2015/08/18 のログ
帯刀わたいれ > (さっきと同じように護符を切り刻み、トランクをオープン、
中には先込め式の古い拳銃が入っていた、弾は同梱されていないようだ)

「……先込め式? 古いタイプですね」

(手に取る、サイズは小さく、片手で扱える大きさだ、
銃は最近扱いを学びはじめたばかりだ、詳しいことはまだ知らない、
__シイン先生に見せたら詳しいことを教えてくれましたかね
この銃を見ていると、どうしてもそう考えてしまう)

「何やらかしたんですかね、シイン先生……」

(帯刀は彼の軍事指導を積極的に受けていた、「新しい力」を得るために、
愛々之射鬼の侵食こそ塞き止めているが、帯刀を喰い殺そうとしている体内の「妖刀」は数多く存在する、
そういったものに頼らなくてもいいように__喰われないように、軍事指導、特に銃の扱いを学ぼうとしていた、
しかし、バロム・ベルフォーゼ・シインが風紀委員に逮捕され、軍事指導は現在行われていない、
なんでもシインの後釜として別の軍人が来るらしい、という噂もあったが……信じることはできなかった)

帯刀わたいれ > (ただ学園て授業を受けているだけでは欲しい力は得られない、今回の件でそう学んだ、
だからこそ落第街に着た、落第街で「帯刀わたいれ」を見せないために愛々之射鬼の姿を真似てまでして、
落第街になら表に出せない呪いの品があると思ったし、実際置いてあった、
骨董屋でそこそこの値で売られていた呪いの武器を、半ば押し付けられるように買わされたが……
まあ、この武器の価値にしては安い買い物だろう)

「……んで、弾は無いんですかね、これ」

(銃を構え、適当に壁に向けてトリガーを引く、何も発射されない、
弾は同梱されていなかったし、どうすればいいのだろうか、
この銃も粘ついた怨念を秘めているし、ただのがらくたではないと思うが)

(銃身に何か詰まっているのかと思い、銃口を覗いた瞬間__ソレは吠えた、
BAN、という破裂音めいた銃声は、トリガーを引いていないというのに吠えたもの、
銃口は目に向けられていた、すなわち呪詛の銃弾は目へと正確に撃ち込まれ__
衝撃を認識するよりも速く、帯刀の体が地に打ち付けられる)

帯刀わたいれ > (普通、銃弾を目に受ければ人は死ぬ)

(それは当たり前のことだ、銃弾から脳を守るには、眼球は、肉は、骨は、あまりにも脆い、
普通の人には当たり前で、当然で、平等に死ぬこと、
__では、「普通」でない者なら?
「普通」「常識」「平等」を切り裂き、捩じ伏せるものたち、
帯刀わたいれは「そういう」ものの一人だ)

「……っぅ……あ……」

(倒れ伏した体がもぞもぞと動き、呻きながら上体を起こす、
撃たれて血で汚れた片目を抑えながら、撃たれた衝撃で落とした銃を探す、
近くに転がっていた銃を見つけると__瞬時に引きずりだした妖刀で斬りつける、
鋼色が煌めき、銃が綺麗に真っ二つになったを確認して立ち上がる)

「……っは、よくもやってくれましたね」

(撃たれた片目が痛むが、かすり傷で済んだようだ、
撃たれた瞬間__瞬時に王百足が反応し、銃弾を弾いてくれたらしい、
それでも傷は負ったが、まあ自力でも数日で治る範囲だろう)

帯刀わたいれ > (先ほど真っ二つにして銃の呪いを「吸収」したときに気づいたが、この銃の能力は「腐食」のようだ、
目には見えぬ呪詛の銃弾、付けた傷は簡単には治らず__傷口から段々と腐食し、じわりじわりと全身を呪いで覆う、
呪いの格からして実力のある拝み屋やエクソシストなら解呪できそうだが、並みの人間では後遺症が残るだろう、
自分のような人外には効きが悪そうだが、不意討ちの道具としては上々だ)

