2017/07/27 のログ
ご案内:「路地裏」に刃々斬鈴音さんが現れました。
刃々斬鈴音 > 学園の裏と言われるいわゆる落第街と言われる場所。
そこでは暴力や殺人なんかは当然のように行われている。
そんな事が行われそうになっているその現場。
そんなド真ん中にゲートが開いて一人の少女が現れる。

「えっ何々!?ここどこ!?」

見渡せば厳つそうなお兄さんたち複数人が一人をいたぶっている。
少女をこの場に取り残すようにすぐに後ろの門は閉じた。

『…このタイミングで異邦人とは運が無いな。』

男達の得物が少女へと向けられる。

刃々斬鈴音 > 彼らは目撃者の存在を許さない。
それに少女は今この世界に来たばかりの異邦人だ。
どう扱っても足は付かない。

「あれ?これってひょっとして鈴音ちゃん超ピンチじゃない!?」

後ろに後ずさるも後ろは壁、いわゆる絶対絶命!

【いつもみたいに己を振るえばいいだろう。】

少女の腰に下げた刀から声がする。
男のような、女のような無機質な声が聞こえる。

「…それもそうなんだけど。
 たまには非力なヒロインごっこもしたいわけですよ!
 分かってないなちーちゃんは!!」

男達は警戒の色を強める。
…この学園では見た目は強さの基準にならない。
魔術や異能、その他、特殊な道具など普通の体格差体力の差は一瞬でひっくり返される。

刃々斬鈴音 > そう、ひっくり返された。

刀を抜いた流れで一人目と二人目が切られた。
まるで、豆腐でも切るかのようにあっさりと。

そのまま三歩進んで戸惑う三人目も切られた。
切り込みが入れてあったみたいにバッサリと。

恍惚とした表情で倒れた四人をザクザク。ザクザク。

「…はあ、良かった…ああ、大丈夫、峰打ち…ではないけど
 ちゃんと死なないように考えてやってるから安心してね!」

口元からいつの間にか零れていた涎を拭いながら話す。
妖刀に血を吸われてカラカラになったそれらを放置したまま。
その路地裏を後にする。

「…結局ここはどこなんだろう?」
【さっきの連中に聞けばよかったのでは?】
「それだ!」

こうして、殺されそうになっていた人を助けた少女はこの島についての情報を知る事が出来たのでした。

ご案内:「路地裏」から刃々斬鈴音さんが去りました。