2017/10/06 のログ
ご案内:「路地裏」に近衛 昴さんが現れました。
■近衛 昴 > 今にも泣き出しそうな鉛色の空、まだ日が完全に落ちきっていないというのに薄暗い路地裏の闇から闇へと渡り歩くように進むのは黒猫を思わせる少女の姿があって。
数本のメモリースティックを手で弄びながら黒猫は上機嫌なのか鼻歌交じり、メモリースティックの中には防犯用のカメラの映像が納められており、当然収められているのは普段の生活だけでなく、見られてはいけない関係を持つ者や異能者などの戦闘もあるかもしれない。
「ふふっ、今度のはなにが映ってるかな?どうせなら、珍しい異能とかならボクは嬉しいんだけどな」
パーカーのポケットにメモリを突っ込むと中身を想像するだけではしゃいでしまい、リズムでも刻むかのように猫爪で路地の壁やパイプに爪痕を残してゆこうと
■近衛 昴 > なにも考えずに気ままに路地を進んでゆくと思いもせずにどこかのビルの裏口がある袋小路に入り込んでしまい、戻ろうかとも思ったが人気もないのでちょうど言いと裏口のそばの階段に腰掛けると腰のつけた端末に先ほどのメモリーの中身を確認してしまおうと。
中身のデータを見るだけなら異能を使わなくていいので負担はないか、仮面越しに見ることになってしまうのでどうしても視界が塞がれてしまうのが欠点だなと愚痴ってしまって。
袋小路の入り口からは一番奥の階段に黒猫がまどろんでいる様に見えるか。
■近衛 昴 > 体を左右に揺らしながら鼻歌を奏でて映像を眺めているとそんな動きが止まるときがあり、少女の集中してみているのは異能者が力を使ったときで。
ようやくコピーして読み込むところまで研究を進められるようになったからには有能な異能者の力が欲しい。
今の自分には使える力も戦術も限られているからこそ凡庸な能力ではなく、頭1つ出た力が欲しいと思うのは模倣のデメリットを考えてしまう。
手に入れるなら劣化しても実践に耐えられるだけと品定めをするもそうそういるはずもなく、次のメモリーを挿しては映像のチェックを続けて
■近衛 昴 > 最後のメモリーの途中仮面に隠されていない少女の口元が大きくにやりと緩め、背伸びしながら両手を天に突き出して固まった体を解すと袋小路の出口へと進んでゆく。
「ふぅ…意外と量あったね。さてと、そろそろ…狩りに行こうかな?」
歩きながらまた壁に爪を立てながらあるくも来た時のような緩やかな後ではなく、刻み込むように爪痕は深いもので興奮を抑えられないのがありありと見て取れるか。そして日が陰ってきた街へと獲物を探しに繰り出してゆく…
ご案内:「路地裏」から近衛 昴さんが去りました。