2015/09/23 のログ
ご案内:「路地裏」にグリムさんが現れました。
■グリム > 「ねぇ、君はどう思う?僕って人間だよね?ね?」
這いずりながらも逃げようとする青年に話しかける
見た目は明らかな不良だが今回ばかりは先に仕掛けたのは自分
質問をしたのに無視されたので鉄パイプで脛を砕いてしまった
「さっさと答えてくれない?……って、何逃げようとしてんのかな!」
力の入らなくなった足に横から一撃
すでに砕けた脛にさらなる衝撃で痛みは相当なもの
■グリム > 男の悲鳴が路地裏に響く
最近では少し珍しくなったがそれでもここはしょせん路地裏
「うっさいなぁ…さっさと答えてよ。
ねぇ、僕はどう見える?」
そういって青年の前面に回りしゃがみ込む
笑顔を浮かべ楽しそうに問う姿が青年にはまるで…
『悪魔』
絞り出すようにそう答えると少女はゆっくりと立ち上がり…
「ぶっぶー…不正解!!」
フルスイングで頭部に一撃…入れようとしてやはり背中に
頭にやってしまってはすぐに終わってしまう、それはいただけない
■グリム > 「いったい!どこの!誰が!悪魔!だってぇ!!」
ゴスゴスと鉄パイプで殴りつける
抵抗できない状態で青年はうめき声をあげついには血を吐き出す
「はぁ…はぁ……うん、ちょっとすっきり♪
…さて、お兄さん?一体僕は何かな?人間かな?」
そう言ってまた尋ねる
もうこたえられる状態でもないのは見ただけで分かるのに
ご案内:「路地裏」に蘆 迅鯨さんが現れました。
■グリム > 「はぁ…良いですかぁ?
僕はれっきとした人間です。
第一、こんなに可愛い女の子に対して悪魔とかどうなの?」
コンコンと鉄パイプで頭を小突く
そしてゴルフの構えのように青年のクトもとにパイプを持っていき
「そんな使えない口はぁ、もういらないと思うんだぁ♪」
気だるげに振り上げる
テレビで見た構えはこんな感じだったかと手探りに
■蘆 迅鯨 > 路地裏を訪れた黒いフードの少女、その視界に移るのは――以前もこの路地裏の一角で出会った、黒ずくめの幼い少女であった。
「(あいつぁ確か……)」
――メア。嶋野陽子は彼女をそう呼んでいたはずだ。彼女自身もそう名乗っていた。
鉄パイプを握り、今まさに青年の頭部へと振りかぶらんとする少女の姿を見れば、迅鯨は徐々に彼女へ近づいてゆき。
「……よォ。何してンだ?」
口を開いて、言葉をかける。
■グリム > 「…あぁ、君か…確か名前は…るー何とかだっけ?
ちょっと今ゲームしてるんだ。こたえられないと罰ゲームのクイズゲーム♪」
そう言ってニコリと笑い一先ず鉄パイプを下す
あのままの体制で話すなど滑稽すぎる
そして以前と全く違う言動にかなり違和感を感じるかもしれない
■蘆 迅鯨 > 「はーん。そいつァいい趣味だこと」
対峙している相手は、仮にも凶器を持った人間だ。
軽口を叩きつつも、内心では警戒している。
「(こいつ……前と、違うな。喋り方も、雰囲気も)」
以前出会った時の『メア』とは異なる、黒ずくめの少女の言動。
迅鯨もまたそれに気付き、独特の違和感を抱いていた。
その心の声は、以前のようにテレパシーとして彼女に届くであろうか。
■グリム > 「でしょう?……ん?」
口は動いていないはずなのに妙な声が頭に響く
テレパス系の能力のせいで闘技場で痛い目を見た身としては鬱陶しく感じるもので
「別にちょっと言動が変わっても気にしないでよ♪
それと…あんまり煩くすると君で先に練習しようか?」
首をかしげる
どうも何かに以上にイラついているようでピリピリしている
テレパスも止められないとは知らない様で
■蘆 迅鯨 > 「気にすんなつってもなァ、こうまで様子が変わってりゃ誰でも気になっちまうもんだぜ。なァ、『メア』よ」
迅鯨の知る、黒ずくめの少女の名――『メア』――を、呼んでみる。
「まァそうピリピリすんな。俺ちゃんだって無駄な喧嘩はしたかねェよ」
黒ずくめの少女が何やら苛立っているらしき様子は、迅鯨の目にも判断できた。
しかし迅鯨とて、不要な諍いは望むところではない。
迅鯨の言動で『メア』と思われるこの少女に対して何らかの揺さぶりをかける事になるか、
あるいは彼女の更なる怒りを買ってしまう結果となるか。
それは定かではない。だが、迅鯨なりに彼女の気をなだめようとはしてみる。
