2015/08/05 のログ
ご案内:「路地裏」に焔誼迦具楽さんが現れました。
焔誼迦具楽 >  
【風紀の本部が襲撃されてるらしい。
 そんな話がここ落第街の路地裏にも流れてくる。
 人の噂は風のように早く伝わるモノだが、通信機器、魔術が発達したこの時代において。
 既に風など置き去りにして伝わってしまうようだ】

「……まあ、どうでもいい事だけど」

【少女は足元に倒れた男を蹴り飛ばし、一つ先の路地まで転がす。
 直後、背後からサブマシンガンの乱射。
 少女は背中から穴だらけにされる、が】

「そろそろ学んだらどうかしら」

【開いた穴はすぐに塞がり、出血もしない。
 腕を流体状に変形させれば銃撃した男を捕まえ、先ほど転がした男の所まで投げ飛ばした】

焔誼迦具楽 >  
『ば、化けも――』

【投げ飛ばされた男は呻きながら、仲間の事を置いて逃げ出していく。
 残された男もまた、少しすると起き上がって逃げ出していった】

「……まったく、人がいい気分で寝てたのに」

【はあ、とため息を吐いて、足元の肉塊に腰掛ける。
 夕刻にカレーを食べて気分良く寝ていたのだが、その近くで抗争なのか、喧嘩なのか。
 ともかく暴れている連中が居たために、どちらもあわせて蹴散らした所なのだ。
 足元の死骸は三つ。
 しかし、少女が殺した人間は一人も居ない。
 どれも銃弾によって致命傷を与えられていた】

「騒がしかったけど、大丈夫かしら」

【日が沈んだとはいえ、落第街の時間はこれからとも言える。
 風紀は――先ほどの噂が本当ならやってくる余裕はないかもしれないが、銃声が響けばさすがに顔を出す人間も居るかもしれない。
 そうでなくとも、騒ぎを聞きつければ集まってくるような、そういう人間も少なくはないのだ。
 万一この光景を見られれば、勘違いされても弁解のしようはないかもしれない】

焔誼迦具楽 >  
「……片付けないとかなあ」

【死体とはいえ、跡形もなく食べてしまえばいいだけなのだが。
 人の食べ物を食べ、好みの魂を頻繁につまみ食いしていれば舌も肥えるわけである。
 わざわざ好みでもなんでもない、さらに言えば死体を、証拠隠滅のためとは言え食べるのは気が向かないのだ。
 そんな事を考えつつ、片腕を流体化させ触腕のようにつかい、死体の上に座りながら別の死体を転がした。
 ――今夜は湿度も伴い中々に暑い。
 だというのに。少女の周囲は涼しめるほど気温が下がっていた。
 見るものがいればこの光景と合わせ、いかに落第街とはいえど異常な空間だと思えるだろう。
 とはいえそれも。
 通りかかる者が居れば、騒ぎを聞きつけやってくるものが居れば、なのだが】

ご案内:「路地裏」にアーヴィングさんが現れました。
アーヴィング > よぉ、状況が良くわかんねーんだけど…
厄介事かい?それとも…あんたが厄介な方?
(ポケットに手を突っ込み、猫背気味にするりと路地裏に滑り込んでくる
 ねめつける様な目付きは鋭く、闘争の匂いを感じ取った口元は獣のように薄く吊り上っている
 見るものが見れば判るだろう
 この空気に慣れているという事
 そして浸りきって麻痺を起こした手合いではなく、静かに自分の中で闘争心を練り上られる類だと)

ま、私情を言わせて貰うなら、テメェみたいなのを襲って返り討ちにあう方がアホだって言っちまいたいけどな
(どうよ、と問いかける
 彼に敵意は無い
 この空気に対し即座に順応して見せ、警戒を解いていないだけ)

ご案内:「路地裏」にトトさんが現れました。
焔誼迦具楽 >  
「そうね、どっちかといえば……ううん、両方かしら」

【どこからか現れた男性を、面倒くさそうに眺め、観察する。
 匂いが違うのは異邦人だからだろう。
 体つきや気配は―― ――五月蝿い。
 どうもここの空気に慣れている様子を見れば、それなりの相手であることは読み取れる。とはいえ、だ】

「それで、厄介な方だとしたら、どうなのかしら?」

【そんなふうに眺めながら、にやりと笑い。
 挑発するような言葉を投げかけた。
 やや寒気すら感じる空間で、赤い視線が男の目を覗き込む】

トト > 「………  。」
くんくん、と匂いを嗅ぐような仕草をしながら、アーウィングとは別の枝葉からするりと顔を出す
真っ白なワンピースに、かわいらしいポシェットというだけでも、此処ではかなり目立つ格好になるだろうか
何かを探すようにきょろきょろしていたが、迦具楽の姿を見つけると、にぱー、と屈託のない笑顔を見せた

