2015/05/30 のログ
ご案内:「スラム」に能見さゆりさんが現れました。
能見さゆり > 【スラムの一角、路地裏にて。助けを求める声が聞こえる。そこは袋小路にて、ドコにももう逃げ場はない】
能見さゆり > 【少女の目の前にいるボロをまとった男。彼は必死に後ずさり、命乞いをいている。どう見ても不法入島者で、おそらくは異能者。だが一方的に追い詰められ、現状に至っている。】
能見さゆり > ……IDのない不法侵入者はそれだけでも違法だというのに、それがその異能をもって違法行為をしたとなれば……わかりますね?
最初に申し上げた通り、あなたを処分すると、そうお伝えしたはずです。あなたの意見は聞いておりません。要件と警告はお伝えしました。だというのに、このように抵抗し逃亡するとなれば、風紀の執行妨害として対応、処理させていただきます。
【少女はに優しくこやかに微笑むと、既に殴られ後ずさるしか出来ない男の足を、踏む。膝の上から。悲鳴。そして嗚咽。男は必死にすがるように手を翳し、何か異能を使おうとしているようだが何も起こる様子はないし、少女も意に介さない。】

ご案内:「スラム」にさいこさんが現れました。
さいこ > (ここなら学生証の話が聞けると思って調べものに来たけどぉ……なんだか大変な場面に出くわしちゃったねぇ……)【物陰でこっそり、様子を伺っている】
能見さゆり > 【必死に涙をこぼしながら恐怖の表情で、手をかざすしか出来ない男の足を、もう一度踏み抜く。悲鳴。正確にはあまりの痛みにひどすぎてまともに悲鳴にもならない悶絶。そして、その自分の足がおかしな方向を向いている様子を見ていることしか出来ない哀れな男を、にこやかに優しく見下ろす少女。
スラムではこうした光景はそれほど珍しくはないかもしれないが、派手な怪我までさせるとなるとまた別だ。大抵こうした行為は集団により隠蔽状況下で行われることが多い。これだけ派手にやるのは見せしめの意味もあるのかもしれない】

さいこ > (……へぇ、ずいぶんと派手なパフォーマンスだねぇ……)【派手な行為に思案を見せながらも、その凄惨たる光景を眺めている。】
能見さゆり > さて……抵抗の意志があるようでしたら何度でも行いますが。
何か正当な理由による補足説明はありますか?……ないようですね。
でしたら、コレにて執行、処分終了させていただきます。この先、あなたの生死とその後に関しては関知しません。
もしあなたが今後も生存し、そして同様の事件、もしくは私及び風紀委員会の手を煩わせるに足ると判断した場合、即始末します。
それに関し監視対象としてタグ付けを行わせていただきます、コレであなたは晴れてIDのない不法入島者からIDのある要犯罪予防監視対象者へと扱いが変わり島に存在が認知されます。
……処分は以上です、お疲れ様でした。
【男は内容如何に関わらず、泣きながら頷く以外許されていなかった……ここまでされてしまえばどう見ても、異能者として再起不能だろう。明らかに色んなモノが折れている。
そして、最後に更にその足を、蹴る……声にならない声とともに男は泡を吹いて痙攣し、失神した。】

さいこ > (……なるほど、ねぇ。そういう事をしている人も居るんだぁ。うふふ……でも、ちょっと過激だねぇ……ちょっとこわいかもぉ?)【とは思うものの、下手に動くものでもない、異能者がIDを獲得するその瞬間を確かに脳裏に焼付けながらも、小さく笑った。】
能見さゆり > ……ところでそちらの方。何か御用ですか?
【物陰に隠れている誰かに対し、声をかける。優しい笑顔。
ここがスラムでなければ、そして、先ほどの件がなければ、ひと目で心奪われてしまいそうな。
ただ、残念ながらこの現状においてその笑顔はあまりにも日常過ぎて、スラムの日常には当てはまらなかったが。】

さいこ > ……あ、ばれちゃった。うふふ、ないよぉ? ちょっとびっくりしちゃったけれど……"無能力"の"無抵抗者"にここまでしちゃうんだ?
(物陰から現れ、小さく首を横に振り、笑みを浮かべて見せる。)

