2015/08/08 のログ
■やなぎ > 「それはまるで一種の戦争ですね。」
武力によって制圧する。
自信の経験上、それよりももっと血なまぐさいものなのだが
彼の言うお祭りと似ていると思った。
ぐいと酒を煽ぐ。
彼が説明し始めると紙とペンを取り出して書き留める。彼に示されるままに窓の外を見れば、
いかにもといったロープが見えて思わず顔をしかめさせた。
もっとマシな死に場所があるだろうに。
死ぬという言葉には、遺跡というからには砂漠か何かに出るのだろうかと疑問をもちつつとりあえず紙に『水分』と追加した。
「ありがとうございます、助かりました。」
と一旦礼をはさむ。
そしてこちらも相手の目をまっすぐ見て
「わたしはやなぎと申します。方向音痴のせいでここに迷い込んでしまって。
いやぁーでも助かりました!あなたの名前も聞いてよろしいでしょうか?」
また一口酒を飲む。
そして緊張がほぐれたかのように、すっかり赤くなった顔でにっこりと微笑みかけた。
■浜崎MB > 「違うのは呼び方ぐらいだ、喧嘩、決闘、果し合い、自分の好きなように呼んで
ソイツを振るうのさ、人類が一番多く問題を解決してきた平和的な方法だぜ、わかり易くてイイだろ」
灰皿などはなく、木製のテーブルにグリグリと直接葉巻を押し付ける
そうして鎮火すると、残ったジョイントごと口の中へ放り込んで
もぐもぐと飲み込んでしまう
「あァ…出来たばかりの友人が明日の朝刊に乗ってねえ事を祈るぜ」
ヒラヒラ、と手を振る
騙してボッたくりでもやるつもりだったが、何か気が失せてしまった
力の抜ける男だ、その顔をジロジロと眺め見る、それがこの男の人格なのだろう
「マイクボマーだ、浜崎・マイクボマー、マイクボマーでひとつの名前だ、区切って呼ぶんじゃねえぞ」
テーブルに足を乗せ、くつろいだ状態で親指に硬貨を数枚乗せると、ピン、と後ろへ弾く
「ああ、やなぎ、やなぎだな…まあ、今日は俺のおごりだ、ほろ酔いのまま町をフラフラすんなよ
パンツ一枚で朝目を覚ます事になっからな、ヒャヒャヒャ!」
くつくつと肩を震わせながら相手の顔を見る
あんまり強くないのだろうが、大丈夫か?と様子を眺めて
「オイ、オメー帰れるよな?寝てくか?」
千鳥足でスラムに出ていかせて、良い展開が思い浮かばない
様子を伺うように、その顔を見る
■やなぎ > 紙とペンを乱雑に太腿のホルダーにしまいながらもなおも酒を飲み続ける。
「れもそれは、平和とは違うような気がします…」
なんだか呂律が回ってない。
中身が半分以下となっら酒瓶を口にくわえながら、
「すごい!たばこたべてる!」
などと子供のようにはしゃいだ。完全に出来上がっている。
残り少ない酒の中身を飲み干すと、にへら、と無防備に笑ってみせた。
そして相手の名前を忘れないようにと何回も呟く。
「浜崎さん…マイクボマーさん…覚えましたー!次は、わらしに奢らせてくださいね!
っとと、らいじょうぶですよ、ちゃーんと歩いて帰れまー」
立ち上がってドアの前まで行こうとするも、足がもつれて中々進まない。
諦めたかのように浜崎の顔を見ると、
「ううん、宿とかありますですか?」
警戒心などどこかにすっ飛ばされたように、軍人らしからぬへらへら笑顔でそう問うた。
■浜崎MB > 「そんなのはアレだよ、行政とかジーザスが考える事だろ
まあそうマジメんなんなよ、ラブ&ピースが大事だぜ、あとお前弱ェなあ…」
瓶一本で出来上がってしまった目の前の人物を眺めながら
あーあー…と声を漏らす、女みたいな顔して、酒も弱いか…
「勿体ねえからな、ハシャぐんじゃねえよ、水飲めよ水…」
やれやれ、といった感じで近寄って行く
あーはいはいと笑顔には口元だけで愛想笑い
「次?ああ、まあ良いけどよ、あんまりウロつかねえ方がいいな…聞いてるか?
宿なんてねえよ、女と一緒に寝る施設ならあるけどな
ホラ、ああもう…俺の部屋で寝かすから、良いな?」
そのまま手を伸ばすと、肩を抱こうとする
何もなければ、フラフラと担いでカウンターの奥へと向かい
ベッドに押し倒すように寝かせようとするだろう
■やなぎ > 「ああでもーお酒があれば世界平和も夢じゃないれす!