「……ったく、こりゃしばらくは眼帯付けることになりそうですね、
周りから変に思われたらめんどくさいなぁ……」

(そんなことをぼやきつつ、出したままの妖刀で近くに置いてあった呪いのショベルを切り捨てる、
ショベルの呪いが吸収されたのを確認すると、ふらふらとスラムを立ち去った)

ご案内:「スラム」から帯刀わたいれさんが去りました。
ご案内:「スラム」に白い仮面の男さんが現れました。
白い仮面の男 > 「今日は随分と騒がしく思えるね」

貧民街の人混みに混じる様に男は歩く
ゆっくりと前だけを見据えながら
この後の予定を小さく呟き考える

「違反部活検め…だったかな?
あれのせいで大通りにはいけない…それに路地裏にも素敵なレディ達は居たが、何人かは私の手に負えない」

ご案内:「スラム」に唐沢響さんが現れました。
白い仮面の男 > 「あぁ、実に困った…どこかに協力的なレディは居ないものだろうか?」

尋ねるように言葉を漏らすが周りには異邦人ばかり
彼らも優秀なサンプルにはなるが現実的な問題として

「私の手伝いはできても結果には結びつかない…いや結びつけないの方が正しいか?」

首をかしげる
喜劇の白い仮面が斜めに傾く

唐沢響 > 「今日はこの道を選んで正解だったな。今日は特に風紀委員は厄介だからなぁ…」



今日の風紀委員は取り締まりなどを行っている
響自体は今のところ心当たりのないものの、とばっちりは勘弁だと感じてこの人通りの少ない場を選んで家に帰る途中である。

白い仮面の男 > 「おや…?」

異形の者、小汚い者が多いせいか彼女は雑踏の中でも目立つ
スラリと引き締まった体にショートの銀髪

「ふむ…まだ問題点はあるが、素晴らしい」

女性が歩いてくる方向に位置取り
距離が縮まるのをじっと待つ

唐沢響 > 「帰ってからもやることある…少し急がねば…」


帰ってからもなにかやるべき事があるのだろう。
その足は早足で男が待ち伏せしているのにも気づかずにそちらの方向へと向かう。

しかし、急いでる、今日は人通りが少ないとは言えスラム地帯
当然安全な所ではないので一応<鳴神>というダガーだけは腰にかけて警戒だけは崩さずにいて

白い仮面の男 > 「やぁ、銀髪のお嬢さん
突然でこんな事を聞くのは無礼だが…君は処女だろうか?」

女性との距離がある程度近付けば初対面ではありえない質問を投げかける
腰元のダガーが目に入るが武器の携帯はここでは珍しくもない

唐沢響 > 「はぁ…。酔っ払いか?薬漬けか?どちらにしろ他所でやってろ…暇じゃないんだ」


酔っ払いもしくは薬漬けで頭がおかしくなった人物が話しかけてきたのかとそこまで大きな反応はしない


というのもここでは頭がおかしくなった人に絡まれる事などそう珍しくもないはなしである。


相手の質問を無視して追い払うようにそう言う
少し脅しのつもりでダガーに手をかけてみて

白い仮面の男 > 「ふむ、これは君が思っている以上に重要なんだが…仕方ない」

答える気は皆無であろう女性に向けてため息を漏らす
なぜこうも全て平和的にいかないのか…

「では君の体を調べさせてもらうとしよう」

そう仮面の男が告げると
二人から少々離れた場所から土煙を巻き上げ全身コートにフードを被った
大男が人や異邦人を吹き飛ばしながら一直線にこちらへ向かってくる

唐沢響 > 「他でやってな。」


そういってこの場を後にしようとする
このような無秩序にも等しい場所では何が起こるか分からない。

帰ろうとするときも警戒心だけはあり気を付けていたが



「なんだ…?あれは…」


警戒していたから気がつけた。
人などを吹き飛ばしながらこちらにやってくる時点でイヤな予感しかしない。

後ろに下がりながらダガーを二本構える
どうやら少々荒事になりかねない

白い仮面の男 > 「私は目の前に来たチャンスを捨てるような真似は出来なくてね…あぁ、暴力とはかくも悲しいものだ」

物憂げに呟く男とは正反対に
真正面から人をゴミの様に蹴散らしながら一直線に女性へと大男は迫る
フードの奥には蜥蜴にも似た爬虫類独特の目が爛々と黄色く輝き女性だけを見据える