■グリム > 「そりゃそうか…じゃぁ自己紹介。
僕の名前はグリム、メアと一緒によろしくね♪」
メアと呼ばれたままこの態度も後で面倒なのでそう告げる
大雑把に理解さえされればそれでいい
「あっそう、じゃぁそれでいいよ♪」
敵意が無いなら良し、自分が大事な人種はかなり好きな部類に入る
自分と同じ故に御しやすい上に賢く生きる者が多いので無駄な説明が省ける
逃げようにも動けない青年の方を向き
「お待たせ♪」
パイプを振りあげその口に向かってフルスイング
■蘆 迅鯨 > 「ふゥん、グリムねェ。わァった、覚えとくぜ」
こちらに向けて名乗った『メア』――否、『グリム』に対しては、そう答える。
大方、二重人格か何かであろうと、迅鯨は推察していた。
然らば、先日出会った『メア』の様子からここまで豹変しているのも自然というものだ。
そして、地に這いつくばる青年を今まさに殴打せんとするグリムの姿を、迅鯨は止めに入ることなく凝視する。
■グリム > 「ふぅ…理解が早くて助かるよ♪」
物言わなくなった男から鉄パイプを離す
先にはヌラヌラと赤い滴がくっついており青年は生きてはいるが瀕死と言ったところか
「これで賢くなれたねお兄さん♪」
にっこりと満足気に青年の頭を撫でる
歯が折れ元の無傷の顔と比べると酷いビフォーアフターだ
■蘆 迅鯨 > 恐らく瀕死の青年に対して、迅鯨は何らかの手当てを試みることもなければ、
卑劣にも追い打ちをかけるようなこともせず、ただ静観し。
「いい殴りっぷりだな」
グリムの方へ顔を向ければ、口角を上げ、歯を剥き出して笑う。
それは彼女に対して敵意のないことのアピール。
とはいえ、彼女がこうまでこの青年を痛めつける理由も気になるものであり。
「……ところでグリムよ。お前、なんでこいつを……」
問いかけの言葉は、そこで途切れる。
■グリム > 「手加減するわけないじゃん♪」
褒められればニコリと笑う
ここまでしてやっと鬱憤が少しは晴れた
何故と聞かれれば首を傾げ
「さっきも言ったけど罰ゲームだよ?
僕が何に見えるか聞いて悪魔なんて言ったからね、きちんと教育してあげたんだ♪」
■蘆 迅鯨 > 「悪魔ねェ……」
グリムがここまでの凶行に走った理由、それは青年が放った言葉であった。
それは彼女の言動ゆえか、あるいはそれ以外の何かによるものか。
後から訪れ、事情を断片的にしか知らぬ迅鯨には、正確な判断の難しい事柄ではあったが。
しばしの沈黙ののち、迅鯨は再び口を開き。
「つったってよォ。お前どっからどう見ても人間じゃねェか。何だってそいつァ、悪魔なんつったンだろうな?」
グリムへと告げたのは、現在の迅鯨なりの見解である。
彼女の内面はともかく、外見についてのみ述べるならば、迅鯨の目からは彼女は人間にしか見えなかった。
■グリム > 「さぁ?怖かったとか?」
楽しげに自身の足を砕き異様な質問を続ける少女
場所が場所だけにそう言った言葉が出たのかは不明だが
当の本人は既に気絶しとてもすぐには動きそうにもない
「そうそう、僕は人間。君はいいね正直で♪
……で、君の名前なんだっけ?ルーまでは出てるんだけどその後が出てこないや♪」
ここまで来てやっと名前を尋ねる
グリムは敵意を持っているという事はなさそうだ
■蘆 迅鯨 > 「なんだ、覚えてねェか……シュンジンだ。ルー・シュンジン」
グリムに敵意の無い事が彼女の様子から判断できると、
彼女がどうやら覚えていないらしい下の名前を、改めて告げる。
「……怖かった、ねェ」
倒れている青年とグリムのほうへ、今一度目を遣り。
「俺ちゃんも異能が異能だし……怖がる奴ァ怖がるほうだからな」
周囲の人物へ無差別かつ一方的にテレパシーを送信する迅鯨の異能。
それは自身では制御不能な上、芸術に精通する者や感受性の強いものにとっては特に危険であり、
集団発狂を引き起こす危険性もあるとして恐れられるものだ。
故に迅鯨は『たちばな学級』での授業を余儀なくされているが、それを出会って日の浅い人間に語る事は、
同じ『たちばな学級』の生徒が相手でもない限りは稀である。
■グリム > 「シュンジンね…ルー・シュンジン…」
今度はしっかりと覚える
「ふーん、異能ねぇ…さっきのテレパスか」
先ほどの声の正体に行きつき納得し
そして気になる
「もしかしてあんたのテレパスって自動送信?
