2015/08/02 のログ
ご案内:「スラム」に菊夜さんが現れました。
ご案内:「スラム」から菊夜さんが去りました。
ご案内:「スラム」に菊夜さんが現れました。
■菊夜 > 【一人、立ち尽くす少女】
【新しい『友達』を探すためにやってきたのだが】
「ひぅっ…ご、ごめんなさぁいっ!」
【人にぶつかって、相手が引くほど謝罪をしたり】
「ッ!きゃぁっ!?」
【転がっていた缶を踏みつけてコケる等々、散々な目に会っていた】
「あぅ…いたた。もう帰ろうかなぁ」
【などと呟きながら、辺りをうろついていた】
■菊夜 > 「あ、ボク?ちょっといいかなぁ…?」
【探し人…人?を探すために近くの少年に話しかける】
【彼女が死霊を使役するためには、まず使役したい死霊と話をしなくてはならない】
【入った情報には、この辺でつい先日倒れたと情報があったのだ】
【とはいえ、先日は人目の付くような場所で物騒な話をしていたせいで旧友に引かれたのだ】
【場所を変えよう、とまずは少年にもちかける】
「あっちでさ!私とお話しようよ…?大丈夫、悪いようにはしないから、イイコトだから 心配しなくていいよ?えへへ、えへへへへ」
「怖がらないでいいよ?お姉さんと、二人っきりで」
【少しでも怖がられないように不器用ながら笑みを浮かべる少女】
【言葉足らずで誤解を受けるような発言になる】
【これではまるで、少年を誑かすようなイケない女ではないか】
【怖くなった少年は、一目散に菊夜から離れていった】
「うゆぅ…やっぱ、私なんかが人に話しかけても、怖がられるんだ…私なんてどうせ…」
ご案内:「スラム」にメアさんが現れました。
■メア > 「あり、がと……」
崩れかけの掘っ建て小屋の中から少女が出てくる
手には布製の黒い袋
「……?」
これからどうしようか…そんな事を考えていると一人の少女を見かける
子供が一目散に離れていったのを見て誘拐かな?と想像する
■菊夜 > 【先日見られた旧友は、自分の『友達』の事を知っていた】
【だからこそ、聞けども多少恐れるだけで済んだのだ】
『ギャハハハハッ!!マタ覗カレテルジャアネエカ!』
【突如鳴り響く、声。この少女が出したものだろうか】
【違う、彼女がこんな地の底を震わすような声を出せる訳がない】
「えっ…っと?えっ?」
【辺りを見回す菊夜。こちらを見つめるメアを見つけるのに時間はかからなかった】
「違うんですっ!違うんですぅっ!わ、私はただ、っ、あの子が欲しいだけでっ!」
【彼女が差すあの子、とは探している死霊の事だ】
【誘拐現場のような惨状であれば、受け取る意味は変わってくるだろう】
■メア > 「………」
あの子が欲しい、そう聞いて警戒する
あの子が死霊を指しているなどと分かるはずもなく先ほど逃げていった子供を狙っているんだと誤解する
「ん……?」
彼女の声の前に妙な声が聞こえ、首を傾げた
■菊夜 > 『ホォラ、警戒シテンジャネエカ。』
「あぅ…だって、可愛いでしょ?」
『オ前ノ感覚ハ知ラネエ。ダガヨォ、誤解サレテンゾ?』
【響く声と、当然のように会話する菊夜】
『人間界デハ、コウイッタ嗜好ニ名前ヲ付ケルンダッタナァ…ショタコン?ダッタカ?』
『ナァ、オ前モソウ思ウダロ?』
【響く声に、菊夜は答えない】
【その声の主は、メアに話しかけているのだ】
「だから…いい加減姿を隠すのやめてってば」
『クカカカカ…悪イ、悪イ。コレデ見エルカァ?』
【メアから見れば、突然現れたように見えるだろう】
【以前とは違い、怒髪天のように逆立つ銀の髪】
【筋骨隆々の黒い肉体を持つ声の主】
【ヨルムが姿を現した】
