2015/07/21 のログ
ミウ > 後から来る少年にも気づく。
刀を振りまわすとは、結構危ない人……?
普通の人が見れば、怖がられる事は必須だ。

「確かにそうだけど、少し過剰よ。
 それと、わたしに傘が必要だと思う?
 見ての通り、この傘を自分で使う必要はないわ。
 何も、見せびらかしているわけでもないのよ」
異能という存在に警戒心があるように見える。
なるほど、確かに異能とは少々不気味な力かもしれないから、仕方がないだろうか。

「これは確かに、危ないわ……」
ジト目で、少年を見据える。

愛々之射鬼 > 「おっと、中々好い目をするな、敵意は実に美しいぞ?」

(鋭い殺気と警戒の目にものともせず、寧ろ喜ぶように目を細める)

「よいよい、斬り合うなら喜んで相手をするぞ? 二人まとめてでも大丈夫だ」

(無造作に手に持った刀を二人に向けて、心底楽しげに語る)

(構えという構えをしているようには見えないが、身体中から撒き散らした純粋な殺気は尋常ではない)

鬼道椿 > 「逆だ、異能を使う必要が…無い」
「こちらの人間じゃないだろアンタ。」
「感覚の差なんだろうがな、私から見ればそっちの方が異常だ」
「人を傷つける力を目に見える形で使っている時点でアンタもそこの…剣士も同類だ」
「その気が無いなら納めろ、そうでないのなら…斬る」

乗り気な男にため息をつく
どうしてこの区域に居る剣士はこう言った連中ばかりなのか
「おやおや、口説き文句にしてはずいぶんと無粋だな?」
「二兎追う者は一兎も得ず…と言う、欲張ると碌なことはないぞ」
殺気は受け流す、敵意を向けられるのは慣れているが
ここまでストレートな奴は久しぶりですこし笑ってしまった
自分と同じ殺気をぶつけれ戦うタイプか

ミウ > 少女に、優雅に微笑み、
「わたしが異世界の住民であるのはご名答よ。
 あなたの方は、感覚の差を認められないのね。
 自分の力をどう使っても、それはわたしの勝手よ。
 あなたにとやかく言われる筋合いはないわね」
異能を解く気はないが、敵意もないといった様子。
そして無防備であり、未だに態度は柔らかい。 

少年の方を向く。
「むしろ、戦う気満々であるが故に、鞘から刀を抜いているのね……」
呆れて、ジト目を継続。
彼は、戦闘狂だという事だろう。
確かな殺気を感じ取れる。
「二人まとめてとはまた、随分と大胆ね」
優雅に笑いながら、されぞ敵意は一切向けない。

要するにこれは、めんどう事に巻き込まれてしまった……という事である。

愛々之射鬼 > 「なに、私に木製の鞘なぞ似合わんからな、優れた鞘を使っているだけだ」

(水色の少女の呟きに、薄笑いで自分の__否、帯刀わたいれの身体を指差す)

(元々は普通の鞘があったのかもしれないが、今は担い手の精神を鞘とする化生だ)

「むう、斬り合わんのか」

(刀こそ降ろさないものの、殺気を緩めてつまらなさそうに呟く)

「同類かと思いきや担い手に従順な刀か、つまらん」

(言葉は黒髪の少女が所有する刀__紅飛沫に向けて)

(自分のように担い手を喰う刀かと思いきや、おとなしい刀のようだ)

(それとも担い手が逆に刀を喰ったのか)

鬼道椿 > 「フムン、感覚を認める、認めないじゃない」
「刀を持ち歩くのは各々の勝手だが、それを剥き出しにするのは感心しないってことだ」
「こちらの世界での常識の話だよ、傘を使わずに異能を使うのは『過剰』過ぎる」
刀から手を離すつもりはない、居合でどうとでもなる間合いだ


「おっと、そうしゃちほこばるなよ」

カシャ、カシャ、カシャッ!

