2016/05/08 のログ
ご案内:「路地裏」にルギウスさんが現れました。
ルギウス > 別所で行われている摘発の様子を路地裏から水晶玉を使って覗いている男性が一人。
端的にいって すごく怪しい。

「おやおや、スチールゴーレムを一太刀ですか。
 流石ですねぇ、私も斬られたら死にますかねぇ」

ある意味で死からもっとも遠い男は、誰もいないというのにそう独り言ちる。

ルギウス > 「つまらない捕物だと思いましたが、中々どうして。
 面白くなってきましたねぇ。
 私が介入すると、ややこしくなってしまいますからねぇ……混沌は好きですが、それは奥の手ということで」

言いつつも介入するつもりはさらさらないのだろう。
今日の気分は観客だ。
それもコーラとポップコーンを準備して、楽しむ気満々の。

ルギウス > 「しかし、懐かしいものを用意してらっしゃいますねえメグミさんは。
 竜牙兵ですかねえ、あれ。
 並みの戦士よりは強いんですが、いかんせん力押しでは分が悪い」

くく と笑う。
そういえば、この島では竜種に連なる人物がそこそこに多いと聞く。
機会があれば鱗や牙をせしめてみるのも一興かもしれない。

「さて、数の上では有利な盤面ですが質はどうですかねえ。
 化けてくれると面白いのですが」

ルギウス > 「いやぁ、見事に決まりましたねぇ……くっくくくく」

地面を転がる誰かの様子が面白かったようで笑いを堪えるが大変なようだ。

「これは、ひょっとするとひょっとするかもしれませんねぇ。
 見出しは 神童、殺刃鬼を撃退!! あたりでしょうか。
 そうなると、色々と騒がしくなりますよぉ……」

ルギウス > 「ああ、これは見逃せませんねぇ。
 三者三様の手札の公開です。

 ……さてさて、運命の女神は誰に微笑みますかねぇ」

本当にコーラを飲み始めた。
どこまでいっても他人事なのだから、当然か。

「いやぁ、この島は本当にすごいですねぇ……少し掘れば何かに当たる。
 いやはや楽しめますねぇ、本当に」

ルギウス > 「おやおや、惜しかったですねえ」

それはどちらに向けての言葉だったのか。

「穴を埋める。連携においては非常に重要です。
 そういった意味合いでは、即席チームですが相性はいいのかもしれませんねぇ」

ポップコーン美味しいです。

「さて、場は意外にも均衡の様相が見えてきましたねぇ。
 そうなると荒らしたくなるものではありますが……」

思案する顔である。

ルギウス > 「おや、これは珍しい。Be■■■■■■じゃないですか」

後半はナニをいっているか聞き取れない程度の小声である。
悪魔の名前は色々と扱いが面倒なのだ。

「さて、ここからが第二ラウンドですが……はてさて」

ルギウス > 「均衡が動きましたかねぇ?
 ここまでは、やり込められただけの話。
 そこから 死 を 感じ取ったかどうか……恐怖に影響された選択肢は間違いが起こりやすいものですからねぇ」

ああ、食べ終わってしまった。
残念そうにポップコーンの容器を捨てる。

「さりとて、片方も負ける気はないものの迂闊に攻めると痛手を食うという状況。
 ……風紀側がやや不利ですかねえ」

ルギウス > 「舞台はここに来て、新しい様相を見せてきました。
 幕が下りるまでさて、あと幾許か……」

小さく嘆息。
終わってしまうのだ、この幕も。

「まぁ、これが新たな舞台の幕開けになるならそれもよいでしょう」

ルギウス > 首を振る。

「相手の獲物からの手応えが変化したことを見落とす……まぁ、通常ありえることではありませんからねぇ。
 生き残ることができれば、この敗北が彼女にどのような影響を与えるのか楽しみではありますねぇ」

そろそろですかねぇ、と懐中時計を見る。

ルギウス > 「後の結果はゆるりと見るとしましょうか」

見るべきものは見た と言いたげな態度で水晶玉を懐に片付ける。
そのまま路地裏の奥に歩を進め……。


「やぁ、こんなところで貴重な青春を無駄にしている社会の最底辺で生産性が欠片もないゴミクズさん達。
 強い異能とかに興味はありませんかぁ?」

ルギウス > 「はははは、何を怒っているのですか。
 全部本当の事でしょうに」

実に朗らかに笑う。

「まぁ正直、そこらはどうでもいいんです。
 『餌の時間ですよ、お食べなさい』」

ビー玉ほどの何かを放り投げる。
その後は興味がないとばかりに、再び懐中時計に目を落とし……。

「きっかり3分。さぁ帰りますよ。
 ここの掃除は他の誰かがやってくださるでしょう」

司祭服の男は姿を消した。

ご案内:「路地裏」からルギウスさんが去りました。