唐沢響 > 「ふん…要は力づくってことか…!アンタ、絶対モテないぞ!」



叫びにも近いような声を張り上げどうにかしようと一瞬のうちに考える
最初はただの妄言なのかと思ってたが男の言葉がだんだんと本気のように思えてくる


向かってくる大男に対しては応戦を選択。
逃げるもしくは後ろにさがるのではなく逆に男に向けて走る。


突進をギリギリの所で回避しながら一気に後ろへと回り込む。
そしてそのまま体制を低くし、大男には体重が集中する脚部にへとダガーで斬りかかろうとして

白い仮面の男 > 「だろうね、だが…それも仕方ない」

仕方ない、そう呟いた頃にはもう眼前に大男が
だが女性の回避の方が早く足に一閃
ギン!とまるで更迭に叩き付けたような衝撃が手に走るだろう

「ふむ、動きも見事…これは健康状態は安心と言える」

満足そうに頷き大男は停止し女性に向き直る
確かに重心の置かれた部分に斬りかかったはずなのにその重心は全くぶれない
見た目以上に重いのかはたまた別の理由か

唐沢響 > 「効かない…。何者だお前ら?」


初手は男よりもこちらの方がスピードは上手。
後は肉を引き裂くような手応えを感じるだけ


その予想は外れ、全く違う手応えで大男にはダメージはあまり入っていないようにも見える。
痺れる手でダガー<鳴神>を納刀。

代わりに異能を使い、まるで何もないところから武器が表れるように大剣<朔姫>をとりだす。
火力がないならば押し通すと考えて

白い仮面の男 > 「ふむ、まぁ確かにこれでは不公平だね…こういうことだよ」

大男がコートを引き裂くように脱ぎ捨てる
中から現れた者を見て周りの野次馬たちは声をあげ逃げ出す

強靭な爪に鋭い牙、爬虫類独特の瞳にその巨躯は鍛え上げられたリザードマン
不気味な点と言えば全身半分以上、それも8割ほどが機械化され妙な武装や装甲に覆われていることだろう
無理やり混ぜ合わせたような気持ち悪いオブジェ、そんなものを前にしながら仮面の男は語る

「反竜反人のリザードマンと機械の融合、それのプロトタイプ機竜。
できれば魔術も組み込みたかったがそれでは原型がもたないのでね…
少々美しさに欠けるが、そこはまぁご愛敬という事だ」

爛々と輝く瞳で機竜と呼んだリザードマンが女性を睨む

ご案内:「スラム」に唐沢響さんが現れました。
ご案内:「スラム」に唐沢響さんが現れました。
ご案内:「スラム」に唐沢響さんが現れました。
ご案内:「スラム」に唐沢響さんが現れました。
ご案内:「スラム」に唐沢響さんが現れました。
ご案内:「スラム」に唐沢響さんが現れました。
ご案内:「スラム」に唐沢響さんが現れました。
唐沢響 > 「ハーフリザードマンに、それを機械化…無茶苦茶な人体改造だな!マッドサイエンティスト」



その明らかに無茶苦茶な改造をしたリザードマンを見て率直な感想を言い放つ。
相手が聞いてもないのに語るのをみてまるでマッドサイエンティストだと感じて勝手にそう呼ぶ


「人を人として見れないのか…私が言うのもあれだがあわれというべきか」


と言いながら大剣を構えて戦闘体制をとる

白い仮面の男 > 「マッドサイエンス、大いに結構。
私の目標の為ならそう言った新たな分野も多く取り入れていくべきだからね」

剣を構える女性を睨んでいたリザードマンの口が大きく開き
次の瞬間には炎が渦の様に吐き出される
<<ファイァブレス>>お伽話の中の竜が放つ技が目の前に迫る