2016/02/10 のログ
ご案内:「路地裏」に白椿さんが現れました。
白椿 > 「ま、いつものとおりだの」

扇情的な和服の狐が一人

特に何があるというわけではない
が、なにか起こりやすい、という意味では便利な通りだ

最近ではまあ、ちょっかいをかけてくるものも減っているあたり、だいぶ知れ渡っている気もする
ま、この格好であるからの、無理も無い

白椿 > 「特に何か起こらねば何かすることもないからの、暇だの」

基本、トラブルメーカーではあるものの、どちらかと言うと誰かに何かをする、というタイプであり
破壊活動その他、派手なことはあまり起こさない。
そもそも、反応がないものに対してちょっかいを掛けても仕方ない上に、面倒で美しくない。

どこかその辺のいかがわしい事務所やたまり場などに直接出向いてもいいといえば良いのだが
それはそれで芸がない。

どうせならこう、偶然が面白いのだ。

とは言え、こう、目立つ格好であるから、チンピラにはいい加減手を出されなくなっている。
そういうところにはやばい案件としてすでに知れ渡っているのだ。

となるとまあ、相応の何処かの誰かに偶然会うかどうかであった

白椿 > 「ふむ、特に面白い出会いもないか。つまらぬの」

しかたない。
出会いは運でありそれ以上でもそれ以下でもない。

特に拘るところでもない。
それはそれでまた面白いものでもある。
そんなものだ。

故に、また次の機会を求めて、狐はその場から消えた。

ご案内:「路地裏」から白椿さんが去りました。