■メア > 「あぁ、なる…ほど…」
声の主を見て一先ず人間でないことは察する
「ショタ、コン……
貴方、達は……異邦、人…?」
ショタコンと言われそうなのかと納得し、人間界では…
その単語から二人とも外界の住人だと予想して尋ねる
■菊夜 > 「違いますっ!違いますぅっ!私はただ、あの子を従えたいだけなんですってばあ!」
『ソレモソレデ、誤解サレルガ…間違ッテネエノガナァ?』
「わ、私は…その…色々あって…」
「お母様に、修行してこい、って放り出されたんですぅ…」
『クカカカカッ!怖エモンナァ!アノババアッ!』
『マァ、二人トモ死後ノ世界ノ出身ト思ッテクレタラ構ワネエヨ?』
『ソレヨリモダ、人ニ名乗リヲ要求スル時ハ、マズ自分ガ名乗リマショウトハ、教ワッテネェノカァ?』
【胸倉をつかみかからんとするヨルム】
【勿論、初対面の人間につかみかかれと菊夜は教わっていないので止めに入るが】
「うぅ…その、な、名前だけでも教えていただけないでしょうかっ?」
「ひっ…わ、私なんかが頭に乗っちゃってごめんなさいっ!」
■メア > 「…そう、ごめん…ね…」
掴みかかられれば簡単に小さな体は揺れるし持ち上がる
だが慣れているのか特におびえた表情は見せず
「私は、メア……一応、人間…
あと、一年生…」
そう自己紹介をする
■菊夜 > 『アァ…イイ子ダ。素直ナ子ハ好キダゼ?』
【そう言って素直に手を離すヨルム】
【その巨体を必死に止めようとしがみつく菊夜だが、ヨルムは異にも介さない】
「こんな汚水と泥水を下水を混ぜて3倍にしたようなゴミクズみたいなドロドロした根性持ってる人間なんて、覚えても意味ないだろうし」
「そんな事いったらそもそも視界に入る事が相手の脳みその容量を無駄に圧迫してr」『黙ッテロ』
【また、蹴りをあろうことか自分の主人に入れるヨルム】
【手加減はしてあるのだが、それでもこの巨体から繰り出されるパワーだ】
『コイツハ『菊夜』ッテンダ。2年生?ト聞イテイルガ、俺ハ学園ノ仕組ミナンテワカンネーシナァ』
『俺ハ『ヨルム』ッテ名前ダ。今後トモヨロシクナァ?オ嬢チャン?』
『ンデ、テメーハ何デコンナトコロニ居ルンダ?』
『マサカコイツミタイニ、誘拐ニ来タワケデモネーンダロ?』
【誘拐じゃないし、と抗議をする声は聞こえるが、ヨルムは聞こえているのか居ないのか無視をする】
■メア > 「ヨルㇺに、菊夜……よろしく…」
蹴られた効く夜を少し心配しながらヨルㇺの問いを聞くと
「買い物……」
そう言って黒い袋を掲げる
中には長短様々な釘、釘、釘、釘、釘…
布製の丈夫な袋の中にこれでもかと釘が入っている
「安くて、たくさん…もらえる…」
■菊夜 > 「わ、私の名前は…覚えなくて、大丈夫ですっ…て…」
【地面に倒れ込みながら、それでも声を上げる菊夜】
『コンナシケタ様ナ場所デ、店ヲ構エル奴ナンテイルノカァ?』
【と言いながら、強引に奪い取るかのように覗きこむヨルム】
『クックック…流石ノ俺様モ、少シ驚イタゼ?』
『コッチノ人間ハ、人ヲ呪イ殺ス為ニ道具ヲ使ワナクチャ行ケナイラシイナァ?』
【言外に、呪い殺す相手でも居るのかと問いかける】
■メア > 「呪いじゃ…ない……」
そう言って袋を手に取る
呪いではないというが初対面でこんなものを見たら呪い以外に思いつかないだろう
「だうじょう、ぶ……?」
倒れる菊夜に歩み寄り尋ねる
■菊夜 > 『ナンダァ?ソレジャア、私ハ大工サンダ。トデモ言イタイノカ?』
【小馬鹿にしたような表情を浮かべるヨルム】
「わっ、あわわわ…私なんか心配しなくてもいいんですってばっ!大丈夫です、大丈夫ですからっ」
