2018/02/04 のログ
江風 白 > とぼとぼと歩いていたそんな矢先、声を掛けられる。
要約の助けが来たかと満面の笑みで声の主に顔を向ければ、腹部に鋭い痛みが走る。

「え...あれ...?」

自分の腹にはナイフが突き刺さっていた、あまりにいきなりすぎて声が出ない。
ナイフを一気に引き抜かれ、傷口からは赤い液体がだらだらと流れ出る。
これが話にも聞いていた本物の通り魔ってやつらしい、やっと出会えたと弱弱しい手つきで相手の肩をつかんだ。

江風 白 > 「やっと見つけた...!!」

相手の肩を掴んだまま魔法を起動させる。
自分が使える中で飛び切り協力な雷の魔法。
自分ごと感電させる勢いでそれを放てば、目の前の相手は灰と化す。

「あぁ...しまった。またやっちゃった...。」

しょぼんとした様子でそう呟く。 せっかく案内人を見つけたというのに。
彼の腹部の傷はメキメキと音を立てながらふさがっていく。
そのまま彼はとぼとぼと歩き闇の中へ消えていった。

ご案内:「路地裏」から江風 白さんが去りました。