2016/05/09 のログ
ご案内:「スラム」に東郷月新さんが現れました。
東郷月新 > スラムの一角。
東郷はここの顔役に挨拶に来ていた。
先日、風紀委員とドンパチした挙句に何人か斬っているので、追求が厳しいのだ。そういう義理は、ここで生きていく分には欠かせない。

「いやぁ、お世話になりますなぁ」

東郷はにこにこしながら首領の男に頭を下げる。
首領はやれやれと首を振るも、東郷を無下に扱う事はしない。

東郷月新 > 落第街は学園都市の一部でありながら、なかば治外法権の独立した地域となっている。
いわば、学園都市の暗部であり、学園とは「別の国」である。
ここに潜む限りは、風紀委員や公安委員もそう簡単に手出しは出来ない。
もっとも、やりすぎれば落第街と風紀・公安との全面戦争になるだろう。
だからこそ、加減は必要なのだが――

「あんたが落第街に入り込んできた奴を相手にする分にはかまわねえよ」

そう、ここは落第街。
入ってきた奴が命知らずなだけである。