そう、らうあんろひーす。そして酒と肉!」
相手の気もしらずに一人酔っぱらって楽しくなっている軍人。
完全に気を許している状態である。
「聞いてますよー……ここ、あなたの家らったんですか?
すいあせん、何から何までも~。あなた、とってもいい人れすね!」
ぺこぺこと頭を下げながら共に向かい、
布団に身を預けるとすぐに寝息をたてるのだった。
■浜崎MB > 「わかった、わかったから酒臭ェ…」
自分も飲んでいる筈なのだが
他人がベロベロだと酒臭い気がするのは何故だろう
なんだかんだで事務所のベッドに寝かせる事に成功すると
ふう…と汗を拭う
「いや、俺の家っつーか事務…おい寝るの早えな…
どうすっかな、コイツ……」
寝息を立てるやなぎを見下ろす
放置してたら絶対仲間に身包みを剥がれるだろうしな…
そもそもサイフを持っているのだろうか
「ちょっと警戒するモンじゃねえか?こういう時って…」
とりあえずサイフは、俺が預かっておこう
そうだ、誰かに取られたら問題だもんな、俺が持っておくのが一番だ
そう心の中で結論付ける、これは善性からくる親切である
手を伸ばした、ポケットポケット…服をまさぐろうと
■やなぎ > 酒で火照った顔で幸せそうな表情を浮かべて眠り続けている。
時折「ごはんー」などと寝言をほざくだけで起きる気配は今のところない。
ポケットはジャケットに3か所、ズボンに2か所。
そして腰や太腿にまかれたホルダー等がいくつかある。
開けてみれば、地図や筆記用具といったものや、
拳銃、手榴弾、サバイバルナイフ、手裏剣などという武器も見つけることができるだろう。
肝心の財布はジャケットの右ポケットに詰め込まれている。
ぼろぼろの皮細工で、中身は薄っぺらいものの、数日過ごすには十分な額が入っている。
探っている途中に寝返りをうつも探すには支障はきたさないだろうか。
■浜崎MB > 「ふんふん……」
なるほど…等と関心しながら軍服のポケットをまさぐる
地図や筆記用具…これは要らないな、ペンが高値を張るほどここは世紀末じゃない
「チャカに…手榴弾?おいおい、こんな危ないモン持ち歩くなよ…
手裏剣…ンだこりゃ、観光地土産か?」
ごそごそと探りながら、ゆっくりボディチェックを行っていく
パタパタと色々探し…あった、サイフだ、中身を物色、盗っても大した金額じゃねえな…
やっぱ預かるだけにしとくか…等とブツブツ言いながら
ふと見上げると、幸せそうに眠る顔がある
「…作りは悪くねえな」
今度は、その顔を覗き込むように、手を伸ばす
おとがいに手を伸ばし、くい…と持ち上げて眺めるつもりだ
■やなぎ > 「うん……」
まだ火照ったままの顔は触れられれば薄目を開け、濁った色の紫の瞳が浜崎をとらえる。
「…どうかしました?」
まだ眠気は残っており、蚊の鳴くような声を出した。
一度空いた目は再び閉じようとしている。
■浜崎MB > 「ああ、別にどうも…」
おとがいを持ち上げると、相手と目が合った
ぼやけた視界でこちらを見る視線を、灰色の瞳が見下ろす
「ああ…そうだな…どうもしねえ、寝てて構わねえ…
ああ、寝たままでいい…が…お前ちょっと舌…出してみろよ、舌」
ゆっくり囁くような口調で、語りかける
再びまどろみに落ちるやなぎの無意識に、話しかけるように
■やなぎ > 片手で軽く目を擦り、しっかり目を開けようとしても中々うまくはいかなかった。
「舌ですか?タンなら牛がおすすめですよ…」
落ちかけの意識の中、浮かんでくるのはやはり飯のこと。
寝ぼけたことを言いながらも、少しだけ出してみるだろう。
■浜崎MB > 「そうか…まあ生憎ここには牛はいねえからな…」
ゆっくり見下ろし、そして相手が舌を出したのを見計らう
その頬にぴた、と手で触れて
上半身を乗り出すように上から覗き込み
「お前の舌で我慢したらぁ…へへ」
唇を下ろす、そのままこちらの唇で相手の舌を挟んで
絡める様に吸い付くつもりだ
■やなぎ > 「それは残ね――...」
最初は何が起こったのか夢うつつであった。