能見さゆり > 彼は能力者で、不法入島者でありながら異能による犯罪を犯し、最後まで抵抗、逃亡の素振りをしていましたから相応の対応をしただけです。
何より不法入島の異能犯罪者です、どんな能力を使うかわかりませんし仲間がいないとも限りません。
そもそも存在が許されていないというのに、当局の対応として黙認されているだけにすぎない彼が犯罪を行えばどうなるか示しただけです。
……用はないなら、コレで終了ですが?
【丁寧に優しく説明する、それがさも当然であるかのように。確かに言っていることも対処も間違っていないのだろう……ガイドや案内所のように親切丁寧で優しい微笑みであることを除けば】

さいこ > へぇ、そうなんだぁ。(特に、感情的な素振りは見せない。変わらぬ口調で喋るだろう。)
……でも、能力使っていなかったよぉ? 普通は"あんなになる前"にぃ、なにか使うって思わない? そっくりさんやクローンみたいに、勘違いかもしれないねぇ……

能見さゆり > 何度も使っていましたよ? 確認済みですからその件は問題ありません。
それともコレは私に対する調査なり質問ですか? 委員会権限で、それに関してはお答えできないということになりますが。
【相変わらず優しい笑顔。質問には困ったような少し拗ねたような素振りも見せる】

さいこ > ふぅん。そっかぁ……
【黙秘を宣言すれば、喋れば不利益になることかやましいことがあるのだろう。特にこれ以上詮索するのは得策でもなく、意味もない。】

……昨日も今日も風紀委員、かぁ。うふふ。ま、いいやぁ。分かったよぉ?

能見さゆり > ところで任意でお答え願えるとありがたいのですが、此処でどういったことを行なっているのかと、前に出会った風紀委員の特徴なり名前なりを、わかる分だけでいいので話していただけると助かります。
【一応、島内不法侵入者としての職務質問ということになるようだ。仕事の内容に関して感想を言うだけでなく言及したのだからさもありなん】

さいこ > うふふ、ここにはちょっと友達探し。前にあった風紀委員は……えーと、いかにもって感じで、<即死>の異能使い?心当たりないかなぁ?【きょとん、と小首を傾げる。佐伯貴子の事を指すのだが、彼女がハッタリとして言った用語をそのまま口にする。】
能見さゆり > 友達? 探し、というのはお聞きしてもよろしいでしょうか? 委員の件はありがとうございます参考にさせていただきます。
【探し、ということは友人でなく単なる人探しの可能性があることと、何か集団活動の懸念から。友人に会いに来たのであれば通常友だち探しとは言わないからだ】

さいこ > そのまんま、友達探し。【含みを持たせた意味合いで、くすりと笑う。からかっているのかもしれない。】
……じゃ、わたくしはそろそろ行こうかなぁ? 行っていい?

能見さゆり > はい、御協力ありがとうございました。お気をつけて。
【基本的には黙認である以上、犯罪に関わっていなければそれは自分の仕事ではない。特に何の命令も受けていない限りは。】

さいこ > うん、じゃあねぇ?
【歩き出し、たかと思えば最後に振り向いて笑って、その場を後にする。】

ご案内:「スラム」からさいこさんが去りました。
能見さゆり > ……さて、残りの仕事をしましょうか。
【笑顔で少女と別れ、残りの仕事に戻る。さっきの男は医者に見せない限り折れた足はまともに使えないだろうが、必要な処分を下したあとは関係ない。残りの一人を捜索すべく、スラム内を捜索する。捜索、と言うよりかは既に事前情報は集めてあるので必要な場所に行くだけなのだが。】

能見さゆり > ……。
【廃ビルの様子を把握する。情報が正しければ、ここにもう一件の用事があることになる。そして報告とマーク。】

能見さゆり > ……すいません、道をお尋ねしたいのですがよろしいでしょうか?
【迷い込んだお嬢様のような素振りで優しく道を尋ねつつ、入口の見張りを一瞬で気絶させる。もしかしたら死んでいるのかもしれないが、ぐったりした人間の生死など傍目にはわからない】