「それよりも、あの子を知りませんか?」
【先から探している死霊だ】
『オウ、最近死ンダ人間デ、強イ奴ヲ探シテンダ』
「さっきの男の子じゃないですからねっ ほ、ほんとにっ!」
■メア > 「大工、じゃない……」
ヨルㇺにはそれだけ答える
「…ここだと、たくさん…人が、死ぬから……
分からない……」
この島では毎日数人死んでいると聞いてもあまり不思議ではない
そこから特定の人物を探すにはあの子だけでは情報が少なすぎる
■菊夜 > 【入ってきた情報も、そこまでの確定できる要素は無い】
【菊夜がわからない以上、これ以上メアに与えられる情報はないのだ】
『ンジャァ…言イ方ヲ変エヨウカ?』
『強イ奴ハ居ルカ?』
【今の彼女たちの目的は戦力の増強だ】
【先日、とある邪神に叩きのめされて以来、より強くならねば、と誓うのだ】
■メア > 「……たくさん、居るよ…
多分、貴方より…強い人……」
そう言葉を返す、先ほどから傍若無人なヨルㇺへのお返しの意味も含めて
■菊夜 > 【数瞬の後、ヨルムの立っていた地面からヒビが広がる】
『ホウ…イイジャアネエカ?キシシシ…』
『良イッ!良イジャネエカ!』
『ドウダァッ!?オ前ハッ!コノ俺ヨリ!強イノカァッ!?』
【期待の視線をメアに向けるヨルム】
【対象的に呆れかえる菊夜】
■メア > 「…さぁ…?」
相手が死後の世界の住人と言っていたのを思い出しそう告げる
殺せるのかもわからない内から決める事なんてできない
「でも、女の子を…蹴るような、人に……負けない…」
それだけははっきり告げる
二人の関係性は知らないが少なくともこんな奴には負けない、と
■菊夜 > 「もう…どうなっても知らないからね」
【そう言って距離を取る菊夜】
【彼女は戦闘には参加しないらしい】
『俺ガ悪者扱イカァ?良イゼ!ナラバマズハ小手調ベト行コウジャナイカッ!』
【邪神には普通に受け止められた、魔力を込めない正拳突き】
【それでも、大地を揺らすパワーはある】
【当たるなどとは考えていない、避けるか、受け止めるか】
【どう対処されるか、楽しそうな表情を浮かべるヨルム】
■メア > 「小手調べ……」
ふっと少女の姿が消える
「じゃぁ、私も…」
ヨルㇺの後方から声をかけ袋の中から数本の釘を取り出す
「これは…こう、使うの……」
握った釘が全て消え、実体があれば痛みと共にヨルㇺの腕の肉を裂き肌を突き破る形で釘が現れる
転移術による物体テレポートの遠距離攻撃
■菊夜 > 『避ケルカァッ!良イダロウッ!』
【後ろから声が聞こえる事に驚きは無い】
【それぐらいの芸当なら、何回も見慣れているのだ】
【ヨルムの驚いた理由は、身体の中に転移術を使われた事】
【ヨルムの構成物質は、魔力が大多数だ】
【魔力が交わるような真似、並大抵の威力では出来る筈がないのだ】
【痛みこそ少ないが、刺さった、という事実に驚きながら視線を向ける】
『ナルホドナァ…コイツハ少シ、驚イタゾ?』
【そう言いながら 異内居ない場ぁを発動させる】
【手加減できずに殺してしまう、と言った憂いがほとんどであったが】
【自分の命を護るため、という気持ちが入っていた事に気づく事は無い】
■メア > 「やっぱり、ダメ……」
転移はうまくいったがあまり効果がなさそうなのを見て必要な数だけ懐にしまい袋は地面に置く
「…結界…領域……?」
何かの結界が現れたのを見てきょろきょろと見回すが、硬化まで分かるはずもなくヨルㇺに向き直る
「子より、大…かな……」
そう呟くと地面に映るメアの影がグニャグニャと歪み始める