しかし意識は急速に戻って来るのだった。
「……っ!?」
舌に感じ感触に、
眠気はどこかへ吹っ飛び頭はパニック状態。
目を見開き、叫びそうになって口を開く。だが声は出ない。
相手の両肩を掴んではがそうとするだろう。
■浜崎MB > 「残念、だが代理品も中々だ、だから俺は…まあ良いと思う事にした」
上から、下へ
クチュ…と水音を立てて舌を絡めるように相手の唇に吸いつき
そのまま唇を重ね続けようと
「……ん?どうした、寝てても…良いんだぜ…」
僅かに瞳が金色がかると、膂力が少しだけ強まる
ぐい…と剥がそうとする手を、力で押しのけようと
キスを続けながら、やなぎの胸元を肌蹴させようとするだろう
空いた手はズボンへと、そのファスナーを下ろそうとするつもりだ
■やなぎ > 「ちょっ…!ちょっとまって!何か勘違いしてっ!?」
時折声を発するもふさがれてしまい、最後まで発言できずに終わる。
躍起になって逃げようとするも力の差には勝てないだろう。
ワイシャツを脱がせば、
白い素肌に無数の"鞭で叩かれたような痕"が残ってるのが見えてくる。
下を脱がそうとすると両手をすぐさま移動させて押さえはじめる。
「わたし!男なんですけど!!」
なんとか声を発し、これで相手が怯む隙を狙おうと考えているのだが―。
■浜崎MB > 「ああ?なんだ、何の手違いだ、言ってみろ」
ちら、と胸元を見る
何か倒錯的なものを感じさせる跡がある
ハン…と鼻を鳴らすが、それだけだ
別に取り立てて珍しいものではない
「ああ…知ってるが?それが…どうかしたか……」
別に男なのは見ればわかる
無防備に寝ている姿を見てなんとなく
理由なんてそんな事で十分だろう
何を怯む事も無く手を振り上げる、その尻に叩きつけるように手のひらを振り下ろし
それから鷲掴みにするつもりだ
「ほら…良いから壁に手ぇ付きな……」
唇から舌を離し、つ…と舌をうなじへ這わせながら
力任せに下に手をかける、なんなら引き裂いたって良い
左手で手首へ掴みかかり、右手で下をずり下ろそうと
■やなぎ > 「え?あれ?いやですからあなたも男ですよね!?」
予想外の反応に再び焦り始める。
ごくたまに女性と勘違いする人も確かにいたのだが、目の前の男はどうやらそうではないようだ。
「ひっ!?…」
小ぶりの尻を掴まれる感触に急に吃驚するも、おかげで逆に冷静さを取り戻していく。
目をぎゅ、とつむって耐えつつ、
下を脱がされそうになる前に、
「あなたこそ背を向けて手をあげなさい!」
腰のホルダーから拳銃を取って構えるだろう。
しかし、もしそれも預かっているのなら空振りだ。
なお、そのせいでズボンは半脱ぎ状態になっている。
■浜崎MB > 「そうだな、まあ、そうなるが…」
何か問題があるのか?とでも言うような怪訝な顔付き
別に今更そんな事は大した問題ではない、この場においては
どちらでもいいのだ
「まあゆっくり力を抜くといい…ゆっくりだ…」
ズボンに手をかけると、ゆっくりと下ろそうとする
カチャリと金属音がした、銃でも抜いたのだろう
「ああ?何だ?それで…へへ、俺の眉間を?そりゃ良いな
俺の脳が何色か調べてみるか?良いぜ」
銃口を向けられても、知らぬ顔だ
彼が引き金を引き、この距離で銃口から鉛弾が飛び出れば
いかな能力者とて死ぬだろう、俺も例外なく。
だが、そんな事は気にする風も無かった
刹那的に、目の前の肉にありつくだけだ
「よおく…狙えよ……」
囁くように言いながら、半脱ぎになったズボンに手を差し入れようとする
その尻の蕾に、ぐり、と親指を指し挿れようと
■やなぎ > 「う、撃ちますよ…」
拳銃の引き金に手をかける。殺すつもりは毛頭ない。
ここで流血沙汰を起こしたら自分の命が危ないだろう。こんな地では正当防衛と訴えても聞いてくれなさそうだ。
ただ威嚇のために出したものの、怯む様子もない相手に
再び焦りを覚えはじめたのも事実だ。
「っ…!」
彼がズボンに手を差し入れた、その時。
