2015/08/25 のログ
ご案内:「路地裏」に猫谷凛さんが現れました。
猫谷凛 > 「にゃーにか面白いネタはないかにゃー」

周りを見回しながら路地裏からこっそりと表の通りを覗いたり
している学園の制服を着た不審な少女が一人

猫谷凛 > 「にしても…風紀委員って大変にゃぁ…」

先日の襲撃事件を思い出す
仮面を着けた男が収容施設を襲い死傷者も数多く出たらしい
死体の山を想像して小さく身震いする

「にぃ…物騒だけど特大ネタだったからありがたいにゃ♪
大体風紀委員なんて意地悪するところはこれからもどんどん襲われるといいにゃぁ♪」

ラウンジで補導されそうになった恨みは深い
冗談交じりにそんな事を言いながら路地を己の感の赴くままに進んでいく

猫谷凛 > 歩けど歩けどネタはない
そう毎日事件が起こるわけでもないのは当然だが

「何もありませんでしたニャ♪
何て言ったら…また減給とか言われちゃうにゃ…
これ以上にゃーのお財布が軽くなったら餓死しちゃうにゃぁ……」

落ち込みながら重い足取りで路地を進む
ため息も自然に漏れ始めた

猫谷凛 > 「はぁ…どこかに面白スクープでも転が…に?」

足元に何かが当たったのに気が付き見下ろす
ズボン?と首をかしげ棒のような物の先を見れば

「に゛っ!?」

薄汚れたマネキン
の様な物が壁にもたれ地面に座っている
叫びそうになるがすんでの所で踏みとどまり、自分がつまずきそうになったそれを観察する

猫谷凛 > 「こ、こういう時は…まずは深呼吸にゃ!」

す~~は~~~
と深呼吸をして気分を落ち着かせ

「そして次は撮影にゃ~♪
はい、チーズ☆」

パシャリ、スマホで撮影する
ライトを当ててみれば座った状態の…衣服が男っぽいので男?
の顔の状態が酷い

猫谷凛 > 「うん、よく映ってるにゃ♪」

スマホの画面を確認し写り映えに満足そうに頷く
そしてメモアプリを開き周りの状況を書き込んでいく

「えーっと、路地裏の奥。
人目のつかない場所で男性?が…物凄く凄い事になってるにゃ。
多分収容施設から逃げてここでボコられたのかにゃ?
うーん…ちょっと可哀想だけど。まぁ自分で逃げたなら仕方ないにゃ♪」

縄張りに突如現れた部外者が殺される
昨日今日でかなり噂になっているがその被害者を見つけられたのはラッキー
そんな事を考えながら辺りと男を直接触らないように何か落ちて無いか探していく

猫谷凛 > 「何か~何かないかにゃぁ
ナイフでもバールでもいいにゃよー」

落ちてはいないだろうが証拠が欲しい
血痕の付いた凶器があれば文句なし

「……ま、悪い子だってそこまでおバカさんじゃ無いに決まってるにゃ」

分かってはいたにゃ、と暫く探して何もなかった周囲を見ながら頷く
使った得物をその場に放置なんてどこの誰がそんな事をするものか

猫谷凛 > 「まぁいいにゃ、一応ネタを拾ったにゃ♪」

そう言って笑顔を浮かべる
収穫が0ではなくなった、これだけで満足だ

「ありがとうにゃ知らない人
貴方のおかげでニャーは明日も美味しいご飯を食べれるにゃ♪」

ナムナムと合唱する
供養と言うより一方的な感謝を告げ
誰かに厄介な勘違いをされない内に今度は忍び足でその場を後にする

ご案内:「路地裏」から猫谷凛さんが去りました。