2015/06/19 のログ
鬼道椿 > 「ぁ…んっ…っ…」
胸に走る十字の傷に身を捩る
そっと傷を指でなぞる

殺してくれてもよかったのに…

暫くは動けないだろう。
こんなにも焦がれたのは初めてだ、しばらく余韻に浸っていたい

体を引きずりゆっくりと壁際へと這う

東郷月新 > 妖刀は彼女を生かした。
それはつまり――あの刀と彼女は、再戦を挑んでくる、という事だろう。

――面白い。刀がそれを望むのなら、受けて立とう。
願わくば、目の前の男――『伝説』こと虞淵並の興奮を与えて欲しいものだ。

「はは、それは確かに。男が男に言う台詞ではありませんなぁ」

刀の血をぬぐい、納める。
全身を心地よい充足感が包んでいる。

「――申し訳ありませんが、本日はこれで失礼させていただきましょう。
貴殿とは、万全を期して戦いたいですからな」

あ、ついでに、と付け加える。

「そちらの女性には、手を出さないでいただきたい。
――『小生のモノ』です故」

虞淵 > 「ハイハイ、好きにしろよ。
 強ェくせにやる気がねェやつとはやらねェ」
大仰に肩を竦める

「テメェの手垢がついた女なんか要るかよ」
そう言って煙草を吐き捨て、踏み躙った

鬼道椿 > 動けるようになるまで二本の刀を抱き
東郷の言葉に満足げに目を閉じた

ご案内:「スラム」から鬼道椿さんが去りました。
東郷月新 > "殺刃鬼"は満足そうにスラムを去る。
さて、次も是非――心地よい死合ができますように。

ご案内:「スラム」から東郷月新さんが去りました。
虞淵 > 「──万全を期して」

頭をバリバリと掻きむしる

「だから剣術家ってのは嫌いなんだよなァ…」

本当に喧嘩が好きなら弱っていようとなんであろうとやらずにはいられない
そこで冷静になっちまうのがいわゆる武道家だ

「……人斬りが命奪わずに満足しちまうんじゃ、
 ロストサインのソードマスターもタカが知れるぜ、なァ」

既に意識を失っている少女に声をかけるようにそう言い捨てて

待機している高級車の後部座席へとどっかりと乗り込む

「出せ。たまには落第街以外で獲物探しも悪くねェ」

男を乗せた高級車は、そのままスラムを走り去った───

ご案内:「スラム」から虞淵さんが去りました。
ご案内:「スラム」にカルマさんが現れました。
カルマ > (迸る電流をもかいくぐる。一種の野生の直感。すり足と体重移動を用いて壁を地面代わりに駆け抜ける。咄嗟に放たれる弾丸をかがんでかわせば、重心を前へ、威力すべてを背中と肩に乗せた強烈な身のあたり―――一歩をさらに踏み込み勢いを殺し、息を吐く。)

「おもちゃにばかり頼ってちゃ弱るばかり! 男なら拳で勝負しとくと面白いってね!」

(言うなりマガジンを落とし、安全装置を引き抜いてあっという間に拳銃のスライドから銃身までを分解して捨てる。風紀委員のメンバーによる非合法組織の摘発。メンバーはあちこち散っており、女は今まさに裏通りに数人を追い込んでいたのだった)

カルマ > (無様に身のあたりを食らった下っ端は文字通り壁に埋まっていた。残るは二人。一人は拳銃を、一人は両腕に火炎を纏っていた。ボクシングスタイル。ひゅーと口笛を吹いて歓迎する)

「えーっと。OKみっけた。あげる。受け取って」

(女はニコニコと笑みを浮かべてポケットから手袋をわざわざ手にはめて投げた。決闘しようぜというしぐさだったが、二人に伝わるわけも無く。おもむろに踊るように腕を振り回して9mmパラベラムの軌道を読めば、頬に掠る鉛を背後に追い越して前へ。火炎を両腕に纏う男が上に逃げる。銃を持った男は逃げようも無かった。二発目。脳天目掛け放たれた銃弾をあろうことか「掴み取る」。握り締めた銃弾を捨てて、スタンナックルで顔面をぶん殴り卒倒させた。逃げた一人の行方を探し頭上を見上げたが手遅れだった)

「ちいっ! いい感じに殴り合いコスモスできそうな男の子だったってのに逃げたら興ざめっしょーが!!」

(糞がとののしり文句を投げつつ地団駄を踏む)

カルマ > 「こなくそ! こちとら下っ端でおいしいところ貰えないってのに逃げないでもいいでしょう! ね、そう思うもんね~?」

(鬼気迫る表情とは一変してゆるい砕けた顔になると、すぐ傍を通りかかった黒猫をかがんで撫で始める。喉をごろごろ。ほのぼのとしているが、すぐ傍に半死半生の摘発対象者が転がっている)

「食べちゃいたいくらい可愛い……」

(真面目な顔に戻ると肉付きなど調べ始め)

カルマ > 「お肉ついてないの? ……たーべーなーいーよ」

(猫はやせ細っていた。スラムに豊富に食べ物があるわけもなく、ひもじい暮らしを送っているのだろう。えさをくれとねだっているのだとはわかったが、あげるものが無い。しかたがなく解放した。猫は去っていった。ヘッドセット式の無線機の電源をつけて仲間に語りかける)

「こちらカルマ。一人逃しちゃった。たぶん空飛んでるんじゃないの? うん。あとヨロシク」

(無線をきると、いかにもだるそうに戦闘不能状態のゴロツキに手錠をはめていく。いわゆる能力や魔術を封じる措置がとられているしろもの。通じない相手もいるので一概に通用するものではないが)

カルマ > 「せいっ」

(意識を取り戻しかけた男に正拳をたたきつけて沈黙させる。仲間からの返信があった。抵抗にあっており苦戦中とのことだった。拳と拳を叩き付けると、戦いの予感に笑う。平素パソコン相手に資料作成している女であると誰が気がつけるのだろうか。女はその場を後にした)

ご案内:「スラム」からカルマさんが去りました。