自分で切り替えできないダダ漏れ型?」
イラついていた時には気づかなかったがさっきのテレパスの内容も少しおかしい
まるで考えがそのまま漏れたかのような声だったと思いそう尋ねる
■蘆 迅鯨 > 「そうそう。お前も理解が早くて助かるぜ」
わずかな手掛かりから自身の異能の特性を見抜いてみせたグリムに対し、腕を組んで深く頷きながら返す。
胸の下で組まれた腕は、否が応にも迅鯨の豊満なバストを強調する。
「送るだけで受け取るこたァできねェし、送らないってこともできねェ。ついでに言えば送る対象だって選べねェ。それに寝てる時ゃ夢まで外に漏らしちまう。不便なモンだよ」
『メア』には説明し理解を受けていた、自身の異能の詳細。
それを改めて、グリムに対しても説明せんとした。
「だから学園の、陽の当たるトコに居る真っ当な奴らは俺ちゃんを避けンのさ。もっとも、こんな俺ちゃんを本気で心配するような物好きもいるがね」
学園地区における、ごくわずかな友人と言える存在。
彼らのことについても、ちらりと示唆する。
■グリム > 「そりゃぁどうも…にしても、今更すごい格好だねルー。
男誘ってるって言われても言い訳できないよ?」
場所が場所なら衣服も衣服、ボディラインが浮き出る上に腹や胸がこれでもかと強調されてるのを見ながら
もう服として機能していないんじゃないかとも思う
「へぇ…それだと危ないね。それに回りも危険だ」
うんうんと頷く
秘密も守れないし潜入もできない
加えて戦うとなっても手がばれるうえに一方的な送信なら一方的に相手の頭の中で暴れられる
非常に危険だ
「日が当たらなくても避ける奴は多いだろうね♪
まぁ、僕はあんまり喧しくないならどうでもいいよ。」
心配…まぁ2~3度話せばメアなら心配するが自分は違う。
敵対しないのならどうでもいい、五月蠅いのも今はこうして普通に会話できる
特に困ることもない
■蘆 迅鯨 > 「そいつァどーも。別に誘ってンのは男だけじゃねェんだぜ?」
服装について言及されれば、タハハー、と笑いつつ告げる。
『この世界』の衣服としては露出の多いその服装は、異邦人街で購入したものであるが故。
そして迅鯨は両性愛者である。
「……そうだな」
陽の当たる場所だけではない。歓楽街や落第街のような場所においても、
迅鯨はその異能から、周囲の人々には何かと目の敵にされている。
常世島において、迅鯨に真の意味での安息の地は無い。
しかし、島の外へ出てしまえば、迅鯨は今よりも疎まれ、排斥を受けることだろう。
――故に。この常世島のほか、蘆迅鯨の居場所は存在しないのだ。
■グリム > 「両刀?うわぁ…肉食系だね。」
どうやら見た目通りの性格をしているらしいるーを見ながら笑う
「ま、いいんじゃない?
一先ずルーが馬鹿じゃなく思慮深いって分かれば僕は何かしたりしないからさ。
青臭いバカだったら剥いてそこらへんに転がしてたけど。」
自分の邪魔をせず察しもいい
服装と趣味趣向はまぁあれだが随分好ましい
それに何より自分を即座に人間と言ったこと、全てにおいて好感が持てる
■蘆 迅鯨 > 「そうかい」
実際に迅鯨が思慮深いほうであるかどうかは、自身では判断しがたい。
それはともかくとしても、こういった場においては慎重にならざるを得ないのは確かだ。
「……さてと、俺ちゃんはもう行くぜ。用事は済んでるからな」
迅鯨が落第街において本来必要な用事は、この路地裏を訪れる前にあらかた済ませていた。
ここに来たのは単なる気まぐれか、それとも。
黒いフード付きのコートを翻し、来た道を反対側へ数歩戻った後、また振り返り。
「ンじゃ、達者でな」
グリムに告げ、その場を去ろうとする。
「(……次に会うのは……どっちだろうな?)」
そんな、心中の呟きを残しつつ――
■グリム > 「うん、それじゃぁばいばーい♪」
ヒラヒラと手を振り見送る
「しばらくは僕が外に居るから…僕かもね♪」
聞こえるテレパスにそう返事する
別実際会ってみると避けられるほどでもないと思ったのが
彼女に対する印象だった
ご案内:「路地裏」からグリムさんが去りました。
ご案内:「路地裏」から蘆 迅鯨さんが去りました。
ご案内:「路地裏」にヴァルトラウテさんが現れました。
ご案内:「路地裏」からヴァルトラウテさんが去りました。