しびれを切らして相手の腕を狙い、拳銃の引き金を引くだろうか。
■浜崎MB > 「まだ撃ってねえのか?パッと撃てよパッと…」
ごつ、と銃口のリングが当たる、
冷やりとした感触だ、撃たれれば死ぬし、弾丸を避けれるなんてサーカスめいた事もできない
引き金を引くスピードは人間の平均で0,2秒、その指先に力がこもるのが見えた
次の瞬間…
何とも無かった。
「………プ…クヒャハハハハ!そりゃ抜くよなぁ、死んじまうからな!」
ごそごそと懐を探り、握りこんだ手を開く
乱雑にしまいこまれていた銃弾が握られている
やなぎの銃の弾丸だ
「冗談だよ、兄弟、ほんの冗談さ
ビックリしたろ?ヒャハハハハハ」
空いた手を、ポン、と彼の後頭部に当てようとする
緊張した空気を弛緩させるように笑い
「まあ、良い社会勉強ンなったろ、え?」
笑って、冗談だった、それで終わり、とでも言うように言い捨てて
ベッドから身を離そうとするだろう
■やなぎ > カチッ、と拳銃は間抜けた音を発した。
「へ?あ、へ?」
何度もカチカチ試してみるのだが、空を切るばかり。
完全に拍子抜けした後、弾は抜かれていたのだと、ネタばらしした相手に怒りを覚えたのだった。
弾のない拳銃をなおも相手に向ける。
「ふっ…ふざけないで下さい!あんなの冗談のうちにはいるものか!
許さない!!」
頭を当てられ今更怖さで身体が震えてくる。目には涙もうっすら浮かんでいた。
今は彼の笑い声や仕草一つでも恐怖を感じるのだ。
「う、うぅう奪ったものを全部返してください!」
乱れた服を整えながら叫ぶ。
■浜崎MB > 「アッハハハハハハハ!お前…笑わせンなよ」
何度も引き金を引く姿を見てさらに笑う
「まあそうキレんなって、俺じゃなかったらもっと酷い目にあってたかもしんねえだろー?
まあ俺じゃなかったら何も無かったかもしれねえけど」
へへへ!と哄笑を浮かべた後、ゆっくりベッドから離れる
コキコキとストレッチしながら、背伸びをしている
「奪ったもの?返すか?いいぜ、望みならねっとり返してやるよ、ヒヒ…」
サイフは戻してある、抜いたのは弾丸だけだ
だがそれを棚に上げ、唇に人差し指を当てた
「まあ弾丸ぐらいいいじゃねえか、抜くの大変なんだぜ、コレ」
立ち上がると、こちらもタンクトップを整える
面白かったと、満足したとでも言いたげな顔だ
■やなぎ > 「くっそーー、人を小馬鹿にしやがって!
十分酷い目に会ったんですけど。まさか男が男を狙うだなんて誰が思いますか。
うーあー、もー!牛タンとランデブーしててよ!」
心底悔しそうな顔をしながらベッドから飛び降りた。
「いいです。やっぱり返してもらわなくていいですから!」
極力浜崎から距離をとりながら所持品の確認をする。
サイフがとられてないことに気づけば意外だ、と口にした。
そして弾丸は返しても返さなくてもいい、と疲れ切った表情で呟く。
「もう……朝になるまで野宿します。あなたは信用なりません…。」
さて、もうすぐ明け方なのだがどこで休もうかと考えはじめる。
■浜崎MB > 「メスみたいな顔してたしなあ、お前さんは
まあ不可抗力って事さ、ヒヒ」
首がちょい痛い、違えたか
コキコキと音を立てながら、扉を開けた
「そうかい、ま、俺は帰るぜ
ここはただの更衣室だ、気が済むまで居るなり、帰るなり…」
クク、と含み笑いながら戸を開く
ペタペタと店の方へ出て行くと、そのまま歩いて行こう
「じゃあなあ…またどっかで会おうぜえ…」
店の中では、相変わらずの光景だ、先程とは変わらない
ひらりと手を振り、そのままそこを後にするだろう
ご案内:「スラム」から浜崎MBさんが去りました。
■やなぎ > 「ヘンな趣味……。」
何言っても口喧嘩には勝てなさそうだ。やなぎはそう言い返すので精一杯だった。
「こ、こんなところにいられるか。わたしも帰る…今度会ったら滅多打ちにしてやる!」
捨て台詞をはいて、相手が見えなくなったころにこっそりと店を出るのであった。
ご案内:「スラム」からやなぎさんが去りました。