2016/05/23 のログ
ご案内:「路地裏」にルギウスさんが現れました。
ルギウス > ふらりと路地裏に足を伸ばす。
折角なので、巷で話題の薬を仕入れようと思ったのだが……

「ふむ、タイミングがよろしくなかったですかねぇ?」

路地裏にはありきたりなモノしかなかった。

こぼれた缶ジュースだとか。
なんか異様に凹んだ壁とか地面とか。

ルギウス > 「まぁたまには空振りくらいはするでしょう。
 当局の摘発も厳しくなってきたと聞きますし。
 ……普通にデッドコピーや精製はできるんですがねえ」

常世の経済(裏)が回らないし。
いや、薬をぶっこんで色々とぶっ壊してもいいんだけれども。

「いっそ、ルギウス印の怪物薬とか売り出しましょうか。
 お手軽簡単ミュータントといった具合にねぇ」

ルギウス > 「同じ姿に変異させるのは簡単ですが、芸がないような……。
 かといって、統一性がないと当局にノーヒントになってしまって、これはこれで大変だ」

誰に向かって喋っているのか。
独り言は舞台でもよくあるので彼にとっては、どうでもいいのかもしれない。

「次の舞台も仕込んでおきたいんですがねぇ……同時に起こすと消化不良になったら大変ですからねぇ」

ルギウス > 「こう、連続殺人鬼とかがスナック感覚で出てきてくれないですかねぇ?」

出てこられては風紀や公安はたまったものではないだろうが。
今週の連続殺人鬼みたいなノリで。

「ふーむ……古馴染みに会ってみるのも一興かもしれませんねぇ。
 何か思いつくかもしれない」

ルギウス > 「あの白金龍の鱗が手に入れば、割とびっくりどっきり武器が作れるんですがねぇ……いやはや難易度が高いやら低いやら。
 儀式は年単位か惑星規模の生贄は必要そうですが……ああ、そうだ。
 どこかに地獄炉でも設置しましょう」

いいこと考えた!風にとんでもないものを作ろうとする闇司祭。

ルギウス > 「場所はどこがいいですかねぇ……怨嗟がたまり易く、人は多いほうがいい。
 ……なんだ、落第街がぴったりじゃあないですか」

当然といえば当然の帰結ではあった。

「では、地下にちょっと間借りして作りますかねぇ。
 パワーリソースはあるにこしたことはありませんし」

ルギウス > 「死人の魂を少しだけ誘導するようにして……生者のがいいんですが、頻繁に行方不明者を出すと勘繰られますからねぇ」

タマにならいい。

「そうなると、誘導する人手がいりますねぇ。
 さて、何か使い勝手のいいモノがありましたっけ……?」

ルギウス > 「ああ、“ゴミ処理施設”という事にしましょう。
 そうすれば色んな組織の方が“ゴミ”を処理してくれるはずです」

用意だけして、材料供給は割と人に任せていくスタイル。
声掛けは完成してからでもいいだろう。

「ふふ、これから少しだけ忙しくなりますかねぇ……まずは必要な材料を用意しないと」

ルギウス > 「どうせ作るなら悪趣味にいきましょう。
 骨とかなんかそんな感じのモノで構築して。

 モンスター牧場とか養殖とかしてないですかねぇ……。
 こうCDを読み込ませると復活するみたいな」

かなり稀有な畜産業だと思う。
魔術が復活した以上、可能ならば結構な需要がありそうではあるけれど。

「まぁ、異世界から引っ張ってくるとしましょう。
 どこかに手頃な世界線だとか惑星だとかあるでしょうし」

ルギウス > 不意に路地裏が暗闇に包まれる。
照明が全て落とされた舞台のように。

再び照明がつけば、そこにはもう男の姿はなかった。

そして幕は降り、新たな幕が開く。

ご案内:「路地裏」からルギウスさんが去りました。