能見さゆり > 【しばらくして、廃ビルの中から轟音。煙と怒号。多少遠くからでもわかるぐらいには明らかに何か起きている様子。】
ご案内:「スラム」に白崎玲刃さんが現れました。
白崎玲刃 > む…なんだあれは?暇だから適当にぶらぶらとスラムに来てみたら、なんだか…何が起こってるんだ?【道に立ち止まって唖然と廃ビルを見上げ思考しながら呟く】
能見さゆり > ……あなたには正当な理由があればそれを説明できる権利があります。なお、これより先の反抗的な行動及び逃亡については、全て犯罪と扱い、その場において対処を実行します、よろしいですか?
……問題がなければ、要犯罪防止監視対象者のタグ付けに御協力お願いします。
【袋小路に追い込まれた男とほぼ同じ状況がビルの中で行われている。抵抗むなしく、男は同様に壁際に追い込まれている。監視対象者のタグ付け、といえば聞こえはいいが、要は何かしでかしたら殺されても文句は言えない上に、GPSで行動把握されるということだ。希少動物などの生態観測に行われるあれの犯罪者版といえばわかりやすいか】

白崎玲刃 > (ふむ、危うきには近寄らずだが、気になるな…退路を用意すればギリギリまでは大丈夫か?うむ、行くか)【静かに決意し、気配遮断を使いながら退路を確認しつつ廃ビルに近付いていく】
能見さゆり > ……御協力いただけないのですか? 任意で御協力いただけないのであれば強制執行になりますがよろしいでしょうか?
【協力、協力しない、というよりかは、笑顔で仲間を音もなく背後から襲って倒し、侵入してきた少女に対して、殺されるという恐怖しか浮かばないからだ。自慢の異能に関しても少女を避けるように威力が削がれコントロールを失う。どうしていいのかわからないといった時にすがるのは……通常、己が一番頼りにしているものだ。】

能見さゆり > 【異能が上手く効果を発揮するかどうかの問題ではない。男は死にたくないから頼れる力に必死にすがっているだけなのだが、少女にはそのことは全く関係ない。抵抗するなら相応の対応と対処をもってあたるだけであり、それ以上でもそれ以下でもない。人間が恐怖の時にそういった行動に出ることは知っているが、それに対して何か情状酌量の余地はなく、犯罪行為に対して処分を下しだけのことである。】
白崎玲刃 > (!?…あれは、風紀委員か?ということは、あれは取り締まりか?俺も完全に真っ当な人間ってわけではないしあまり関わりたくは無いな…ここは引くか?)【気配遮断を使いつつ物陰に隠れ、状況を窺い、帰るべきか思案する】
能見さゆり > ……勧告および警告はしましたので処分を執行させていただきます。
【男は少女を爆破するつもりで触れた。だが、何故か不発。男の異能は触れた固形物に設置できる指向性の爆破。至近距離から高威力を与えられしかも自分は傷つかないし、トラップや時限設置としても使える、便利な能力だった。それがことごとく不発、もしくは威力を殺されている。場合によっては、能力発動の感じが、ない。少女は優しい笑顔で男の腕を、折った。絶叫。】

白崎玲刃 > (うわぁ…えげつないな、俺も今までやってきた事考えると人の事言えないか…うん、ここは帰るか、わざわざ面倒事に関わるべきでもないしな…)【目の前の光景を見て思考し、帰ろうと行動を起こした時、依頼の時とは違い気を張っていなかった為、不意に音を立ててしまう】
能見さゆり > ……まだお仲間がいましたか? 友達思いですね?
【少女は親切丁寧で手取り足取り優しく対応した。床に組み伏せ、関節をねじ上げたところで音と気配を把握するととひとまず彼をスタンさせる、改めて音の方角に動体生体温度反応を確認し、向き直る。】
何方ですか? 事と次第によっては風紀権限により対応します。
【ゆっくりと立ち上がると、歩を進め近づいていく】

白崎玲刃 > (しまった!…これは、気付かれたか?いや、向うはあっちの仲間と勘違いしてるか、ならばまずは誤解を解くか)いや、俺はそいつとは無関係だ。ただの通りすがりだ【気配遮断を解き、一応警戒のしつつ、話す】