「あ、迦具楽じゃないか!こんな所で奇遇だね、何をしていたんだい?
ん… それは、人だったものかな、なんだい、この匂いはそこからかな。」
目に止まるアーウィングの姿も気にせずに、迦具楽に手を振って近づいてくる、警戒心の欠片もない
わかるものが見れば、隙が一切見られない、訳もない、隙だらけである

アーヴィング > 両方、ねぇ
(この状況に動じず、こちらを観察するほどの余裕を見せる相手だ
 見た目どおりと決め打つのは危険だろう
 絞るような呼吸を一つ、更に内圧を高め)

そりゃぁ…決まってんだろ?
正義のミカタが首突っ込んで来るんだよ
(どこか皮肉げな響きを声にまぜ、右手に炎を生み出すとざっと横に払う奇妙な構えを取り…)

……なんだ?
(と、そこで暢気な声が聞こえてきて眉を潜め、炎を消す
 警戒の構えと戦闘態勢は崩さないものの、その表情は呆れたような、めんどくさそうな物になっている
 完全に気勢はそがれた
 
 こんな状況で能天気にしていられるのは普通でない事くらいは察せられるが
 油断させるための擬態にしては隙だらけ
 ひとまず様子を窺う事に)

焔誼迦具楽 >  
「正義の味方ねえ……。
 ふふ、お兄さん、見た目の割りに子供みたいな事を言うのね?」

【右手から炎が生まれるのを見れば。
 ――ああ、楽な相手そうだなあ。
 なんて考えながら、妨害魔術を二種と防御魔術を一つ準備し始める。
 ……が】

「あら、トトじゃない。
 こんなところで会うなんて、ほんと奇遇ね」

【男から目を離し、やってきたトトへと視線を向ける。
 しかし、近づいてこようとすれば、蝕腕のようにしていた腕を人型に戻し、静止するように手のひらを向ける】

「こっちにこないほうがいいわよ。
 悪い子がお仕置きされちゃうみたいだから――ああ。
 悪い怪異を、正義の味方が倒すのだったかしら?」

【なんて冗談のように笑うと。
 再び男のほうへ赤い瞳を向けた】

トト > 「うんうん、七生と3人で会った時以来だよね、僕も会いたいと思ってたんだよ
………? 迦具楽、悪い子だったのか、それは初めて知ったな、何をしたんだい?僕も一緒に謝ってあげようか。」
ぴたり、と立ち止まって座り込む、首をかしげて迦具楽の姿を見てから、今一度アーヴィングのほうへ
正義の味方、と言い放った相手を見て、少し目をぱちくりしてから、彼にも笑顔を向ける

「やぁ、僕はトト、それで、君が正義の味方かい?僕、正義の味方と会うのは初めてだよ
僕は基本的に人間の味方だけど、正義の味方とは絶対的に違うからね、興味あるな。」
よいしょ、と立ち上がり、迦具楽の触ってない死体のそばまで移動して、二人を交互に眺めていて
そっと死体の傷跡に手をあてると、ぴきぴきと小さな音がして、流れていく血液が巻き戻すかのように戻り
粘着質の物体となって、トトがポシェットから取り出したペットボトルにどろどろと入っていく

「あ、戦うなら、僕の事は気にしないでね、こっちの用事は済みそうだもの。」
そんな作業をしながら、二人に改めて笑顔で手を振ってみせる

アーヴィング > 馬鹿いえ、大人っつーのは子供の発展型だぜ?
上位互換が下位属性内包してんのは当たり前だろうがよ
(ケケッと子供のように笑いながら、相手が魔術の準備を始めれば内容までは察せられないものの
 気配の変化を敏感に嗅ぎ取り、じゃり…と足を引く)

普通、死体ならべてその上に座ってたら警戒の一つもすんぜ?
んで、無差別にやるようならここでぶっちめる
やられてやり返しただけなら…あーそうだな
歯ぁ剥いた詫びに飯でも奢るか

つか…オトモダチかと思ったらずいぶん自由な奴だな、おい
(少年?少女?どちらとも取れる雰囲気を持つ不思議な相手が血を回収し始めればギョッとしつつも複雑な表情になって
 さてどうしたものか…
 見れば死んでいる奴らもお上品な奴らには見えないし、物騒な得物を所持しているようで)