2017/10/13 のログ
ご案内:「路地裏」に近衛 昴さんが現れました。
■近衛 昴 > 降り出した雨から逃げるようにたどり着いたのは路地裏にあるビルの裏口。
その軒先の階段に腰掛けながら鉛色の空から降り注ぐ雨を眺めて溜息、電子機器の塊である以上一応防水対策はしてあるとはいえ好んで雨の中を歩き回ろうとは思わない。
いつ止むとも知れない雨脚を気にしながら、ビルの間から見える雨の中でも忙しなく行き来する表通りの人影を遠くに眺めて
「まったく…降ったり止んだり、いい加減どっちかにして欲しいな」
■近衛 昴 > 降り続ける雨に気温も下がってきたのか体を丸めるように両膝を抱き、はるか遠くの喧騒を眺めていると自分が捨て猫にでもなったような感覚に悪戯のつもりか猫の鳴き声を真似して。
暫くするとその声に呼び寄せられたのか、それとも同じ境遇か一匹の野良猫が隣へとくるとちょこんと座り、その姿に笑みを零す少女は猫の喉をなでながら人懐っこい様子を楽しんで。
「どうした、キミも雨から逃げてきたのかな?ふふっ、可愛い…」
■近衛 昴 > 暫く膝の上に抱きながら体温を感じ、雨脚が弱くなってくると前を閉じたパーカーの胸元から猫の顔を出したまま表の通りに出て行って。
雨宿り仲間の為にミルクとキャットフードを振舞おうと…
ご案内:「路地裏」から近衛 昴さんが去りました。