2015/10/05 のログ
ご案内:「スラム」に鎧の悪魔さんが現れました。
鎧の悪魔 > (スラムに現れる3m超えの巨躯
明らかに場違いな黒い西洋甲冑である

それが裏路地を歩くさまは、さながら何かのイベントのようですらある

異様な出で立ちではあるが、珍しいこと自体珍しくないこの島においては、まあ理解は出来るだろうか)

鎧の悪魔 > ……。

(あからさまに怪しいのではあるが、それでも通りのチンピラ共には明らかに邪魔になる
図体は大きい物の、自らを何か誇示するでもなく、ただゆっくりと歩くだけである

特に理由もなく歩くその姿に、チンピラから声が掛かる
いわゆる「ここを通るなら金を置いていけ、それが嫌なら別の通りを通れ」というやつだ

鎧は特に見下ろすでもなく、態度を荒げるでもなく

……ただ、その大きくごつい腕をゆっくりと差し出した)

鎧の悪魔 > (襲うでもない、戦うでもない、争う姿勢などまるで見せていない
ただ、その腕を差し出し……そっと、男に触れた

ただそれだけだ

……であるにもかかわらず、男は壁にたたきつけられるほど吹き飛んだ
そのままもんどり打って倒れ、気を失う)

鎧の悪魔 > (見ようによっては、男か勝手に吹き飛んだように見えるかもしれない

だが実際のところ、男は触れただけで吹き飛んだ
勝手に吹き飛んだように思うのは、触れただけで吹き飛んだなどという馬鹿げた現実を認めたくないだけだ
ありえない

だが、この大きな西洋鎧はそんな馬鹿げたことを現実にした

現実は残酷である、起こったことは全て事実である
つまり、よくはわからないが、このでかい鎧は触れただけで人を吹き飛ばす力を持っている

情報としてはそれで十分だった)

鎧の悪魔 > (鎧は吹き飛んだ男を一瞥すると、何事もなかったかのように先へ進む
特にそれ以上何をするでもない

動作が早いわけでもないし、力をひけらかすわけでもない
が、鎧はこの一件だけで十分だった

何をするわけでもないが、その巨躯と内容がチンピラごときには扱えない案件であると確定する)

鎧の悪魔 > ……。

(鎧はそのまま何をするわけでもなく、その歩を進めた
何事もなかったかのようだ)

鎧の悪魔 > (そのまま、何をするわけでもなく鎧は歩き去った)
ご案内:「スラム」から鎧の悪魔さんが去りました。