、正直うなぎはその後でも食えるしなァ?
【アンヘルがついてくるなら連れ立ってその場から消えるだろう
いまのヴィクトリアは以前と違って、そういった風俗方面にもだいぶ強い
息のかかった店で適当に遊ぶのだろう】

ご案内:「路地裏」からアンヘルさんが去りました。
ご案内:「路地裏」からヴィクトリアさんが去りました。