■菊夜 > 『カカカッ…安心シロォ!間違エテオ前ヲ殺サナイ為ニ張ッタ!』
『貴様ハコノ俺ニ殺サレルカモシレナイ。ダナンテ憂イヲ持タナクテイイゾォ?』
【口ではそう言うものの、警戒態勢を取るヨルム】
【先日は怯えて距離を取ってしまったせいで後れを取ったのだ】
【なら今回は…】
『サセルカァッ!術ガ発動スル前ニ!ソノ妨害ヲシテヤルッ!』
『出テ来イッ!俺ノ下僕共ッ!』
【発動、陰のトカゲ】
【無数の狼のような魔物が出現する】
【それでもなお、術への警戒が解ける事は無い】
■メア > 「死なない……そう…」
死ぬ心配をしなくていい…その言葉を聞いても表情は変わらない
今まで死ぬ心配などしたことがないのだから
「魔物……」
見ただけで分かる魔物達を見つめ、メアの影が巨人を形作る
「術じゃなくて、異能……」
影の巨人がその剛腕で魔物達の影を薙ぎ払う
影に加わるダメージはそのまま魔物達にも反映される
■菊夜 > 『滾レヨ!嬢チャン!ソォンナ辛気臭イ顔ダトォッ!殺シタクナッチマウッ!』
【言葉とは裏腹に、嬉々とした表情を浮かべる】
【やはり強者との戦闘はたまらない】
『オー、デッケー<的>ジャアネエカ』
【吹き飛ばされる狼たちを気にも留めず】
【大きく跳躍をするヨルム】
『次ハ狙ッタ相手ヲ潰シテミルンダナァッ!』
【今度は魔力を込めた攻撃だ】
【彼の言うとおり、巨人に攻撃を当てる事は難しくない】
『ソォラッ!』
【そんな掛け声とともに、流星の如き踵落としをふりかざす】
■メア > 「滾る…?」
無表情な瞳で見つめる
あの子なら戦闘を楽しむだろうが自分は…そんな事を考えていると相手が大きく跳躍し踵落としを放っている
「やっぱり、近接…なんだね……」
魔力を込められた一撃を影は受け止める
力技には力技、純粋な力と力のぶつかり合い
ヨルムを薙ぎ払おうと巨人は受け止めた腕を大きく振るう
「っ……」
一瞬、メアが自分の腕を抑えたのが目に映るだろう
■菊夜 > 『クハハハハッ!モットォッ!モットモットモットッ!』
『ソレトモ、オ前ハ、俺トノ殺シ合イガ詰マラナイカッ!?』
【綺麗に、とは行かないがダメージを与えた事を確信するヨルム】
【メアが痛みを覚えたのを見ると、おそらく巨人のダメージはそのままメアに与えられるのだろう】
【この巨人に打ち勝てば、メアを倒すことになる】
【そう思いさらに追撃をしようと構えた体制では、振るわれた腕に対処など出来なかった】
『…ッカァ。デケーッテノハ、ソレダケデ武器ニナルンダモンナァ?』
【先の釘とは違い、全身を打ちつけられたのだ】
【流石にダメージが出てしまう】
『マダマダ行クゼェ!コノデカブツガァッ!』
【先と同じように突進しては、また腕にはじかれてしまう】
【そう思い、懐に潜り込むヨルム】
■メア > 「殺し、合い……そんなの、じゃない…」
これはただの意地、お互いがぶつかり勝った方の意地が通る。ただそれだけ
命まで奪う必要なんてない、そんな事を思い浮かべ
「だと、思った……」
大鬼の使用中に最もわかりやすい弱点、それは超近距離でのインファイト
大きさゆえにどうしても対応が遅れる…だから
「次は、目……」
懐に入れた数本の釘を取り出し、ギリギリまでヨルㇺが迫るのを見つめる
的が近ければその分当てやすい
ご案内:「スラム」から菊夜さんが去りました。
■メア > ふと、周囲に目を向ける
スラムとはいえ往来の真ん中で暴れていたせいか周囲の人たちも怯え被害も出ている
「…場所、変える……」
転移の連続使用で菊夜、ヨルㇺの順番で触れ、三人はその場から姿を消す
ご案内:「スラム」からメアさんが去りました。