買ったばかりのスマートフォン最新モデルで射鬼を写メる

「お前も納めろ…と言いたいところだが憑き物か」
「なら大人しくしろ、さもないとお前の宿主の写真をBBSに投稿し」
「危険人物と風紀委員に報告するぞ!」
決まった、女子力の高い牽制。これならばあの剣鬼にも胸を張れる…
「…言っておくが紅飛沫は偏食家でな、お前のような骨っけが多いものは好みじゃないんだよ」
そう言ってさきほど妖魔を食べたばかりで静かな紅飛沫を撫でた

ミウ > 少年の言葉に、
「優れた鞘……そういう事ね」
と納得する。
彼が自分を指差した事で、ある程度の事は察する。
「それであなたは、そんなにも斬り合いたいわけね」

そして、少女の方に振り向き、
「異能を、単なる戦闘の道具に過ぎない刀で例えるのね。
 異能というのは、戦闘以外の使い方があるものも存在するというのはご存知?
 そもそも、この島は異能の使用を禁止されているわけではないのよ」
さすがに、戦闘で使うのは違法だが……。
「この島の常識に、生活で異能を使用してはいけないなんてあったかしらね。
 むしろ、この島は異能の研究を推進しているのよ」
上品な笑みを崩さずに言う。

愛々之射鬼 > (カシャッ、という気の抜けた音とフラッシュに呆気にとられる)

(む? 首を傾げるが、先ほどの音と光の意味、そして黒髪の少女の牽制で全てを理解し__)

「っああああああぁ!?」

(響き渡る絶叫、澄まし顔から一気に変形する顔)

(風紀委員に危険物扱いをくらうということは、マトモに常世島で生活するのが難しくなることということは愛々之射鬼でも知っている)

(今自分の外見は細部こそ違うが帯刀わたいれと同一だ、つまり帯刀の生活が苦しくなり、まっとうな生活は難しくなる)

(そんなことになったら間違いなく帯刀は自分をへし折る、そして死ぬ)

(せっかく手に入れた良い担い手なのだ、何としてでもあの携帯を破壊する)

(先ほどとはうって変わって殺気立ち、黒髪の少女が持つ携帯を睨み付ける)

鬼道椿 > 「おやおやおや、刀を単なる戦闘の道具に過ぎないと?」
「傷つくね。これは、親愛なる隣人だよ」
なぁ?と同意を求めるように射鬼を見る

「冗談はさておき…傲慢な考えだな」
「研究をしたいなら研究区域で使え、日常生活を送りたいなら学生街に行け」
「場を弁えろ、変人狂人が跋扈する場所で異能を見せつける様に使えば」
「敵意悪意が無いにしろ、警戒されるのは必然だ」
「面倒事を避けたいなら異能なんぞ使わないに越したことはない」
「傘を使って生活するのも手だぞ?むしろ異能で作った傘だろそれ」
これはあてずっぽう、雨避けに異能を日常的に行使し続ける相手が傘など持ち歩くはずがない
ましてや9歳ほどの子供に傘は手に余る
そんなものを持って散歩するはずがないのだ
だから傘を取り出す異能か、大好きな傘を譲る心優しい少女のどちらか
落第街なので後者はあり得ない、何故ならここは基本的に悪人しかいない


「まてまてまて、なんでそこでさらに戦う方向に殺気が向かう!」
「まったく、どいつもこいつもバーバリアンしか居ないのかこの島は!」
「さっきから私は言ってるだろう」


「納めれば引く、と」


「どいつもこいつも戦う事しか頭にないのか!」
はぁ、とため息をつく
「平和を愛するか弱い少女は私だけのようだな…」
「下手に動けばすぐに投稿するぞ、貴様の攻撃を受け流すのは容易だ」
「その間に…分かるな?分かったら大人しくしろ、私は風邪をひいてしまう」

ミウ > 「刀が道具というのは、ものの例えよ。
 あなたにとって刀が親愛なるものだと言うなら、謝るわ」
刀をどう思っているかどうかは、人それぞれ。
別に親愛なる存在だというなら、わざわざそれを否定する事もない。

「落第街なんて場所は、混沌としているものね。
 犯罪すら、日常的に起きている場所よ。
 場を弁えると言うなら、尚更解く必要もないわね。
 警戒するなら、それはご自由にしていいわよ。
 面倒事を起こしている当人がよく言えたものだわ。
 今の状況は分かっているわね?
 あなたは今、単に自分の理念のみで、無抵抗のわたしを脅しているだけよ?」
脅しているからなんだ、というのはこちらとしてはあるけど。
ここは結構、力で解決されるスラムでもあるからだ。
「そうね。
 この傘もあなたの言う通り、異能で創りだしたものよ」
そう堂々と認めてみせる。

ミウは落第街でも、結構良い人とも出会ってきた。
悪人だらけの落第街でも、素晴らしい出会いはあるものだ。
今回の出会いで、かなり殺気だった状況になってしまったものだが。

愛々之射鬼 > (黒髪の少女の「刀は親愛なる隣人」という言葉には)

「いや別に?」

(と、笑顔で答える)

