2018/07/29 のログ
ご案内:「路地裏」に江風 白さんが現れました。
江風 白 > 薄暗い路地裏、壁に背を預け、いつものあの人の後ろ姿を見送りながら、ぼーっと。
これで今日何度目かは分からないが、真っ白なシャツに臭いや汚れがついてないか確認しては満足そうに笑みを浮かべる。うん、いつもの洗剤の香りだ。
小雨が降り続ける中、ビニール傘をさしては、内側から暗い空を見上げる。

「蒸し暑いな...。そろそろ髪でも切りにいこうかな。」

片手で髪の毛を触り、どの辺りまで切ろうかとおよその位置に手を当て、イメージしてみる。
それともこのまま伸ばしてみるのもありかもしれない、自分の容姿なら割かし似合うかも、なんて。

江風 白 > 髪型については今まで通りでいいかと結論付け、壁に背を付けたままそのままずり落ちるようにしゃがめば、スンと鼻を鳴らす。
雨の臭い、何かが腐ったような臭い、色んな臭いが混ざり合った心地のよさ。
あの真っ白なガラスの家を思い出す、とても懐かしい臭い。

「先生達...元気にしてるかな。」

どこか寂しそうな声色に対してその顔は張り付いたような笑みを浮かべていた。
ふと思い出したかのように懐から先程渡された封筒を取り出す。うん、いい厚さだ。

江風 白 > これだけあればまたしばらく生活には困らないだろう。
最近は用心棒の仕事が多いがその度にこの白いカッターシャツが汚れてたり破れたりして買いなおしなんて正直費用が馬鹿にならない。

「うんうん...。これで学費も払えそうだし、ひとまず今月は安心かな。」

ゆっくりと立ち上がり、傘をくるくると回しながら時間を確認する。
おっと、もうこんな時間かと、明日の予定を思い出せば軽い足取りで歩きだす。
明日は護衛の仕事だし、また新しい服を容易しなければと。

ご案内:「路地裏」から江風 白さんが去りました。