「貴女とそこの同類の関係は知らんが、私達と担い手の関係はあくまで「担い手と道具」だ
担い手が私達を捩じ伏せているから、私達は彼に従っている
そうでなくなったなら、私達は彼を喰うだろうな」

(声に冷たさはなく、ただ事実を述べるように)

(結局のところ、帯刀わたいれが強いから刀達は彼に使われてるのであって、強さの無い帯刀わたいれに興味は一切無い)


(しばらくは殺気立っていたが、「納めれば引く」という言葉に一瞬殺気が弛む)

(そしてむむむと唸ったあと)

「……むう、信じるぞ、その言葉」

(ひょい、と軽く刀を投げ捨て、両手を上げて降参のポーズ)

(投げ捨てられた刀が水溜まりを叩いた瞬間、刀は虚空に溶けるように消え失せた)

鬼道椿 > 「なぜそうなる…私は治安の悪い街で平然と異能を使っている子供に出会ったから警戒しただけだ」
「驚くだろ、普通。こんな時間にこんな場所でおまけに異能だ」
「最近は特に危険な輩が増えたと聞く」
祭りや劇でも始めるのか・・・とため息をつく
「私が刀に手を伸ばして警戒したのが過剰と言うが、それは当然だ」
「私の理念なんて難しい話じゃないよ…学生街なら気にも留めなかったさ」
「だがここは落第街だ」
「人が死んでもおかしくない街だよ」
「最初に言った感覚の差ってのはそう言う事だ、アンタ自身が強すぎるから足元の蟻の気持ちは理解できないだけだ」
「普通に考えて異能は危険すぎるんだ、だから武器を構える」

「怖いからな。」
そう言って刀から手を離す

「日常的な能力の使い方の研究っていうなら、そう言った視点で能力を使うのもアリなんじゃないのか?」
「異能で傘を使い、危険になれば刀を抜くように身を守ればいい」
「雨だけ避けるなんて精密な使い方ができるんだ、出来るだろ」

「なんだ、随分ドライなんだなお前のところは…愛が無いな、愛が」
「まずは手始めに丹念に手入れでもされてみたらどうだ?」
最近新しい鍔に入れ替えたんだ、カッコイイだろう?とウチの子自慢をする

「逆に私が襲われないか信じたいよ」

そう言ってスマホの電源を落として見せて胸元に仕舞った

ミウ > 少年……いや、刀の時論を聞くに、どうやら剣士やそれを扱う刀にもそれぞれの考え方があるようだ。
刀の世界というのも、中々に興味深いものかもしれない。
少年に宿す刀の殺気は退いていく。

「さっき言ったように、警戒するのはあなたの勝手よ。
 だけど、こちらはちゃんと戦闘の意志はないとアピールしているはずよ」
優雅に笑いながら、手を広げて武器すらない事を見せる。
その際に、傘は地面に落ちた。
最も、武器をいつでも創れるミウにとっては無意味な事だろう。
「フェ……なんとか、とかいう集団だったかしら?
 確かに落第街なら、過剰警戒して人を殺してしまっても、誰にもばれはしないわね。
 力で解決してしまえるこの場所は、やはり学生街とは別だわ」
何度も来ているので、さすがに慣れてはいる。
「わたしが強すぎると気付きながら、敵意を向けるのね。
 それは賢いとは言えないわよ?」
最も、敵意を向けられただけで、敵意を向き返す程、ミウは短気でもない。
だが逆に言えば、少女の言う通り、足元の蟻の気持ちを理解していないという傲慢さもあった。

刀から手を放す少女。
「恐怖を覚えながら、この危険な落第街に来ているのね。
 それだけの理由が何かあるのかしら?」

「わたし自身は別に、能力を研究しているわけでもないのよ。
 単に、日常的に能力を行使しているだけだわ。
 それは落第街であっても、学生街であっても変わらないわね」

愛々之射鬼 > 「ふむ、手入れか……」

(そういえば、帯刀の道具になってから手入れされたことは一度もないな、と思い出す)

「うちの担い手は気が強くて私のことが嫌いだからな、やってくれるかどうか……」

(ギリギリコース修正の余地が残ってた彼の人生を完全にコースアウトさせたからか、帯刀からの扱いは無茶苦茶悪い)

(クソポン刀呼ばわりされたり、ストレスが貯まったら愛々之射鬼で壁を殴ったり、愛々之射鬼がなんかやらかす度に塩水の刑に処したり……)

(あっこれ扱い悪すぎだな!? と今更気づいた)


(黒髪の少女が携帯を胸にしまったのを見て、脱力して軽く伸び)

「……ふあ、なんだか疲れたぞ」

(元はといえば自分から喧嘩売ったのに、ひどい言い様である)

鬼道椿 > 「まるで私を人斬りのように言うんだな、か弱い乙女の心が傷ついたよ」
「こう見えて人を斬ったことはないんだが…」
感覚の差だな、とため息をつく

「なんでここまで話がこじれたんだ?確か私は刀に手を乗せただけだが…」

ふむ、と顎に手を乗せて考え込む


「一度使い手に聞いてみたらどうだ?歩み寄ってみると前よりもキレが良くなることもある」
「人馬一体ならぬ人刀一体になれば意識を借るより鋭くなるだろう」
「…結局のところ信頼関係だな」

ミウとのやり取りも相手の出方を信用できなかったのが発端だ
私はミウが得体の知れない異能使いと見ていた
それは拗れる訳だ

「くしゅんっ!」

ミウ > 「それは悪かったわね」
素直に謝罪する。
どうやら彼女は人斬り……というわけではないようだ。

「あなたが『斬る』とか言い出すからじゃないかしら?」
ジト目で少女を見る。
「脅しに見えるわよ……」

「そういえば、わたし達、自己紹介もまだだったわね。
 わたしの名はミウよ。
 あなた達は?」
自己紹介をし、二人にもそれを求める。

愛々之射鬼 > 「むう」

(歩み寄る、といってもどう切り出せばいいかよくわからない)

(今まで担い手を喰うばかりでコミュニケーションというコミュニケーションをしたことがないのだ)

(斬り合って分かり合うならこんなに悩まずに済むのに、と考えてしまう)


「む、風邪気味か」

(そういえば黒髪の少女は人間だったな、とくしゃみの音で思い出す)

(着ている羽織を貸すという考えは無い、そもそもびしょびしょで重いし冷たいし)


「私の名か?
……愛々之射鬼《あまのじゃき》、そう呼ばれているぞ」

(さすがに帯刀わたいれの名を名乗るほど性格が悪くないので、普通に銘を名乗る)

鬼道椿 > 「『納めなければ』、な」
涼しい顔をしてジト目を受け流す
「鬼道椿だ、無礼な振る舞いをしたに違いはない。」
「それについてはすまなかった。」
「が、やはり同じ場面になれば私は斬ると言うよ」

じゃきりと背に背負った妖刀が揺れる
紅飛沫が反応するのは珍しい
「次に会ったときは二人ともよろしくたの、くしゅんっ」

「これはいかんな…早々に退散するよ、それでは」

ご案内:「スラム」から鬼道椿さんが去りました。
ミウ > 「愛々之射鬼君に、鬼道椿ちゃんね。
 よろしくね」
そう言って、優雅に微笑んでみせる。
「行くのね。
 またね、椿ちゃん。
 風邪をひかないようにね」

そして地面に落ちた傘を拾い上げる。
「せっかくだから、あなた使う?」
そして、愛々之射鬼君に傘を差し出す。

愛々之射鬼 > 「鬼道、か」

(もしかしてあの退魔の一族かー、これは惜しいことをしたなー、とか物騒なことを思いつつ、立ち去る彼女を見送る)


(ミウが差し出した傘を一瞥し、片手で制す)

「大丈夫だ、雨に濡れるのも好いものだからな」

(塩水は嫌いだが雨水は好きだ、それにこの身体は風邪を引かない)

「さて、私も帰らせてもらうぞ、そろそろ帰らないと担い手の記憶処理が間に合わんからな」

(正直こうやって帯刀の意識を閉ざせる時間は短い、さっさと帰って記憶処理を施さないと塩水漬けの刑に処されるだろう)

「ではな、次会うときは斬り合えれば良いな?」

(そう言いながら手を振り、スラムの路地に消えていった)

ご案内:「スラム」から愛々之射鬼さんが去りました。
ミウ > 傘を差し出すと、またもや断られてしまう。
この傘はいつ使われるのだろうか……。
「あなたも帰るのね。
 またね、愛々之射鬼君」
そう言って笑顔で、手を振る。
主の身を借りる刀……実に面白い。
それだけに、主の身をのっとれる時間があるのだろう。

「斬り合えれば……というけれど、わたしは見ての通り、剣士ではないのよ……」
剣や刀は確かに創りだせる。
されぞ、それを熟練の剣士のように使いこなせるかは別の話であり、ミウは単に剣や刀を『創れる』だけだ。
創った剣や刀を射出するという使い方もある。
あと、神の身体能力があれば、力技で普通に扱えなくもないが……。

ご案内:「スラム」からミウさんが去りました。